「ラムコーク」はお酒初心者も酒好きもたのしめるカクテル! 作り方や「キューバリブレ」との違いを解説
「ラムコーク」は、ラム酒独特の香味とコーラの爽快感がたのしめるポピュラーなロングカクテル。「キューバリブレ」と呼ばれることもありますが、じつは別のカクテルだという説も。今回は、「ラムコーク」の特徴や魅力、おいしい飲み方について解説していきます。
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目次
- 「ラムコーク」ってどんなカクテル?
- 「ラムコーク」は「キューバリブレ」と呼ばれることもある
- 「ラムコーク」のおいしい作り方
「ラムコーク」と「キューバリブレ」の違い
ラム酒をコーラで割る飲み方といえば、「ラムコーク」よりも、「キューバリブレ」というカクテル名のほうが馴染み深いという人もいるかもしれません。「ラムコーク」は「キューバリブレ」と呼ばれることもありますが、両者の違いは諸説語り継がれています。
◇レシピ上の違い
「ラムコーク」のおもな材料はラム酒とコーラで、好みでライムやレモンを搾るのに対し、「キューバリブレ」はラム酒とコーラにライムジュースやライム果汁を加えるのが一般的です。後者はレモンではなくライムに限定されるのがポイント。
◇ベースとなるラム酒の違い
「ラムコーク」に使われるラム酒は種類が限定されてないのに対して、「キューバリブレ」はホワイトラムを使用するという説があります。とはいえ、キューバで創業し、「キューバリブレ」の人気に貢献したバカルディ社のレシピではゴールドラムを推奨しています。
◇ラム酒の産地の違い
「ラムコーク」はラム酒の産地を問いませんが、「キューバリブレ」ではキューバ産ラム酒を用いることが多いようです。
ほかに、「ラムコーク」はラム酒のコーラ割りという割り方を表した名称で、「キューバリブレ」は正式なカクテル名、呼び方が違うだけでどちらも同じお酒という説もあります。いずれにしても、明確な違いはなさそうです。
「キューバリブレ」の語源とルーツ
「キューバリブレ」は、キューバ独立を祝って誕生したカクテル。その名前は、スペイン帝国からの独立を賭けた戦いの合言葉「Viva Cuba Libre(キューバの自由万歳)」に由来します。「リブレ(Libre)」はスペイン語で「自由」という意味です。
キューバ独立戦争はのちに米西戦争に発展しますが、アメリカがスペインに勝利したことで、キューバは独立を果たします。キューバを代表するラム酒とアメリカの国民的飲料であるコークのマリアージュが完成したのは、こうした所以です。
「ラムコーク」のおいしい作り方
IriGri/ Shutterstock.com
「ラムコーク」の基本的な作り方
「ラムコーク」の作り方はいたってシンプルです。
<材料>
ラム酒(ホワイトラム)…約30ミリリットル
コーラ…適量
氷…適量
<作り方>
氷を入れたタンブラーにラム酒を注ぎ、コーラを加えます。ラム酒の量は30ミリリットルが目安ですが、お好みで増減してください。
「ラムコーク」のアレンジレシピ
「ラムコーク」にライムを加えることで、爽やかさが際立ちます。
ライムを加える場合は、氷を入れる前にグラスに搾ってグラスに落とし、氷の下に沈めるとよいでしょう。ライムの代わりにライムジュースやレモンを入れてもおいしくいただけます。
また、ベースのホワイトラムをゴールドラムやダークラムで代用すると、ラム独特の風味や香りをたのしむことができます。
ラム酒とコーラは、甘味や香り、風味をバランスよく引き立て合う最強のコンビです。ベースとなるラム酒の銘柄はもちろんですが、コーラの種類によっても味わいは変わってくるので、お気に入りの組み合わせを探してみてください。カロリーが気になる人には、ダイエットコークの使用もおすすめです。
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