大阪のおすすめ地酒10選【大阪の日本酒】

大阪のおすすめ地酒10選【大阪の日本酒】
出典 : Narongsak Nagadhana / Shutterstock.com

大阪府は、京都の伏見や兵庫の灘に引けをとらない、日本を代表する酒処のひとつです。かつて「天下の台所」と呼ばれた商いの街、大阪には、独自の日本酒の文化も根づいているのです。大阪府の酒造りの特徴と、代表的な銘柄を紹介します。

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大阪のそのほかの注目銘柄

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大阪府には、注目したい酒がまだまだあります。その一部である5銘柄をピックアップしてみました。

すべての工程を1人で造り上げた逸品【龍泉(りゅうせん)】

「龍泉」は、明治2年(1869年)創業の茨木市の蔵元、中尾酒造が茨木産の原料にこだわって醸す“茨木の地酒”。蔵元のほど近くにある竜王山のふもとで栽培された酒造好適米「三島五百万石」を100%使用し、この地に湧き出る水で、蔵元杜氏である当主が1人で造り上げています。
ほんのりと琥珀色に色づいた「龍泉」は、しっかりとした旨味をもち、香りや酸味、コクが豊かに広がります。ワイルドな風味が印象的な1本です。

製造元:中尾酒造株式会社
公式サイトはありません

原酒だからこそたのしめる旨味と深み【片野桜(かたのざくら)】

「片野桜」を造る山野酒造は、江戸時代末期の創業以来、生駒山系の湧水の恵みを受ける交野市で酒造りを続けてきた蔵元です。年間の生産量はわずか500石という小規模ながら、その8割が特定名称酒、そして4割が原酒という、こだわりをもつ蔵元です。
代表銘柄である「片野桜」は、「山田錦」や「雄町」といった酒造好適米の風味と旨味を活かした骨太の酒。原酒ならではの芯の強さがガツンとくる味わいです。

製造元:山野酒造株式会社
公式サイトはこちら

茨木市最北端の空気と水で造られた酒【見山(みやま)】

「龍泉」と並ぶ中尾酒造の代表銘柄「見山」は、毎年4月に限定発売される日本酒です。「見山」の原料米は、一時は栽培が途切れていたものの、蔵の当主が地域の農家などと力をあわせて復活させた酒造好適米「三島雄町」。この米を、茨木最北端の地に湧き出る清冽な水と、澄んだ空気の恵みを受けながら醸した「見山」は、まさに茨木の風土が生んだ酒。1年ほど冷蔵庫で寝かせることで、豊かなふくらみをもつ味わいが、さらに深みを増します。

製造元:中尾酒造株式会社
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飲んだら笑顔がこぼれるまろやかな味【元朝(がんちょう)】

元朝は、文化7年(1810年)に創業した、岸和田市では最古となる蔵元です。300年にわたる伝統を守りながら、原料から製造まで、すべて岸和田にこだわる完全地元主義を徹底しています。
蔵の名前を冠した代表銘柄「元朝」は、ほのかな微炭酸を含む、フルーティな甘味が魅力で。すんなりと飲める仕上がりです。
この「元朝」を4年熟成させたのが「裏元朝」。飲めば思わず笑顔になるような、まろやかで贅沢な口当たりです。

製造元:株式会社元朝
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