「ラムコーク」はお酒初心者も酒好きもたのしめるカクテル! 作り方や「キューバリブレ」との違いを解説

「ラムコーク」はお酒初心者も酒好きもたのしめるカクテル! 作り方や「キューバリブレ」との違いを解説
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「ラムコーク」は、ラム酒独特の香味とコーラの爽快感がたのしめるポピュラーなロングカクテル。「キューバリブレ」と呼ばれることもありますが、じつは別のカクテルだという説も。今回は、「ラムコーク」の特徴や魅力、おいしい飲み方について解説していきます。

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「ラムコーク」ってどんなカクテル?

「ラムコーク」ってどんなカクテル?

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「ラムコーク」は英語で「Rum and Coke」

「ラムコーク」は、英語で「Rum and Coke」。その名のとおり、ベースとなるラム酒にコーク(コーラ)を加えるだけのシンプルなカクテルです。「ラムコーラ」と呼ばれることもあります。

「ラムコーク」は、自宅でもかんたんに作れる手軽さと爽やかなのどごしで、女性やアルコール初心者に親しまれていますが、ベースとなるラム酒の種類や量、ちょい足しテク次第で、通好みのカクテルにも変身。そのフレキシブルさで、幅広い層に支持されています。

「ラムコーク」のベースに使うラム酒の種類

ラム酒を見た目の色で分類すると、以下の3つのタイプに分けられます。

◇ホワイトラム
活性炭などでろ過した無色透明のラム酒。雑味の少ない味わいは、カクテルベースに最適です。

◇ゴールドラム◇
樽熟成によりほんのり色づいた琥珀色のラム酒。ホワイトラムとダークラムの中間的な味わい。

◇ダークラム
内側を焦がしたオーク樽で3年以上熟成させた濃褐色のラム酒。豊かな風味と芳醇な香りが特徴で、お菓子作りにも用いられます。

なお、「ラムコーク」のベースには一般にホワイトラムを使用しますが、風味豊かなゴールドラムや芳醇でコクのあるダークラムを用いることもあります。

「ラムコーク」の材料にまつわるトリビア

「ラムコーク」の「コーク(Coke)」は「コカ・コーラ」の愛称で商標登録もされていることから、割り材は「コカ・コーラ」でなければならないという説もあるようですが、実際はほかの銘柄のコーラが使われることもあります。

ちなみに、コーラの代わりに「ドクターペッパー」で割ると、「ウィッチ・ドクター」というカクテルになります。スパイシーな甘さがお好みの人は、ぜひ試してみてください。

「ラムコーク」は「キューバリブレ」と呼ばれることもある

「ラムコーク」は「キューバリブレ」と呼ばれることもある

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「ラムコーク」と「キューバリブレ」の違い

ラム酒をコーラで割る飲み方といえば、「ラムコーク」よりも、「キューバリブレ」というカクテル名のほうが馴染み深いという人もいるかもしれません。「ラムコーク」は「キューバリブレ」と呼ばれることもありますが、両者の違いは諸説語り継がれています。

◇レシピ上の違い
「ラムコーク」のおもな材料はラム酒とコーラで、好みでライムやレモンを搾るのに対し、「キューバリブレ」はラム酒とコーラにライムジュースやライム果汁を加えるのが一般的です。後者はレモンではなくライムに限定されるのがポイント。

◇ベースとなるラム酒の違い
「ラムコーク」に使われるラム酒は種類が限定されてないのに対して、「キューバリブレ」はホワイトラムを使用するという説があります。とはいえ、キューバで創業し、「キューバリブレ」の人気に貢献したバカルディ社のレシピではゴールドラムを推奨しています。

◇ラム酒の産地の違い
「ラムコーク」はラム酒の産地を問いませんが、「キューバリブレ」ではキューバ産ラム酒を用いることが多いようです。

ほかに、「ラムコーク」はラム酒のコーラ割りという割り方を表した名称で、「キューバリブレ」は正式なカクテル名、呼び方が違うだけでどちらも同じお酒という説もあります。いずれにしても、明確な違いはなさそうです。

「キューバリブレ」の語源とルーツ

「キューバリブレ」は、キューバ独立を祝って誕生したカクテル。その名前は、スペイン帝国からの独立を賭けた戦いの合言葉「Viva Cuba Libre(キューバの自由万歳)」に由来します。「リブレ(Libre)」はスペイン語で「自由」という意味です。

キューバ独立戦争はのちに米西戦争に発展しますが、アメリカがスペインに勝利したことで、キューバは独立を果たします。キューバを代表するラム酒とアメリカの国民的飲料であるコークのマリアージュが完成したのは、こうした所以です。

「ラムコーク」のおいしい作り方

「ラムコーク」のおいしい作り方

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「ラムコーク」の基本的な作り方

「ラムコーク」の作り方はいたってシンプルです。

<材料>
ラム酒(ホワイトラム)…約30ミリリットル
コーラ…適量
氷…適量

<作り方>
氷を入れたタンブラーにラム酒を注ぎ、コーラを加えます。ラム酒の量は30ミリリットルが目安ですが、お好みで増減してください。

「ラムコーク」のアレンジレシピ

「ラムコーク」にライムを加えることで、爽やかさが際立ちます。

ライムを加える場合は、氷を入れる前にグラスに搾ってグラスに落とし、氷の下に沈めるとよいでしょう。ライムの代わりにライムジュースやレモンを入れてもおいしくいただけます。

また、ベースのホワイトラムをゴールドラムやダークラムで代用すると、ラム独特の風味や香りをたのしむことができます。


ラム酒とコーラは、甘味や香り、風味をバランスよく引き立て合う最強のコンビです。ベースとなるラム酒の銘柄はもちろんですが、コーラの種類によっても味わいは変わってくるので、お気に入りの組み合わせを探してみてください。カロリーが気になる人には、ダイエットコークの使用もおすすめです。

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