「灘五郷」を訪ねました<後編> 若手が語る灘の今と未来。各蔵おすすめ銘柄にも注目!

都道府県別日本酒生産量第1位の兵庫県を支えてきた「灘五郷(なだごごう)」の探訪後編。前編では、阪神地方の海岸地域に広がるこの生産地の酒造りの特徴や魅力をレポートしました。今回はフードジャーナリストの里井真由美さんをゲストに迎え、未来を担う若手のみなさんに「灘の酒」の魅力と課題やおすすめ銘柄について語っていただきました。
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右/純米酒 「醴RAI」
若手技術者と杜氏が挑戦した「味わい深いコク」と「飲みやすさ」を併せ持つ純米酒。濃厚な味わいと香りが広がるのに加えて、なめらかな口当たりと長い余韻が楽しめます。
里井「とても丸みのあるボディで、鰻の蒲焼のタレのような強い味も包み込めますね」
菊正宗

左/「純米樽酒」
吉野杉を100%使用した樽に手間のかかる生酛造りの辛口酒を詰めて、杉の香りがほどよく移ったところで瓶詰め。爽やかな香りと、きりっと引き締まった喉越しが特徴です。
里井「杉のアロマがきつ過ぎず弱過ぎず…。お酒を飲みながら森林浴をしている気分です」
右/「しぼりたてギンパック」
新開発の酵母によって、大吟醸を凌ぐような清冽な香りを創出。しぼりたての酒を生のまま低温貯蔵、パック詰めするときのみ加熱処理した普通酒で毎日が贅沢に過ごせます。
里井「こんな高品質のお酒が日常使いできるのに感激。パックもスタイリッシュです」
沢の鶴

