島根の焼酎【月山 粕取焼酎 RISOPPA】清酒蔵・吉田酒造のこだわりが生んだ吟醸香あふれる粕取焼酎

島根の焼酎【月山 粕取焼酎 RISOPPA】清酒蔵・吉田酒造のこだわりが生んだ吟醸香あふれる粕取焼酎
出典 : 吉田酒造株式会社ホームページ

「月山(がっさん) 粕取焼酎 RISOPPA(リゾッパ)」は、島根県にあるこだわりの清酒蔵、吉田酒造が手掛ける粕取焼酎。吟醸香あふれるフルーティーな味わいは、日本酒ファンにもおすすめです。今回は、「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の特徴や吉田酒造の酒造りなどを紹介します。

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「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の魅力を知るうえで、まずは蔵元のプロフィールや主要銘柄「月山」の基本情報をひもときます。

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の造り手は島根県の老舗清酒蔵

吉田酒造の日本酒銘柄「月山」

出典:吉田酒造公式インスタグラム

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」は、島根県の老舗蔵元、吉田酒造の代表銘柄「月山(がっさん)」ブランドの本格焼酎です。まずは、「月山」という銘柄の基本情報からみていきましょう。

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の蔵元・吉田酒造とは?

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」を手掛けるのは、島根県安来(やすぎ)市にある吉田酒造です。

日本酒発祥の地には諸説ありますが、『古事記』や『出雲国風土記』などの文献から、島根の地には弥生時代から酒造りが脈々と伝わってきたと考えられています。吉田酒造は「日本酒発祥の地」とも呼ばれる土地で、日本酒を中心に酒造りを行ってきました。

その歴史は広瀬藩の藩公特許による酒造館としてスタートを切った寛保3年(1743年)までさかのぼり、「安屋坂店(やすやさかみせ)」として酒造りを始めた享保15年(1730年)から数えると、実に300年近く伝統を継承し続けています。

吉田酒造の代表銘柄は「月山(がっさん)」

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の蔵元・吉田酒造では、「島根の銘水百選」に指定された超軟水の仕込み水と、地元の契約農家で栽培した良質な米を使って、日本酒を中心においしいお酒を醸しています。

代表銘柄は「月山」。蔵の近くにある山の名前で、戦国時代には難攻不落の城「富田城」がありました。かつては、その年にもっとも良質に仕上がったお酒を「月山」と名づけて「一番樽」と呼ばれる最高の酒として広瀬藩藩主に献上していたことから、「月山」と命名。殿様に献上していたような最高のお酒を常に造り続けることをめざしているそう。

海外からの評価も高く、2022年だけでも、「Kura Master」日本酒部門にて「月山 特別純米 出雲」と「月山 特別純米」がプラチナ賞に、「インターナショナル・ワイン・チャレンジ(IWC)」のスパークリング酒部門で「月山 スパークリング クラウド」がゴールドメダルに輝いています。

「月山」の造り手、吉田酒造の酒造り

島根県の蔵元・吉田酒造外観

出典:吉田酒造株式会社ホームページ

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」を手掛ける吉田酒造の酒造りに懸けるこだわりをみていきます。

吉田酒造がめざすのは、人と人との縁を結ぶお酒

吉田酒造がめざすのは、日本酒の登竜門としての立ち位置。日本酒が好きな人はもちろんのこと、これから試してみたいと考えている人もたのしめるお酒造りをめざしているといいます。

日本には古くから神事の最後に御神酒を飲む習慣がありました。当時の人にとって、お酒は人と神様を結ぶコミュニケーションツールの役割を果たしていたのです。現在では、人と人との架け橋となっているお酒。「人と人との縁を結ぶお酒になってくれたら」吉田酒造はそんな想いで「月山」を育んでいます。

「月山」は吉田酒造独自の技術で醸される酒

出典:吉田酒造株式会社ホームページ

独自の製法で「月山」の特徴であるフレッシュで香り高く、キレのある味わいを引き出す

「月山」の特徴は、フレッシュで香り高いキレのある味わい。華やかで透明感のある味わいのなかにも、米の旨味がフワッと感じられ、日本酒は初めてという人でも抵抗なく飲めて、すぐに次の一口を味わいたくなる、そんなお酒です。

「月山」のおいしさの秘密は、吉田酒造ならではともいえる製法にあります。

原料となるお米は、地元契約農家から玄米の状態で仕入れ、蔵の精米機で精米。精米歩合の規定がない普通酒や純米酒も30%以上削っています。大吟醸酒では65%ほど削ることもあるとか。

「月山」の仕込み水の硬度は0.3mg/L。WHO(世界保健機関)では硬度60 mg/L未満を軟水としていますが、硬度0.3 mg/Lといえば「日本一柔らかい水」といわれるほどの超軟水。江戸時代に広瀬藩歴代藩主が愛飲し、「不昧流(ふまいりゅう)茶道」で最高の水といわれた名水を復元したもので、文献から位置を特定して汲み上げ、酒造りに使用しています。

一般的に日本酒は硬水で仕込んだ方が酵母の発酵力を引き出しやすいといわれていますが、吉田酒造ではあえて超軟水を使用。酵母のエサとなるミネラルが少ないため、酵母のペースに合わせて仕込みを進めなければなりませんが、その分、「月山」特有の華やかな香りと酸の立ったキレのある味わいに仕上がるそう。

ほかにも、搾りを終えたお酒を通常とは異なるやり方でタンクへ移したり、タンク貯蔵ではなく瓶貯蔵を採用したりと、「月山」の持ち味やフレッシュさを保つための工夫が随所に盛り込まれています。

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」は清酒蔵のこだわりから生まれた焼酎

吉田酒造「月山 粕取焼酎 RISOPPA」500ml

出典:吉田酒造オンラインショップ

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」は、「月山」ブランドの本格焼酎。「月山」の純米酒や純米吟醸酒、純米大吟醸酒の醸造過程で分離した搾り粕(酒粕)のみを減圧蒸溜して造られるこだわりの粕取焼酎です。

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」は酒粕をムダにしたくないという想いから生まれたお酒

酒粕は食用としても販売されているものの、近年では家庭での消費量も減り、大量廃棄される傾向にありました。酒粕は農家さんが丹精込めて作ってくれたお米の一部なのに、捨ててしまうのはもったいない。そんな切なる想いから、吉田酒造では酒粕からアルコール蒸溜が可能な最新機器を導入。「月山 粕取焼酎 RISOPPA」が誕生しました。

粕取焼酎造りに使われる山陰では吉田酒造にしかない最新機器

出典:吉田酒造株式会社ホームページ

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の味わいは?

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」の特長は、フルーティーかつ華やかな吟醸香。アルコール度数は35度とやや高めながら、超軟水由来の柔らかな飲み心地がたのしめます。
冷やしてストレートで、市販の氷を加えてロックで味わうほか、水割りやお湯割りなどさまざまな飲み方で、その魅力を堪能してみてください。

ちなみに、「RISOPPA」という名前は、イタリアの蒸溜酒「グラッパ」の日本版として名づけられたそう。容量は 500ミリリットルと1,800ミリリットルの2種類。「月山」のお酒らしく、焼酎初心者から上級者まで、また日本酒好きな人もおいしく味わえるので、機会があったら味わってみてくださいね。

「月山 粕取焼酎 RISOPPA」は、島根の老舗蔵元が醸す純米酒、純米吟醸酒、純米大吟醸酒の酒粕を原料に造るこだわりの粕取焼酎。清酒蔵ならではのこだわりと技術が詰まった味わいを堪能してみてください。

製造元:吉田酒造株式会社
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