黒糖焼酎の魅力とおすすめの銘柄6選
黒糖焼酎とは、その名のとおり、黒砂糖を原料とした焼酎のこと。鹿児島県の南海に浮かぶ奄美群島で造られる、甘い香りを特徴とした焼酎です。喜界島で最古の焼酎蔵元の「朝日」、徳之島の5つの黒糖焼酎の蔵元が独特の常圧蒸留で醸す「奄美」、樫樽熟成の「高倉」が代表的ですが、他にも個性あふれる銘柄を紹介します。
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黒糖焼酎を飲んでみたいと思った人のために、ここからは、黒糖焼酎の代表的な銘柄を紹介していきましょう。
奄美黒糖焼酎の大定番【朝日(あさひ)】
1916年(大正5年)に創業した朝日酒造は、100年以上の歴史を誇る、喜界島でも最古の焼酎蔵元です。喜界島は奄美群島のなかでも東端に位置しており、奄美で最初に朝日を目にすることから、社名と代表銘柄を「朝日」と名付けたのだとか。
創業以来、造り続けられている「朝日」は、黒糖ならではのコクとさっぱりしたキレが特徴で、焼酎ファンから「これぞ黒糖焼酎」といわれる定番となっています。
朝日酒造株式会社
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徳之島の5つの蔵元が結集【奄美(あまみ)】
奄美酒類は、徳之島の5つの黒糖焼酎の蔵元によって設立された共同瓶詰め会社です。島内各地で育んだ黒糖焼酎の原酒を持ち寄り、ブレンドすることで質の向上を図るとともに、「徳之島の焼酎を広く本土へ」という願いを込めて造られた銘柄が「奄美」です。
個性の異なる原酒の融合による深みのある味わいに加え、米麹の1.8倍もの黒糖を使用し、常圧蒸留するという独自の製法によって、黒糖の甘い香りを最大限に引き出しています。
製造元:奄美酒類株式会社
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奄美大島産の黒糖を100%使用【高倉(たかくら)】
「高倉」の蔵元、奄美大島酒の焼酎造りのポリシーは、一切の妥協をしないこと。もともと原料はすべて国産の黒糖でしたが、近年ではさらに徹底し、地元・奄美大島産の黒糖のみに限定しています。
さらに、仕込み水には、奄美大島一の水質とされる「じょうごの川」付近で、地下120メートルから汲み上げた天然の地下水を使用。これらを原料にした原酒を3年以上熟成させたうえで、さらに樫樽で熟成させた黒糖焼酎が「高倉」です。熟成を重ねたからこそ生まれる、まろやかなで甘いコクが際だっています。
製造元:奄美大島酒造株式会社
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黒糖焼酎の注目銘柄、「れんと」「龍宮」「里の曙」
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