泡盛のおいしい飲み方は多種多様、いろいろと試してみよう!

泡盛の飲み方は、水割りやロックといったスタンダードなものから、コーヒー割りや豆乳割りなど意外な組み合わせまで、じつにさまざまです。ここでは泡盛の人気の飲み方、そして自分で泡盛を飲むときにおいしく作るコツなどを紹介していきます。
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泡盛の飲み方の基本を知ろう

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泡盛は、600年以上の歴史を誇る沖縄のお酒で、日本で初めて造られた蒸留酒ともいわれています。タイ米と黒麹菌で造られるため、タイ米特有の甘さと香りが魅力のお酒です。
泡盛の飲み方としては、ロック、水割り、お湯割りなどが定番ですが、冷凍庫でキンキンに冷やしても、熱燗にしてもおいしくいただけるという万能ぶりは、あまり類をみないお酒といえるでしょう。一方で、日本バーテンダー協会主催で「アワモリカクテルコンペティション」が定期的に開催されるなど、カクテルベースとしての需要も高まっているようです。
地元・沖縄では食中酒として水割りがよく飲まれます。その際にオススメなのが、長期熟成された「古酒(クース)」よりも、むしろ三年未満の一般酒。独特の香りも味もまだ若く、お料理を引き立ててくれます。
泡盛の飲み方① ロック、水割り、お湯割り

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泡盛の飲み方で代表的なのは、ロック、水割り、お湯割りです。
泡盛の風味をよりたのしみたい人には、ロックがおすすめ。大きめの氷を入れて、溶けるにつれての味の変化をゆっくりと感じてください。丸みのあるグラスなら、ふんわりと立ち上がるアロマも堪能できます。
泡盛を水割りでたのしむ際のポイントは、泡盛と水との割合。泡盛はアルコール度数30度のものが多いので、まずは5対5で割ってみてください。割ったときにアルコール度数15%になるくらいが、ほのかな甘みも残っていい頃合いです。あとは、好みにあわせてベストな割合を見つけてください。
冷え性の女性も含め、近年、季節を問わず人気のお湯割りをたのしむポイントは、グラスに注ぐ順番です。最初にお湯を入れ、あとから泡盛を注ぐと、味も香りがやさしくなります。あまり高温のお湯だと香りが飛んでしまうので70度くらいがベスト。レモンなど柑橘類をちょっと絞ると、さわやかさがプラスされます。
泡盛の飲み方② 泡盛カクテル

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泡盛の飲み方のなかでも、最近、盛り上がりを見せているのがカクテル。モヒート風など新たなカクテルが次々と生まれています。
シークワーサーやマンゴーなど、沖縄産フルーツとの相性は抜群で、作り方も、炭酸で割った泡盛に果汁を入れるだけとカンタン。混ぜすぎると炭酸が飛んでしまうので、マドラーを上下に2、3回動かす程度にとどめておいてください。
牛乳や豆乳、コーヒー割りも人気の飲み方です。好みにもよりますが、泡盛3に対し、これらを7で割る比率がおすすめです。意外なところでは、黒ホッピー割りの人気がじわじわと高まっているようです。こちらもつい飲みすぎるおいしさです。
多種多様な飲み方でたのしめる泡盛の懐の深さは、沖縄のおおらかさそのもの。みなさんもぜひ、お気に入りの飲み方を見つけてください。
