「サントリーウイスキー」世界で愛されるジャバニーズウイスキーの代表銘柄を紹介
サントリーは国産ウイスキーの創始者として、世界中で愛されるジャパニーズウイスキーの数々を生み出してきました。定番ウイスキーとして圧倒的な知名度を誇る「角瓶」「オールド」から、世界に誇るシングルモルト「山崎」「白州」まで、数多くの種類をもつサントリーのウイスキーを紹介します。
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サントリーウイスキーの種類1:ブレンデッドウイスキー
出典:サントリーサイト
サントリーのウイスキーの種類がどれほどあるか、知っていますか? サントリーの公式サイトで国産ウイスキーのラインナップを見てみると、なんと11種類もの銘柄がラインナップされています。
その大半を占めるのが「ブレンデッドウイスキー」。大麦麦芽のみを原料としたモルト原酒と、トウモロコシや小麦などの穀物も原料としたグレーン原酒をブレンドしたウイスキーです。
「白札(しろふだ)」:1929年、「赤札(あかふだ)」:1930年
そもそも、サントリーが昭和4年(1929年)に本格国産ウイスキー第1号として生み出した「白札」や、その翌年に発売された「赤札」もブレンデッドウイスキーでした。
いずれもスコッチウイスキーの影響が強く、まだウイスキー慣れしていない日本人の口には合わなかったことから評価は芳しくありませんでしたが、その後も改良が重ねられ、「白札」は「サントリーウイスキーホワイト」、「赤札」は「サントリーウイスキーレッド」として現在も発売中です。
「角瓶」:1937年
「白札」「赤札」を経て、日本人の繊細な味覚に合ったウイスキー造りを追求し続けた結果、昭和12年(1937年)に誕生した理想のブレンデッドウイスキーが「角瓶」です。それから80年が経過した現在に至るまで、日本を代表するウイスキーのロングセラーブランドとなっています。
「トリス」:1946年
その後、戦後間もない昭和21年(1946年)には、より手軽にたのしめる銘柄として「トリス」が発売。ユーモラスなキャラクター「アンクルトリス」とともに、国内にウイスキーを広く浸透させる役割を果たしました。
「サントリーオールド」:1950年
さらに、昭和25年(1950年)には、スコッチの亜流を脱した“国産ウイスキーの最高峰”とも呼べる「サントリーオールド」が誕生。ずんぐりとしたボトルの形状から「だるま」と呼び親しまれ、ロングセラーブランドのひとつになっています。
SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(アオ)
サントリーの新たな挑戦!世界5大ウイスキー産地(日本、アイルランド、スコットランド、アメリカ、カナダ)の自社蒸溜所で造られた、それぞれ個性の異なる原酒を使用。サントリー5代目チーフブレンダー福與伸二氏の指揮のもと、知恵とノウハウを注ぎ込み絶妙にブレンドすることで誕生したSUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」。1本に世界5大ウイスキーの魅力が詰まった前例のないウイスキーです。
サントリーウイスキーの種類2:高級ブレンデッドウイスキー
出典:サントリーサイト
サントリーのウイスキーの種類の大半を占めるブレンデッドウイスキーのなかでも、公式サイトで上段に掲載されているのが、「響」「ローヤル」「スペシャルリザーブ」といった、高級ブレンデッドウイスキーです。
「ローヤル」:1960年
「ローヤル」は昭和35年(1960年)、サントリーの創業60周年を記念して発売された銘柄。サントリーの創業者にして、初代マスターブレンダーである鳥井信治郎氏が追い求めてきた“黄金比”によって生まれた、まさに“到達点”といえる逸品です。
高級ウイスキーとして発売され、富裕層が贈答品として買い求める銘柄として人気を博しました。
「スペシャルリザーブ」:1969年
「スペシャルリザーブ」は、昭和44年(1969年)に誕生した銘柄です。多彩な原酒をブレンドした、華やかに薫り立つウイスキーとして、サントリーの新たな看板商品となりました。
「響(ひびき)」:1989年
これら数々のブレンデッドウイスキーの歴史を礎に、サントリーの創業90周年にあたる1989年に、最高峰のブレンデッドウイスキーとして誕生したのが「響」です。
華やかな香りと、奥深くもやわらかな味わいが特徴です。
※「響17年」は現在、販売休止中です。
サントリーウイスキーの種類3:シングルモルト
出典:サントリーサイト
サントリーのウイスキーの種類はブレンデッドウイスキーだけではありません。サントリーの公式サイトでは、「モルト」として「山崎」「白州」が、「グレーン」として「知多」が掲載されています。
「山崎(やまざき)」:1984年
ここでの「モルト」とは、単一の蒸溜所で造られたモルト原酒だけを使用した「シングルモルトウイスキー」のこと。
「山崎」はその銘柄名からわかるように、日本初のウイスキー蒸溜所・山崎蒸溜所で造られたシングルモルト。昭和59年(1984年)に発売されて以来、世界中のウイスキー愛好家から高い評価を獲得しています。
「白州(はくしゅう)」:1973年
「白州」は、サントリーが国産ウイスキー造りの第二の拠点として昭和48年(1973年)に建設した白州蒸溜所で造られるシングルモルト。標高約700メートルの高地に位置する、森に囲まれた蒸溜所で育まれただけに、すがすがしい香りとすっきりとした味わいがたのしめます。
「知多(ちた)」:1972年
「知多」は昭和47年(1972年)に建設された知多蒸溜所で造られるグレーン原酒のみを使った「シングルグレーンウイスキー」です。
個性のはっきりしたモルト原酒にくらべて、グレーン原酒は穏やかでクセがないのが特徴。このため、ブレンデッドウイスキー造りにおいて、前面に出ることなく飲みやすい口当たりを支える“陰の立役者”という役割を果たしてきました。
多彩なグレーン原酒を組み合わせて生まれた「知多」は、穏やかな飲み口のなかに複雑な味わいをもつ、画期的なウイスキーとして高く評価されています。
サントリーのウイスキーの種類の多彩さからは、サントリーがウイスキー造りにかける情熱と、その歴史の厚みが感じられます。最近では、世界各地に所有する蒸溜所で造られた原酒をブレンドしたSUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao(アオ)」を新たに発売するなど、その種類は今後もさらに充実していくことでしょう。
販売元:サントリー株式会社
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