12度の焼酎の魅力! アルコール度数が低めの焼酎の代表銘柄
「12度の焼酎」と聞くと、焼酎好きからは「そんなにアルコール度数の低い焼酎があるの? 」と驚きの声が上がるかもしれません。焼酎のアルコール度数は20度や25度が主流ですが、ここでは、あえて低めの12度に設定されている焼酎の魅力を紹介します。
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12度程度の、アルコール度数が低めの焼酎の魅力
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焼酎の一般的なアルコール度数は?
焼酎のアルコール度数は、酒税法において「連続式蒸溜焼酎は36度未満」「単式蒸溜焼酎は45度以下」と定められています。
ウイスキーやブランデーなどと同じ蒸溜酒である焼酎は、ビールや日本酒などの醸造酒と比べてアルコール度数が高く、蒸溜したての原酒は、おおむね40度ほど。これに加水して20度や25度に調整してから販売されるのが一般的です。
12度の焼酎が登場した理由
焼酎を飲む際は、20度や25度で発売された商品を、ストレートやロック、水割りやお湯割りなど、飲む人それぞれの好みに応じた度数に調整してたのしみます。同じ銘柄でも、季節やシチュエーション、合わせる料理などに応じて、いろいろな飲み方でたのしめるのが焼酎の魅力ですが、一方で、手間をかけずに手軽に飲みたいというニーズもあります。
そこで、ワンカップタイプなど小容量の商品を中心に、ストレートでたのしめる12度の焼酎も登場しています。出張先のホテルで、あるいは出張帰りの新幹線でなど、氷や割り水を用意するのが難しい場合に重宝されているようです。
12度の焼酎の代表銘柄(1):麦焼酎編
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12度の麦焼酎の魅力
麦焼酎と一口にいっても、さまざまなタイプがありますが、麦由来の香ばしさと、クセの少ないスッキリした飲みやすさが一般的な特徴とされます。アルコール度数を12度まで調整した麦焼酎は、やはり飲みやすさが魅力の商品が多いようです。その代表銘柄を紹介しましょう。
【いいちこ12度(三和酒類)】
「いいちこ」は「下町のナポレオン」の愛称で知られる麦焼酎の代表銘柄。定番は「いいちこ25度」ですが、少し度数を下げた「いいちこ20度」も販売されています。「いいちこ12度」は200ミリリットルの小容量ペットボトルで、麦焼酎の豊かな味わいを手軽にたのしみたい際にはピッタリの商品です。
製造元:三和酒類株式会社
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【博多の華 麦 12%(福徳長酒類)】
「博多の華」は、オエノングループの福徳長酒類のブランドで、麦焼酎だけでなく芋焼酎、米焼酎、そば焼酎など幅広いラインナップで人気を集めています。
「博多の華 麦 12%」は、まろやかな旨味が魅力の麦焼酎を12度に調整したもの。12度焼酎は小容量タイプが主流ですが、「博多の華 麦 12%」は200ミリリットルから4リットルの大容量まで、幅広い商品がラインナップされています。
製造元:福徳長酒類株式会社(オエノングループ)
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12度の焼酎の代表銘柄(2):芋焼酎編
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12度の芋焼酎の魅力
芋焼酎にも多様な商品がありますが、多くの銘柄に共通するのは原料由来の甘さと香り。麦焼酎に比べて、芳醇でコクのあるのが特徴です。そんな芋焼酎をアルコール度数12度に調整した商品を紹介しましょう。
【蔵の神 ボトル缶 12度(山元酒造)】
鹿児島県薩摩川内市五代町の山元酒造は、代表銘柄「さつま五代」や、スタイリッシュンなデザインが魅力の「kupi kupi Imo Shochu」などで知られる老舗蔵。「蔵の神」は焼酎蔵ごとに息づき、焼酎の味わいを決定づける「蔵付き酵母」の異名を冠した芋焼酎です。「蔵の神 ボトル缶 12度」は、携帯しやすい300ミリリットルボトル入りの商品で、旅行やレジャーに最適です。
製造元:山元酒造株式会社
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【さつま白波 蔵割り12度(薩摩酒造)】
薩摩酒造の「さつま白波」は、65年以上の歴史を持ち、昭和50年代の第一次焼酎ブームを牽引した銘柄です。「さつま白波 蔵割り12度」は、黒瀬杜氏が丹精込めて仕込んだ芋焼酎を、蔵元の割水で12度まで調整し、1,800ミリリットル入りの紙パック商品として提供。そのまま飲めるスッキリした口当たりが魅力です。
また、2021年1月には、「さつま白波」「黒白波」「さくら白波」の3銘柄がそれぞれ12度の200ミリペット商品として新発売され、話題を集めています。
製造元:薩摩酒造株式会社
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12度という低めのアルコール度数に調整された商品の登場は、焼酎をたのしめる機会を拡大し、焼酎ファンのすそ野を広げる役割が期待されます。店頭で12度焼酎を見かけたら、一度試してみてはいかがでしょうか?