長崎の焼酎【壱岐の島(いきのしま)】麦焼酎発祥の地が育む究極の食中酒
「壱岐の島」は、麦焼酎発祥の地、壱岐島で伝統的な麦焼酎造りを続けてきた6つの蔵元が、そのノウハウを結集して巧みな技で創り上げた入魂の壱岐焼酎。どんな料理とも合うことから“究極の食中酒”と称され、国内外で親しまれています。
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「壱岐の島」は、壱岐の老舗蔵が結集して生み出した壱岐焼酎
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「壱岐の島」を造るのは、壱岐島中央部で酒蔵を営む壱岐の島酒造。昭和59年(1984年)の設立と、その歴史は比較的浅いように感じられるかもしれませんが、詳しく調べると、そうではないことがわかります。
壱岐島は、16世紀以来、500年にわたる歴史を誇る麦焼酎発祥の地。島では古くから豊富な穀類と良質な地下水を用いた焼酎造りが行われ、この島ならではの伝統製法を育んできました。明治32年(1899年)に酒税法が施行された当時は、人口3万人ほどの島に、55軒もの焼酎蔵があったとされています。
その後、明治から大正、昭和へと時代が移り変わるとともに、多くの焼酎蔵が淘汰されていきました。そうしたなか、昭和59年(1984年)、壱岐の焼酎造りの伝統を未来に受け継ぎながらも、新たな挑戦を行おうと、100年の歴史をもつ6つの焼酎蔵が合同して「壱岐焼酎協業組合」を設立。2010年に社名を変更し、現在の壱岐の蔵酒造となったのです。
長い歴史と伝統をもつ壱岐の焼酎造りは、WTO(世界貿易機関)に認められ、1995年に「壱岐焼酎」として地理的表示の産地指定を受けました。今ではスコッチやバーボン、コニャックなどと並ぶ世界的なブランドの人気銘柄として、国内外で注目を集めています。
壱岐の蔵酒造が、母体となった6つの焼酎蔵の技術を結集し生み出した「壱岐の島」は、壱岐焼酎の代表銘柄のひとつとして、島内はもちろん、広く世界的な評価を獲得しています。
「壱岐の島」のコンセプトは“食中酒の王道”
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「壱岐の島」は、壱岐焼酎の伝統製法にのっとり、米麹と麦を1:2の割合で使用し、米の旨味や甘味と麦の香ばしさをバランスよく引き出した麦焼酎です。
そのまま飲むだけでも、壱岐焼酎の魅力を存分にたのしむことができますが、この焼酎の真髄は食事との相性にあります。
「壱岐の島」は、“食中酒の王道”をコンセプトに造られた麦焼酎。減圧蒸溜ならではのクリアですっきりとした味わいは、料理を選ばず、互いの風味を引き立ててくれます。
アルコール度数25%の定番品「壱岐の島 25%」に加え、低アルコール版の「壱岐の島 20%」も提供しており、女性を含めた焼酎初心者からも人気を集めています。
さらに、昔ながらの常圧蒸溜にこだわり、素材の魅力を引き出した「壱岐の島 伝承」もラインナップしていますので、お好みでチョイスするとよいでしょう。
「壱岐の島」のおいしい飲み方
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「壱岐の島」の定番の飲み方といえば、やはりお湯割り。少し冷ましたお湯を器に入れ、後から「壱岐の島」を注ぐことで、壱岐焼酎ならではの風味がたのしめます。
もちろん、シンプルな水割りやロックもおすすめですが、“食中酒の王道”をコンセプトに造られた「壱岐の島」は、柑橘系の果物やジュースとの相性も抜群。カクテルのベースとしても大活躍することまちがいなしです。
壱岐の蔵酒造の公式サイトでは、「壱岐の島」と各種フルーツジュースやリキュールを組み合わせた「BLOSSO」、「壱岐の島 伝承」とテキーラを合わせた「NOBUNAGA」など、オリジナルカクテルのレシピを紹介していますので、興味があれば、ぜひ、チェックしてください。
「壱岐の島」は“食”を意識したバランスのよい麦焼酎。ひとりでも十分堪能できますが、ホームパーティーなどの会食のお土産としても重宝するので、ぜひ一度味わってみてください。
製造元:壱岐の蔵酒造株式会社
公式サイトはこちら
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