「れんと」女性杜氏が造る人気の黒糖焼酎【鹿児島の焼酎】

「れんと」は、女性など焼酎を飲み慣れていない人たちからも支持される黒糖焼酎の人気銘柄です。その飲みやすさの秘密は、奄美群島の特産品で知られる原材料と、女性杜氏が生み出したユニークな製法にありました。
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「れんと」は奄美群島の名物・黒糖焼酎の逸品

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「れんと」は、奄美群島の特産品・黒糖を原料に使った黒糖焼酎。酒税法上、この地域でしか製造が認められていない黒糖焼酎のなかでも、とくに人気の高い銘柄です。
30近くの酒蔵が奄美群島で焼酎造りを行うなか、「れんと」を造る奄美大島開運酒造は、平成8年(1996年)から参入した最後発のメーカーです。
それまではホテル業を営んでいた社長の渡氏は、焼酎造りを始めるにあたり、老舗の後追いでは生き残れないと、女性をターゲットにした焼酎造りを決意。杜氏(とうじ)や営業も女性に任せ、奄美の海と空を思わせるブルーのボトルや、音響熟成という独特の製法など、それまでの焼酎のイメージを覆す新機軸を打ち出しました。
黒糖焼酎は近年、低カロリー・糖分(ほぼ)ゼロ・プリン体ゼロといった特徴から、健康志向の人を中心に注目を集めています。「れんと」は、こうした黒糖焼酎の強みに加え、まろやかでやさしい味わいから、若い女性を筆頭に多くのファンを獲得。誕生から20年も経たないうちに、黒糖焼酎人気No.1の地位を確立しました。
「れんと」のおいしさの秘密はクラシック音楽!

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「れんと」を語るうえで忘れてはならないのが、「音響熟成」と呼ばれる国際特許取得のユニークな熟成技術です。
「れんと」の製造工場では、モーツァルトの「ジュピター」やベートーベンの「運命」、ビバルディの「四季」、バッハのブランデンブルク協奏曲、シューベルトの「未完成」をはじめとするクラシック音楽が流れています。
こうしたクラシックの美しい音色を、「トランスデューサ」によって変換させ、貯蔵タンクを細かく振動させることで、焼酎の熟成を促しています。あたかも焼酎に音楽を“聴かせる”ことで、「れんと」特有のまろやかな味わいが実現しているのだとか。
「れんと」は、こうした独創的な製法のもと、地元・奄美大島産のサトウキビから精糖された、ビタミン・ミネラル豊富な100%純黒糖を使用。仕込み水・割水には霊峰・湯湾岳の伏流水を用い、淡麗でキメの細かい焼酎に仕上げています。
「れんと」のまろやかな味わいが黒糖焼酎ブームを牽引

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「れんと」は自然の恵みと名曲の振動に育まれ、発売から15年ほどで黒糖焼酎ブームを牽引する銘柄になりました。その人気の裏には、黒糖焼酎ならではの主張しすぎない香りと、まろやかでやさしい味、健康志向の人にうれしいスペック、見た目の美しさなど、一言ではいいつくせないほどの魅力があります。
「れんと」のアルコール度は通常25度ですが、16度と低めのタイプも存在します。300ミリリットルと少なめのボトルも用意されているので、お酒を飲み慣れていない人や、多くは飲めないという人でも、たのしめそうですね。
「れんと」は“女性に愛される焼酎”をめざして生み出された黒糖焼酎ですが、その抜群のキレ味に、男性ファンも急増中。すっきりとした口当たりの焼酎を探している人は、ぜひ一度お試しください。
製造元:株式会社奄美大島開運酒造
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