日本酒を思わせる香りが人気の酒粕焼酎3銘柄
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酒粕焼酎(粕取り焼酎)とはどんなもの?
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焼酎は様々な原料を使って造られるお酒ですが、芋、米、麦などとともによく使われるのが酒粕です。酒粕を使った焼酎は、酒粕中に含まれるアルコールを蒸留して造られたもので、酒粕焼酎または粕取り焼酎と呼ばれています。酒粕は、日本酒を絞った後にできるものですが、約8%ほどのアルコールが含まれています。
酒粕焼酎は、2つの製造方法があります。伝統的な酒粕にもみ殻を混ぜ、せいろ式の蒸留器で蒸留する「正調粕取焼酎」と、酒粕そのものを再醗酵させて蒸留する方法で造られた「吟醸粕取焼酎」です。
日本酒を思わせる香りと甘みを感じさせるものが多く、日本酒が好きな人にも受け入れやすい味わい。最近では、人気の日本酒の蔵も酒粕焼酎を造り注目されています。ここでは、日本酒の蔵元が造る酒粕焼酎を紹介します。
八海山が造る焼酎「よろしく千萬あるべし」
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新潟の代表的な日本酒「八海山」で有名な「八海醸造」。誰もが一度は耳にしたことのある有名蔵です。「よろしく千萬あるべし」は、日本酒醸造の過程で生まれる酒粕を原料にしています。発酵途中に清酒粕を加え、ほのかに吟醸酒を思わせる香りのある醪(もろみ)から蒸溜した焼酎です。2年以上貯蔵し、まろやかさとふくよかな味わいが口いっぱいにひろがります。
獺祭の酒粕を使用した「獺祭焼酎 純米大吟醸 酒粕仕込 39度」
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旭酒造は、近年の日本酒人気に火をつけた「獺祭(だっさい)」を造る酒蔵。「獺祭焼酎 純米大吟醸 酒粕仕込 39度」は、獺祭を造る際に搾った後の酒粕を再醗酵させて蒸留した焼酎。純米大吟醸のフルーティーな香りと軽やかな味わいが特徴です。味わいをしっかり感じたいのなら、冷蔵庫でしっかりひやしてストレート、もしくはロックがおすすめです。なかなか手に入らない希少焼酎なので、みつけたらいち早く手に入れましょう。
純米吟醸酒の香りが華やかな「天吹 吟醸 粕取焼酎」
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