長崎の焼酎【なでしこ】なでしこの花酵母で仕込んだ上品な麦焼酎

長崎の焼酎【なでしこ】なでしこの花酵母で仕込んだ上品な麦焼酎
出典 : i_fleurs/ Shutterstock.com

「なでしこ」は「壱岐の島」や「壱岐っ娘」などの人気銘柄で知られる壱岐焼酎の蔵元、壱岐の蔵酒造が、撫子(なでしこ)の花から分離した花酵母で造った日本初の麦焼酎。サッカー日本女子代表「なでしこジャパン」の活躍で話題を集めた注目銘柄です。

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「なでしこ」は世界が認める麦焼酎

「なでしこ」は世界が認める麦焼酎

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「なでしこ」を生んだ壱岐の蔵酒造は、WTO(世界貿易機関)により地理的表示が認められた「壱岐焼酎」の蔵元のひとつです。

麦焼酎の発祥地として知られる壱岐島では、16世紀以来、500年にわたって、この島独自の製法で焼酎を造り続けてきました。そんな壱岐焼酎の歴史と伝統を広く全国に発信すべく、6つの焼酎蔵が合同して昭和59年(1984年)に誕生したのが、壱岐の蔵酒造の前身である「壱岐焼酎協業組合」であり、2010年に現在の社名に改めています。

壱岐の蔵酒造では、島に伝わる伝統的な技法を大切にしながらも、新しい焼酎造りへのチャレンジを続けています。そのひとつが、20世紀末に生み出された天然酵母の採取法を用いて造られる「花酵母」の活用です。
花酵母は、それぞれ母体とする花由来の香りをもたらしますが、壱岐の蔵酒造が注目したのは、上品で華やかな香りをもつ撫子(なでしこ)の花酵母でした。とはいえ、花酵母を焼酎造りに用いるのは国内でも初めての試み。容易なことではありませんでしたが、匠の技と発酵の工夫により困難を克服し、2003年に麦焼酎「なでしこ」を発売しました。

発売当初から焼酎通のあいだで話題となった「なでしこ」ですが、全国区となったのは2011年のこと。サッカー日本女子代表が「FIFA女子ワールドカップ」で優勝したのを機に、「なでしこジャパン」のイメージにふさわしい焼酎として、大きな話題を集めたのです。

「なでしこ」の上品な味わいの秘密

「なでしこ」の上品な味わいの秘密

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「なでしこ」の特徴は、なんといっても撫子の花酵母ならではの上品で華やかな香りと味わいです。淡いピンクのラベルが馴染んだ磨りガラスのボトルから滴る雫を口に含むと、軽やかな花の香りがほんのりと立ち上がります。

「なでしこ」のおいしさの秘密はこの花の香りにありますが、これを引き出すまでには、造り手である壱岐の蔵酒造の長きにわたる試行錯誤がありました。
花酵母には独自の香りという他にない魅力があるものの、焼酎造りに使われる麹の酸が強いため、もろみの発酵が進みにくいという難点がありました。壱岐の蔵酒造では、低温でじっくり仕込むことで、この難題をクリア。撫子の花がもつ軽やかな香りと、上品で華やかな味わいを実現させたのです。

「なでしこ」を味わう際に、こうした開発秘話を頭に入れておくと、その魅力をより深くたのしむことができるかもしれません。

「なでしこ」の華やかな香りをたのしむには?

「なでしこ」の華やかな香りをたのしむには?

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「なでしこ」の魅力でもある、撫子の花の香りを最大限にたのしむには、ロックがいちおし。大きめの氷を入れたグラスに注いで、ゆるやかな味の変化を堪能してください。

焼酎を飲み慣れていないという場合は、水割りでいただくとよいでしょう。水と混ぜることでまろやかさが引き立ち、軽やかで華のある風味をたのしむことができます。

「なでしこ」は柑橘類との相性も抜群。フレッシュジュースで割ってもおいしくいただけます。壱岐の蔵酒造の公式サイトでは、「なでしこ」とオレンジビター、ドライベルモットで作るショートカクテル「NADESHIKO」のレシピを紹介しているので、興味のある人はそちらもチェックしてみてください。

「なでしこ」の華やかな味わいは、晴れの日や記念日など、特別な日にも最適。大切な人への贈り物としても重宝しそうです。

製造元:壱岐の蔵酒造株式会社
公式サイトはこちら

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