埼玉の焼酎【だんべえ:株式会社矢尾本店】清酒醪(もろみ)減圧蒸溜で生まれる秩父の米焼酎

埼玉の焼酎【だんべえ:株式会社矢尾本店】清酒醪(もろみ)減圧蒸溜で生まれる秩父の米焼酎
出典 : 出典:矢尾本店

「だんべえ」は埼玉県秩父市の蔵元、矢尾本店が造る米焼酎です。清酒(注1)から造られる米焼酎「だんべえ」には、蔵元の酒造りへのこだわりが込められています。今回は、蔵元の歴史などとともに、秩父の恵まれた環境下で育まれる「だんべえ」の魅力を紹介します。

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目次

  • 米焼酎「だんべえ」の特徴
  • 米焼酎「だんべえ」の蔵元が目指す酒造りへのこだわり
  • 矢尾本店が蔵を置く、秩父の魅力

「だんべえ」の蔵元、矢尾本店の歴史

矢尾家は、寛延2年(1749年)に升屋利兵衛を屋号として酒造りを開始した老舗の蔵元です。明治44年(1911年)に合名会社矢尾商店に組織変更。昭和63年(1988年)に酒造、卸部門を分社化し、現在の株式会社矢尾本店が誕生しました。

蔵を代表する清酒「秩父錦」は、焼酎「だんべえ」が発売される10年前の昭和46年(1971年)に発売をスタート。「秩父錦」はさまざまな鑑評会で、優秀賞や金賞などたくさんの賞を受賞しています。

矢尾本店の酒造りへのこだわり

清酒「秩父錦」は、兵庫県産「山田錦」や長野県産「美山錦」などの酒米を原料に、秩父山系の滋味あふれる湧き水を使い、ていねいに醸される秩父の地酒です。品質管理や瓶詰め、梱包にも人の手をかけ、1本1本心を込めて出荷されています。

「秩父錦」には、蔵の長い歴史のなかで受け継がれてきた伝統の技術と、妥協を許さない蔵人たちのこだわりが詰まっているのです。

もちろん、こうした酒造りへのこだわりは、焼酎「だんべえ」にも息づいています。

矢尾本店が蔵を置く、秩父の魅力

矢尾本店が蔵を置く、秩父の魅力

出典:株式会社矢尾本店サイト

米焼酎「だんべえ」が育まれる秩父の環境

埼玉県秩父市は、秩父盆地を中心に山々に囲まれた自然豊かな地域です。春には羊山公園の芝桜、夏には清涼な長瀞(ながとろ)の川下り、秋には中津峡の紅葉狩り、冬には三十槌の氷柱(みそつちのつらら)などで、四季折々の自然美をたのしませてくれます。

米焼酎「だんべえ」も、秩父の自然の恩恵に預かっている焼酎です。秩父盆地特有の寒冷な気候と荒川水系の良質な天然水に恵まれた秩父だからこそ、秩父ならではの魅力を持った焼酎が生まれるのです。

矢尾本店の魅力が詰まった「酒づくりの森」

「だんべえ」の蔵元・矢尾本店では、「秩父錦」の醸造工場や酒蔵資料館、酒蔵見学観光物産館を併設した「酒づくりの森」という施設を展開しています。施設は一般の人も利用可能で、資料館の見学(有料)や、地酒・特産品の購入もできます。もちろん、「だんべえ」も直売されています。

秩父神社や羊山公園といった有名観光地から近距離にある「酒づくりの森」は、秩父を代表する「観光酒蔵」として地域に溶け込み、多くの人が立ち寄る人気スポットとして愛されています。


清酒醪を蒸溜して造られる米焼酎「だんべえ」は、秩父生まれの秩父焼酎です。自然豊かな秩父で育まれた米焼酎はすっきりした後味が魅力。清酒「秩父錦」と飲み比べてみるのもたのしいですよ。


株式会社矢尾本店
公式サイトはこちら

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