ビールがもっとおいしくなる! おすすめ酒器&グッズを紹介

ビールがもっとおいしくなる! おすすめ酒器&グッズを紹介
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ビールは酒器にこだわることで、味わいの印象が変わります。また、シーンによってはビールサーバーや冷却グッズなどの道具を使うことで、さらにおいしく味わうことができます。今回は、ビール用酒器の種類や選び方をはじめ、家庭で本格的なビールをたのしむ方法、おすすめグッズまでを紹介します。

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ビールをたのしむための道具

ビールをたのしむ道具というと、「グラス」などの酒器を思い浮かべますが、ほかにも良質な泡を作り出す「ビールサーバー」や「ビアフォーマー」、ビールを持ち運べる水筒「グラウラー(グロウラー)」、リキュールやソフトドリンクにビールを注ぐだけできれいな二層のカクテルが作れる「ビアカクテルグッズ」、飲み終えた缶をきれいにつぶせる「缶つぶし機」など、さまざまな道具が販売されています。

以下では、多種多様なビールグッズのなかでも、グラスなどの酒器をはじめとするビールをおいしくたのしむための道具に着目。その種類や特徴を紹介していきます。

ビールの酒器を形状で選ぶ

ビールの酒器を形状で選ぶ

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ひとくちにビールの酒器といっても、さまざまな種類があります。たとえばベルギービールには、それぞれ銘柄専用のグラスがあり、お店で専用のグラスが足りなくなると待たされることもあるほどです。
以下では、グラスをはじめとするビールの酒器のおもな種類と特徴を紹介。まずは、さまざまな業態の飲食店で活躍する汎用性の高い酒器を形状別にみていきましょう。

ジョッキ

ビールの酒器と聞いて、多くの人が思い浮かべるのが「ジョッキ」でしょう。ジョッキの語源は「jug(柄つきの壺、広口の水差し)」。英語では「ジャグ」と発音しますが、なまって「ジョッキ」と呼ばれるようになりました。グラスを持つ手の熱で液体の温度が上がらないよう、取っ手がついているのが特徴です。

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マグ

「マグ」の語源は「mug(フタなし、片手つきの円筒形カップ)」。日本では、小型の取っ手つきのグラスを指します。形はジョッキに似ていますが、ジョッキが「注ぐ」ために使われるケースもあるのに対し、マグは「飲む」ためだけに作られています。

タンブラー

英語の「tumble(倒れる、転ぶ)」を語源に持つ「タンブラー」は、一般に「コップ」と呼ばれるガラス製容器のこと。昔は獣の角で作った酒器を意味しましたが、現在のように底が平たいものになっても昔の名が残っているわけです。タンブラーは、グラスを傾けたときに舌の奥に液体が当たるため、のどごしのよいドライなビールを飲むのに最適です。

ゴブレット

取っ手はなく、足のついたグラス。ケルト語の「goblet(突き出た尖り口)」が「ゴブレット」の語源です。ドイツ語では「ポカール」と呼ばれています。グラスのカーブが緩やかな形状のものは炭酸が抜けにくいため、苦味を強く感じます。エールビールなどの風味をたのしむのに適しています。

ビールの酒器をビールスタイル(ビアスタイル)で選ぶ

ビールの酒器をビールスタイル(ビアスタイル)で選ぶ

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ビールにはさまざまな種類がありますが、ビールスタイルに合った酒器を選ぶことで、それぞれの魅力を最大限に引き出すことができます。ここでは、ビールスタイルに合わせたグラス選びについて解説します。

◇ピルスナーグラス

ピルスナーを飲む際に多く用いられる背の高い円筒形のグラスで、きめ細かい泡が立ちやすいという特徴があります。また、傾けると舌の奥に液体が当たるうえ、液量が多く流れも速いため、すっきりとしたのどごしをたのしめます。温度があまり上がらないうちに飲みきりたいビール(ピルスナーのほか、ベルジャンホワイト、ランビックなど)に向いています。

