長崎の焼酎【壱岐っ娘(いきっこ)】飲みやすさを追求した麦焼酎
「壱岐っ娘」は、壱岐出身の世界的イラストレーター・長岡秀星氏が描いたラベルが印象的な壱岐焼酎。雑味の少ないすっきりとした飲みやすさが特徴で、女性や焼酎を飲み慣れていない人からも「安心して飲める」と人気を集めています。
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「壱岐っ娘」は「壱岐の島」で知られる焼酎蔵の自信作
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「壱岐っ娘」は、壱岐焼酎を代表する焼酎蔵のひとつ、壱岐の蔵酒造が“飲みやすさ”にこだわって造り出した注目の銘柄です。
壱岐の蔵酒造という社名は2010年に改名したものですが、その誕生は、WTO(世界貿易機関)により「壱岐焼酎」の地理的表示が認められる10年前、昭和59年(1984年)のこと。
麦焼酎の発祥地である壱岐島に伝わる焼酎造りの技法を大切に受け継ぐとともに、その歴史と伝統を広く発信する目的で、200~300年の歴史をもつ焼酎蔵6軒が集い、「壱岐焼酎協業組合」として誕生しました。
壱岐の蔵酒造では、壱岐焼酎を代表する銘柄「壱岐の島」や、麦焼酎に初めて花酵母を導入した「なでしこ」などで知られていますが、「壱岐っ娘」もまた、主力銘柄のひとつ。
壱岐焼酎の伝統である米麹1、大麦2という原料配分に加えて、減圧蒸溜法を採用することで、すっきりクリアな味わいに仕上がっています。
女性の顔が描かれた焼酎のボトルには珍しいラベルは、壱岐出身のイラストレーターで、ハリウッドを拠点にカーペンターズやアース・ウィンド・アンド・ファイアーなどのレコードジャケットのアートワークを手がけた巨匠・長岡秀星氏によるもの。
見た目のインパクトもさることながら、ボトルから滴る雫も一度飲んだらクセになる味。視覚も味覚も心地よく満たしてくれるおすすめの逸品です。
「壱岐っ娘」のやさしい口当たりの秘密
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「壱岐っ娘」シリーズの特徴は、やさしくなめらかな口当たりとフルーティな味わい。こうした魅力を支えているのが、壱岐の蔵酒造が独自の工夫を凝らした焼酎造りの技法です。
伝統的な常圧蒸溜に代えて、壱岐島でいち早く取り入れた減圧蒸溜法により、雑味を抑えた原酒造りを実現。この原酒をタンクや樽などで1年以上にわたって寝かせた後、さらに良質の竹炭でろ過することで、深みがありながらも、よりまろやかな味わいに仕上げているのです。
こうした生まれた「壱岐っ娘」は、飲みやすさのなかにも米麹の旨味や甘味、麦の香りが健在。その絶妙なハーモニーは、水割りはもちろん、お湯割りでも、ロックでもたのしむことができます。
「壱岐っ娘」のおすすめはこの1本
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「壱岐っ娘」シリーズのなかでも一度は飲んでおきたい逸品が「IKIKKO DELUXE」です。
「IKIKKO DELUXE」は減圧蒸溜で造られた「壱岐っ娘」の原酒を、スペインから取り寄せたシェリー酒の古樽に貯蔵し、3年以上熟成させた琥珀色の一本です。瓶を開けると、フルーティで芳醇な香りが立ち上がり、口に含めば、やわらかな口当たりと深いコクがたのしめます。
壱岐の蔵酒造では、「壱岐っ娘」の魅力をより多くの人にたのしんでもらえるよう、通常版はアルコール度数25度と35度、「IKIKKO DELUXE」はアルコール度数25度と38度をラインナップしています。好みに合わせてチョイスしてください。
「壱岐っ娘」は、飲みやすさが人気の壱岐焼酎のなかでも、とくに初心者向けといわれる銘柄です。価格もリーズナブルなので、壱岐焼酎に興味をもったら、ぜひ、一度味わってみてください。
製造元:壱岐の蔵酒造株式会社
公式サイトはこちら
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