かつてビールは蓋つきのビアマグで飲まれていた!? クラシカルな「ドイツ製ビアマグ」とは

かつてビールは蓋つきのビアマグで飲まれていた!? クラシカルな「ドイツ製ビアマグ」とは
出典 : M Kunz/ Shutterstock.com

日本ではビールをお馴染みのジョッキで飲む姿をよく見かけますが、ドイツではかつて蓋つきのビアマグが主流だったことを知っていますか? 今回は、ジョッキとビアマグの言葉の違いに触れつつ、クラシカルなデザインが目を引く、蓋つきの「ドイツ製ビアマグ」を紹介します。

  • 更新日:

ビールを飲むのに蓋つきのビアマグが使われていたってほんと?

Chones/ Shutterstock.com

ジョッキとビアマグ、何が違うの?

ビールをゴクゴク飲むための酒器と聞いて、ガラス製のジョッキを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。ジョッキ(ビールジョッキ)とは取っ手のついた大型の容器のことで、おもにビールをたのしむために使われます。

「ジョッキ」の語源は、「水差し」を意味する英語の「jug(ジャグ)」がなまったものと考えられています。実際、明治時代に流行したビアホールでは、注ぎ口つきのジョッキも使われていたようです。

ちなみに、英語圏では「ジョッキ」とはいいません。じつはジョッキは和製英語で、英語では円筒形のボディに取っ手のついた酒器のことを「mug(マグ)」、ビール専用マグのことを「beer mug(ビアマグ)」といいます。そのため、海外の人は日本のジョッキのことを、「マグ」や「ビアマグ」と呼びます。

なお、ビール文化が根づくドイツでは、「Bierkrug(ビアクルーク)」といいます。

ドイツでは蓋つきのビアマグを見かけることも

日本でジョッキはガラス製のものが主流ですが、ビールの本場ドイツでは、取っ手のついた銅製や陶製のビアマグも使われています。

まれに、金属や陶磁器製の蓋がついた、どっしり重厚感のあるビアマグに出会うこともあります。日本でも、クリスマスマーケットなどで見かけたことがある人もいるのではないでしょうか。

近年はドイツでも蓋つきのビアマグはほとんど使用されなくなりましたが、19世紀ころまではごく一般に使われていたといわれています。

なんのためにビアマグに蓋があるの?

jabiru/ Shutterstock.com

ビアマグの蓋はペストの流行を防ぐためにつけられた

豪華な蓋つきのビアマグは存在感があって素敵ですが、なぜ蓋をつける必要があったのでしょうか。

その理由は諸説ありますが、14世紀にヨーロッパ全土で猛威をふるったペストの大流行を防ぐため、という説が有力です。当時は「ハエがペストを媒介する」と信じられていて、ビールを飲んでいるときにハエがビアマグのなかに入らないよう、蓋をつけたのが始まりといわれています。

おすすめ情報

関連情報

日本ビール検定(びあけん)情報

ビールの基礎知識

日本ビール検定(びあけん)情報

イベント情報

おすすめ情報

Ranking ランキング

おすすめの記事