◇ヴァイツェングラス

ヴァイツェンを飲むのに最適なグラス。ピルスナーグラスに似ていますが、下のほうが狭まって上部が丸みを帯びています。下のくびれで泡が抑えられるので、泡が長持ちするのが特徴です。

◇パイントグラス

1パイント(pint)の量のビールを注げる大容量のグラス。1パイントはアメリカ473ml、イギリス568mlで、日本のビールの中瓶(500ml)と同じくらいの量です。形状は、飲み口が広く下にいくほど狭くなり、足がないのが特徴。泡立ちを重視せず、じっくりと香りや味わいをたのしめるグラスで、アメリカンペールエールや黒ビール(ポーター、スタウト)に向いています。

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◇IPA (インディア・ペール・エール)グラス

卵のような形をした上部と、うねりのある胴体を持つユニークなグラス。口がすぼまっているためビールの香りをしっかり閉じこめ、鼻先がグラスに入ることで、より香りを感じやすくなります。また、下部のうねりにより、グラスを傾けるたびに新たに泡が作られるしくみになっています。

ビールの酒器を材質で選ぶ

ビールの酒器といえば多くがガラス製ですが、ほかにもさまざまな素材で作られた酒器が販売されています。それぞれの特徴を紹介しましょう。

◇陶器製

ビールに含まれる炭酸は過飽和状態にあるため、少しの刺激で泡が発生します。陶器の内面にある細かい凹凸にビールが触れると、ガラスよりもきめの細かい泡が生まれ、味わいもまろやかになるのが特徴です。

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◇磁器製

磁器の表面はなめらかなので、陶器ほど泡が立ちません。磁器はデザインが美しいものが多く、ビールのすっきりとした味わいとともに酒器の造形美をたのしむのもよいでしょう。

◇金属製

同じ金属製でも、鉄や銅、ステンレスなどさまざまな種類がありますが、熱が伝わりやすい点が共通しています。ビールが十分に冷えていれば、酒器を冷やさなくても唇で冷たさを感じられます。

◇木製

金属製とは反対に、冷たさを感じにくい酒器。人によっては違和感を覚えますが、独特の感触を好む人も多くいます。手の熱が伝わらないので、ビールの冷たさを保ちながらたのしめるメリットもあります。

◇うすはり(薄手のガラス製)

ガラス製のなかには、口に触れる部分が1ミリ以下と極端に薄く作られたものもあります。グラスを使わず直にビールを飲んでいるような感覚をたのしめるほか、ビール本来の香りや口当たりも最大限引き出されます。
※「うすはり」は、松徳硝子株式会社の登録商標です。

松徳硝子株式会社ホームページ


◇真空保冷タイプ(二重構造のステンレス製)

魔法瓶のように二重構造になっているステンレス製のグラスは、熱が外に伝わりにくいので、ビールの冷たさを長時間キープできます。寒い季節に、鍋など温かい料理と一緒にたのしむときにも重宝します。

ビールサーバーで自宅でも本格的にたのしむ

ビールサーバーで自宅でも本格的にたのしむ

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「ビールは家で飲むよりお店で飲むほうがおいしい」と感じる人も多いでしょう。といっても、お店で出されるビールと缶や瓶に入ったビールは、銘柄が同じなら中身は同じ。お店のビールがおいしく感じられるのは、適切に管理されたビールサーバーから注がれることで、良質な泡が作られるからです。

次のような家庭用ビールサーバーを使えば、お店のような泡立ちのよいビールを再現できます。いくつか種類があるので、それぞれの特徴を紹介しましょう。

卓上タイプ

テーブルなどに置いた本体に缶や瓶ビールなどをセットし、コック(注ぎ口)をひねるかレバーを倒すとビールが注がれるタイプ。炭酸ガスを使う本格的な機種では、泡がお店に近い仕上がりになります。

