埼玉の焼酎【だんべえ:株式会社矢尾本店】清酒醪(もろみ)減圧蒸溜で生まれる秩父の米焼酎
「だんべえ」は埼玉県秩父市の蔵元、矢尾本店が造る米焼酎です。清酒(注1)から造られる米焼酎「だんべえ」には、蔵元の酒造りへのこだわりが込められています。今回は、蔵元の歴史などとともに、秩父の恵まれた環境下で育まれる「だんべえ」の魅力を紹介します。
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目次
- 米焼酎「だんべえ」の特徴
- 米焼酎「だんべえ」の蔵元が目指す酒造りへのこだわり
- 矢尾本店が蔵を置く、秩父の魅力
米焼酎「だんべえ」の特徴
出典:株式会社矢尾本店サイト
米焼酎「だんべえ」とは?
米焼酎「だんべえ」は、埼玉県秩父市に蔵を置く矢尾本店が、昭和56年(1981年)から発売している本格焼酎です。「だんべ(え)」とは秩父の方言で「~だろう」「~でしょ」という意味だそう。
「だんべえ」は、清酒造りの途中段階である醪(もろみ)を減圧蒸溜方式で蒸溜して造られることから、ラベルには「さけ(酒)焼酎」と表記されています。清酒に近い風味をたのしめるのが魅力で、米を知り尽くした日本酒蔵ならではの極上の味わいを、じっくりと堪能できます。
米焼酎と日本酒(清酒)の違いと「だんべえ」の製法
「だんべえ」をはじめとした米焼酎は、その名のとおり、米を原料に造られる焼酎です。同じ米を原料とする日本酒(清酒)との違いは、日本酒は醸造酒であるのに対し、焼酎は蒸溜酒であること。
製法の違いをかんたんにいうと、日本酒は米・米麹・水に酵母を加え発酵させて造りますが、焼酎を造る際には、発酵後にもろみを蒸溜する工程が加わります。蒸溜することでアルコール度数が高くなり、雑味が取り除かれてクリアな味わいになります。
なお、「だんべえ」は、発酵を終え、あとは搾って濾せば清酒になる、清酒造りの最終工程に近い醪状態を蒸溜して造られているため、一般的な焼酎の製法とは少し異なります。
(注1)清酒造りの最終工程に近い醪を蒸溜
米焼酎「だんべえ」のラインナップ
米焼酎「だんべえ」のラインナップは2種類。どちらも米の上品な香りや味わいを存分にたのしめる焼酎です。
【米焼酎だんべえ 25度】
清酒醪を減圧蒸溜したアルコール度数25度の焼酎。すっきりした後味で、ロックやストレートで飲むのがおすすめです。
【米焼酎だんべえ 35度十年熟成】
清酒醪を減圧蒸溜し10年間熟成させた、アルコール度数35度の焼酎。熟成されたまろやかな口当たりとすっきりした後味をたのしめます。こちらも飲み方はロックやストレートがおすすめです。
米焼酎「だんべえ」の蔵元が目指す酒造りへのこだわり
出典:株式会社矢尾本店サイト
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