宮崎の焼酎【中々(なかなか)】土地に根ざした伝統文化を継承する酒

宮崎の焼酎【中々(なかなか)】土地に根ざした伝統文化を継承する酒
出典 : HandmadePictures/ Shutterstock.com

「中々」は、宮崎県に拠点を構える老舗焼酎蔵、黒木本店が提供する麦焼酎です。麦焼酎ブームの火つけ役になった「百年の孤独」の原酒としても知られる「中々」の魅力と、これら銘柄を生み出した蔵元のこだわりを紹介しましょう。

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「中々」は「百年の孤独」の原酒としても有名

「中々」は「百年の孤独」の原酒としても有名

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「中々」は、焼酎好きならずとも誰もが一度は耳にしたことがあるプレミアム焼酎「百年の孤独」の原酒です。
「百年の孤独」は、ウイスキーやブランデーのように、樫樽のなかで3年間じっくりと貯蔵された酒。「中々」はそうした長期熟成にも耐えられるよう、しっかりとしたコクをもつ、麦焼酎らしい濃厚な味わいに仕上がっています。

「百年の孤独」は、その時間のかかる製法ゆえに、黒木本店の数ある焼酎のなかでも希少価値が高い銘柄です。これにくらべれば、「中々」のほうが入手しやすいので、「百年の孤独」を飲む前の予習としてチャレンジするのもよいでしょう。

「中々」と「百年の孤独」のちょうど中間あたりに位置するのが「陶眠 中々」。「中々」の原酒を1年半眠らせることにより、ほどよい深みとまろやかさを堪能できます。

「中々」を支える原料作りへのこだわり

「中々」を支える原料作りへのこだわり

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「中々」の蔵元、黒木本店では「焼酎造りは伝統文化」と表現しています。焼酎とは、その土地ごとの産物を活かした酒であり、焼酎を造り続けるためには、地域の自然や風土、文化を守り、継承していくことが大切という意志が込められています。

それゆえ、黒木本店の焼酎造りは、自ら土地を耕し、穀物を育てるところから始まります。農業生産法人「甦る大地の会」を運営し、40ヘクタールにおよぶ畑で、焼酎造りに適した麦や米、芋などを栽培。焼酎の製造工程で出てくる廃棄物を有機肥料として活用し、自然に還す「自然循環農法」を実践しています。

どんなに時代が変わって合理化が進んでも、焼酎の味を決めるのは人。原料の選別から仕込み、蒸溜、熟成と、すべての行程で人の手が加わり妥協しない酒造りを行うからこそ、このうえない味わいが生まれます。

「中々」の魅力は香ばしい風味と味の深み

「中々」の魅力は香ばしい風味と味の深み

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「中々」は、「百年の孤独」の原酒として知られていますが、「中々」そのものも、じつに魅力的な焼酎です。
その特徴は、原料となる麦本来の香ばしい香りと味わい。キャラメルのような風味が口いっぱいに広がり、繊細な甘味をともなう焼酎です。のどの奥へと流したあとも麦の香りがわずかに残り、香ばしく、やさしい余韻をたのしめます。

おすすめの飲み方は、ロックもしくはお湯割りです。ロックグラスにたっぷりの氷を入れて「中々」を注ぐと、すっきりとした軽い口あたりに驚くはず。焼酎をあまり飲まない人もなじみやすく、女性でもスルスル飲めます。

とくにお湯割りは、麦のコクと香りを引き立てるのに適した飲み方です。「中々」特有の甘味に深みが生まれて、麦の風味を堪能できます。

「中々」をはじめ、黒木本店の焼酎ができるまでには、多大な時間と労力を必要とします。手間がかかっても自分たちのやり方を貫くことで生まれる焼酎に誇りをもっているからこそ、時代を超えて焼酎造りを継承してこられたのでしょう。

製造元:株式会社 黒木本店
公式サイトはこちら

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