本体のサイズがやや大きめなので、設置場所や収納場所にそれなりのスペースを必要とします。購入の際はサイズや重さをしっかり確認しましょう。

ハンディタイプ

卓上タイプよりも手軽にサーバーを使いたいなら、ハンディタイプがおすすめ。缶ビールに本体を取りつけ、ビールをグラスに注ぐと、きめの細かい泡ができあがります。ひとり飲みをたのしみたいとき、アウトドアに持って行きたい場合に重宝します。

卓上タイプよりコンパクトなので収納場所に困らないのも特長。卓上タイプを導入する前のお試しとして購入するのも一手です。ただし、輸入ビールなど缶ビールの種類によっては取りつけられないことがあるので注意してください。

ハンディタイプのおすすめのひとつに、サントリー「神泡サーバー」があります。超音波の振動が発生し、クリーミーな泡が作られます。洗浄などのお手入れが不要で、冷蔵庫にくっつけられるマグネットを内蔵しているのも特長です。

サントリー「神泡サーバー」公式サイト


レンタルもできるビールサーバーもある

ビール好きなら、ビールサーバーのレンタルも検討してみましょう。

個人で短期間レンタルできるビールサーバーは「氷冷式」という方式。氷をサーバーに入れてプレートを冷やし、樽から出たビールを通して瞬間的に冷却します。活用シーンが幅広いのも人気のポイントです。

泡にこだわるなら「ビアフォーマー」という選択肢も

「ビアフォーマー」は、ビールを注いだグラスにスティック状の本体を差し込むだけで、理想的な泡を作り出だせる道具。マドラーのように使え、操作もかんたんなのが特長です。泡のできばえはビールサーバーに比べてやや劣るかもしれませんが、より手軽にたのしみたいときに便利です。

自宅でビールをよりたのしむには

自宅でビールをよりたのしむには

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自宅でビールをおいしく飲むには、適切なグラスを選んだりサーバーを利用したりする以外にも、さまざまなコツがあります。ここでは、「冷却グッズを活用する」「グラスを清潔に保つ」という方法を紹介します。

冷却グッズを活用する

ピルスナーなどは、キンキンに冷やしてから飲むとおいしいのですが、常温のビールしかないこともあるでしょう。そんなときはビールを冷却するグッズが役立ちます。

ビールを冷やすグッズは多くの種類がありますが、主流は缶ビールと氷を入れて回転させるもの。早ければ1〜2分で、ほどよく冷えたビールがたのしめます。

自宅にグッズがない場合、あるいは瓶ビールを冷やしたいときは、氷水に塩を加えて冷やすという裏技もあります。水は0℃で氷になりますが、塩を加えると氷点下まで温度が下がります。氷が急激に溶けて周囲の熱を奪うため、ビールを素早く冷やすことができるのです。

グラスを清潔に保つ

ビールをおいしく飲むには、グラスがきちんと洗浄されていることも大切。洗浄のポイントは以下の4点です。

◇グラスは単体で洗う

とくにビールの泡立ちを妨げるのは油分です。揚げ物や炒め物などの油汚れのついた食器と一緒に洗うと、グラスに油が付着しやすくなります。グラスと食器は別々に洗うようにしましょう。

◇グラス専用スポンジを用意する

グラスを洗うためだけのスポンジを用意することが大事です。ほかの食器を洗うのと同じスポンジを使うと、スポンジから油脂などが移ってしまうおそれがあります。一般的なスポンジで構わないので、必ずグラス専用のスポンジで洗いましょう。

◇グラスをていねいに洗う

グラスに残ったビールを捨てて水でよくすすぎ、グラス専用のスポンジに中性洗剤をつけてグラスの外側と内側をていねいに洗います。洗ったら流水できれいにすすぎましょう。

◇洗浄後のグラスは自然乾燥させる

洗浄後は、グラスを伏せて自然乾燥させます。微細な繊維がグラスの内側に残っていると泡立ちに影響するため、布巾などは使いません。

ビールにエンジェルリングを作りながらおいしく飲む方法

ビール本来の味わいをもっとたのしみたいと思ったら、この記事を参考に、ぜひ酒器やビールサーバーなどのグッズにもこだわってみてください。ビールの新たな魅力に気づくかもしれません。

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