焼酎の飲む以外の賢い使い道を考えよう

焼酎の飲む以外の賢い使い道を考えよう
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「焼酎の使い道」と聞いて、「焼酎に飲む以外の使い道があるの? 」と疑問を覚える人もいるかもしれません。焼酎はもちろん飲んでたのしむものですが、じつは、ほかにも使い道があります。料理酒としての利用法をはじめ、飲む以外の焼酎の使い道を紹介しましょう。

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焼酎の飲む以外の使い道(1)料理酒に活用

焼酎の飲む以外の使い道(1)料理酒に活用

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焼酎の使い道には料理酒がオススメ

焼酎の飲む以外の賢い使い道として、まず挙げられるのが、「料理酒」として活用する方法です。

日本酒やワインなどのお酒を、素材の味わいを引き立てる料理酒として活用している人は少なくないでしょう。とはいえ、焼酎にはあまり料理酒のイメージはなく、料理に活用したことがない人もいるのでは? ところが、焼酎は意外なほど幅広い料理に使えます。

焼酎を使ったおいしい料理法

焼酎を料理酒に使った料理のオススメに、豚肉などの煮込み料理があります。たとえば、沖縄の郷土料理「ラフテー」は、皮付きの豚バラ肉を泡盛とカツオ出汁で煮込んだもの。煮込み料理に本格焼酎を使えば、豚肉の臭味を消したり、肉をやわらかくしたりといった効果に加え、本格焼酎ならではの風味が料理の味わいを深めてくれます。なお、焼酎は肉料理だけでなく、魚の煮つけなどにもオススメです。

焼酎を料理酒として活用する際の注意点

焼酎のなかでも、味や香りのクセが強いものは、使う料理を選んだほうがよさそうです。一般的には、濃い目の味つけや、こってりした味わいの料理に向いているといわれています。

また、すっきりとした焼酎を料理酒として使う場合は、その味わいを考慮して、出汁やみりん、調味料などを少し多めにすると、ほどよい仕上がりになるでしょう。

焼酎の飲む以外の使い道(2)料理の下ごしらえに活用

焼酎の飲む以外の使い道(2)料理の下ごしらえに活用

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焼酎の使い道は、料理の下ごしらえにも

焼酎の料理面での使い道は、煮込みや煮つけ、あるいは蒸し料理などのように、調理そのものに使えるだけではありません。料理の下ごしらえなどにも活用できます。

たとえば、肉や魚を焼く前に焼酎で洗うと、アルコールの殺菌効果で血などの汚れを取り除き、きれいに焼き上がります。加えて、臭味を取る効果もあり、上品な味わいがたのしめるといわれています。

焼酎で天ぷらやフライの衣がサクサクに

焼酎を天ぷらやフライの衣に混ぜると、衣がサクサクになることが知られています。その際、水と焼酎の比率は半々くらいにします。から揚げも、片栗粉の上から焼酎を霧吹きなどで吹きかけるとカラリと仕上がります。

サクサクになる理由は、揮発しやすく沸点が低いというアルコールの特性により、油で揚げるときに衣の水分が抜けやすくなるからです。そのため、サクッと軽い食感になるといわれています。

焼酎の飲む以外の使い道(3)調味料に活用

焼酎の飲む以外の使い道(3)調味料に活用

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焼酎と唐辛子で手軽に辛味調味料を作れる

焼酎は、オリジナルの調味料作りにも活用できます。沖縄の調味料「コーレーグース」は唐辛子を泡盛で漬け込んだものですが、これを参考に、唐辛子を詰めた小瓶に焼酎を注いで一週間ほど寝かせておけば、幅広く使える辛味調味料のできあがり。

辛味調味料は、パスタやうどん、ラーメンにかけたり、炒め物や煮物に辛味を加えるに使ったり、刺身を食べるときにワサビの代わりに醤油に垂らしてもおいしくたのしめます。

焼酎は漬け物や柿の渋抜きなどにも使える

焼酎は、漬け物などにも使えます。たとえば、一口サイズにカットしたキュウリを、焼酎や塩、砂糖などと一緒にファスナー付きの袋に入れて軽くもみ、冷蔵庫に半日ほど置いておけば、おつまみに最適な焼酎漬けがたのしめます。

また、渋柿に焼酎を塗って1週間から3週間ほど寝かせておけば、渋味の原因であるタンニンに作用して、渋抜きになります。

料理を中心に、焼酎の飲む以外の賢い使い道を紹介してきましたが、料理以外でも、家庭菜園で防虫剤として使う、冷蔵庫などのカビ防止剤として使うなど、焼酎には意外なほど幅広い使い道があります。もちろん、飲んでたのしむのが一番ですが、焼酎の違った一面を知るのもたのしいのでは?

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