陶器製のビールグラス(ビアグラス)でクリーミーな泡の虜に!
陶器製のビールグラス(ビアグラス)は、保冷性が高く、クリーミーな泡をたのしめるのが特徴です。ビールを温かみのある陶器のグラスに注げばまた違った味わいに。今回は和ごころあふれる陶器製ビールグラスの魅力に迫ります。
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陶器製のグラスでビールの泡をたのしもう
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陶器製のビールグラスの特徴と、理想的な泡を作る注ぎ方を確認しましょう。
陶器製ビールグラスの特徴
陶器製のビールグラスは、ガラス製などほかの材質のグラスと比べて、よりクリーミーな泡をたのしめるのが特徴です。陶器の表面には細かい凸凹があり、ビールを注ぐ際に多くの空気を含むため、きめ細かいクリーミーな泡が作れるのです。また凸凹は泡を長くキープするのにも役立ちます。
陶器のなかでも内側に釉薬(ゆうやく)を使用していないものは、よりなめらかで上品な泡を作り出せるといわれているため、泡を重視するなら釉薬をかけていないものを選ぶとよいでしょう
このほか、保冷性が高く、冷たいビールを長くたのしめるのも陶器製ビールグラスの特徴です。
陶器製ビールグラスにビールを注ぐときのポイント
「クリーミーな泡はビールのおいしさを決める」といわれるほど、ビールにとって泡は大切なもの。きめ細かいビールの泡をたのしむために、一般的な三度注ぎの手順をおさらいしましょう。
1.冷やしたグラスを用意して、グラスを傾けずに6分目くらいまで一気に注ぎます。
2.ビールと泡の割合が1:1くらいになったら、ゆっくりと9分目まで注ぎます。
3.ビールと泡の割合がおよそ6:4になったところで、残りを静かに注ぎ切ります。
このような手順で注げば、こんもりと泡の乗ったビールを陶器製ビールグラスでたのしめるはずです。
陶器製ビールグラスの魅力
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陶器製ビールグラスにはさまざまな種類があります。焼き物の種類とともにそれぞれの魅力を見ていきましょう。
陶器製ビールグラスを取り入れれば、伝統工芸品が身近でたのしめる
日本を代表する焼き物の魅力を身近に感じることができるのも、陶器製ビールグラスの魅力です。ここでは陶器の焼き物の種類を3つ紹介します。
【美濃焼(みのやき)】
時代の好みや流行に合わせてさまざまな形、色彩の焼き物を誕生させてきた美濃焼は、おもに岐阜県東部で作られています。食器類の生産量は、国内シェアの半数以上を占めるといわれ、まさに日本の食卓に欠かせない焼き物です。
【瀬戸焼(せとやき)】
約1000年もの歴史を持つ瀬戸焼は、陶器一般を表す「せともの」の語源となった焼き物。産地は愛知県瀬戸市周辺です。
【唐津焼(からつやき)】
おもに佐賀県唐津市で作られている唐津焼は、素朴で力強い焼き物で、とくに茶道の世界で親しまれてきました。西日本では陶磁器全般を「からつもの」と呼ぶこともあります。
おしゃれな陶器製ビールグラスはプレゼントにも最適
手作りが多い陶器製ビールグラスは、温かみのある質感が特徴です。色合いや形、手触りなどがひとつひとつ異なるのが魅力で、贈り物にもおすすめ。とくにペアのビールグラスは、プレゼントに最適です。スタイリッシュなデザインを追求したグラスは、ビールを飲むだけでなく、和のインテリアとしても活躍しそう。
なお、焼き物には陶器や磁器などの種類があり、陶器はおもに土(粘土)で作られるのに対し、磁器は石を原料としています。両者の中間的な存在の炻器(せっき)という種類もあって、それぞれ性質が異なるので、選ぶ際によく確認するとよいでしょう。
陶器製ビールグラスの扱い方
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どんなに素敵なビールグラスでも、お手入れ方法が間違っていれば台無しに。ここでは陶器グラスのお手入れ方法についてかんたんに紹介します。
陶器製ビールグラスのお手入れのポイント
陶器製のビールグラスを使い始める前に、基本のお手入れ方法「目止め」を行いましょう。米の研ぎ汁で器を煮沸することで、シミやひび割れの防止になります。
また陶器はつけ置き洗いはせず、使用後は残ったビールをさっと水で流して、すぐにビールグラス専用のスポンジで洗うようにします。
長く清潔に使うため、洗ったあとに風通しのよいところでよく乾かすこともポイント。洗浄の最後に熱湯をかけると渇きが早くなるので、試してみてはいかがでしょう。
陶器のビールグラスを洗うときの注意点
陶器製ビールグラスのなかには食器洗い乾燥機(食洗機)が使用できるタイプもありますが、基本的に陶器を食洗機で洗うのはNG。洗浄中の衝撃で割れたり、水分を多く含むことでシミができたりすることがあります。
また、ほかの食器類と一緒に洗うことも避けたほうがよいでしょう。陶器は、ほかの食器についていた汚れや臭いを吸収してしまうことがあるので、ビールグラスだけで洗うことをおすすめします。
いつも飲んでいるビールも、おしゃれな陶器製のビールグラスに注ぐだけで特別な一杯になります。扱い方に気をつけて、陶器ならではのクリーミーな泡をぜひたのしんでみてくださいね。