家飲みのビールはタンブラーがおすすめ!
ビールを家で飲むとき、缶をプシュッと開けて、そのままグビグビとのどに流し込む…。至福の瞬間ですよね。ビールのたのしみをもっと広げるために、今夜から「タンブラー」に注いでみましょう。なぜタンブラーで飲むとよいのか、その理由を説明していきます。
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ビールはグラス選びや扱い方にもこだわりたい
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ビールは、タンブラーなどのグラスで飲むとたのしみが広がる
ビールは、その味わいはもちろんのこと、色合いや泡立ち具合、香り、口当たりもたのしめるお酒です。タンブラーグラスなどに注げば、黄金色の液体と白い泡とのコントラストや、華やかな香り、のどごしをたのしめるはず。味覚だけでなく、視覚や聴覚、触覚でもビールを堪能できるというわけです。
ただし、ビアスタイル(ビールの種類)によって、ふさわしいグラスは異なります。タンブラーグラスや脚付きのグラスなど、グラスとビールの組み合わせで、泡の立ち方や香りの広がり方、飲み口に口をつけたときの感触などが変わるのです。
タンブラーなどのグラスは、凍らせないほうがよい?
「キンキンに冷えたビールを飲みたい!」と、冷凍庫でグラスを凍らせてはいませんか?
ビールを入れるグラスは、凍らせないほうがベターです。それは、冷たいグラスに触れた部分が瞬間的に凍りつき、ビールの味が変化してしまうことがあるためです。また、グラスに結露ができて、泡の発生にムラが生じ、きれいな泡が立ちにくくなるといったデメリットもあります。
ピルスナーは4~9度、ヴァイツェンは10~13度とビアスタイルによっておいしく飲める温度が異なるため、必ずしも「キンキンに」冷やすことが正解でない場合もあります。
タンブラーなどのグラスの洗い方にも気を配ろう
ビールをおいしく飲むには、グラスの洗い方も大切です。ポイントは2つ。「専用のスポンジで洗う」ことと「自然乾燥させる」ことです。
専用のスポンジで洗う理由は、ふだん食器を洗っているスポンジを使うと、スポンジに残っている油分がグラスに移ってしまう恐れがあるからです。必ずグラス 専用のスポンジに洗剤をつけて、ていねいに汚れを取り除きましょう。
洗い終わったら、グラスを逆さまにして水気を取り、そのまま自然乾燥させます。ふきんなどで拭くと、糸くずや手の油分などがグラスに移ってしまうので、自然に乾くのを待ちましょう。
タンブラーに注いで飲むビールの魅力
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タンブラーは“倒れやすい”グラス?
タンブラーグラスとは、持ち手がなく、底が平たいグラスのこと。タンブラーの語源は、英語の「tumble」(倒れる、転ぶ)ですが、昔は獣の角でつくった器を指していたようなので、倒れやすかったのかもしれませんね。
タンブラーは、グラスを傾けたときに舌の奥にビールの液体が当たるように設計されています。液体が口の中に流れ込む量が多く、スピードも速いため、のどごしのよいドライなビールを飲むときに最適です。
ビールの魅力を引き出すタンブラーの選び方
ビールを存分にたのしむには、どんなタンブラーを選べばよいのでしょうか。いくつかポイントを紹介します。
タンブラーの大きさは、350ミリリットルの缶ビールや、330ミリリットルの瓶ビール(小瓶)が収まるくらいが理想です。
厚さはなるべく薄めのものを選びましょう。薄いグラスは口当たりがよく、口をつけたときにビールの温度や感触もたのしめます。
素材は、やはり目で見てたのしむために透明なガラス製がベスト。ただ、陶器や木製、金属などのタンブラーも、それぞれに優れた特性を持っているので、味わいの違いを比べてみるのも一興です。
タンブラーで飲みたいビールの種類
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タンブラーで飲むならドライなビール
タンブラーに注げば、どんなビールもおいしくなるかといえば、そうではありません。タンブラーには、タンブラーにふさわしいビアスタイルがあります。
タンブラーは、軽快な味わいのビールを冷やして飲みたいときにおすすめ。香りの立ち方が弱めで、温度があまり上がらないうちに飲み切りたいビールに向いています。
銘柄によっては、専用のタンブラーが用意されていることもあるので、チェックしてみるとよいでしょう。
タンブラーの魅力が発揮されるビアスタイル
タンブラーの特性に合うビアスタイルを3つ紹介します。「いつもビールをタンブラーで飲んでいる」というあなたも、改めて挑戦してみてはいかがでしょう。
【ピルスナー】
日本でもっとも飲まれているビアスタイル。すっきりとシャープな味わいで、爽快な香りと苦味が特徴です。
【ヴァイツェン】
バナナのような香りが特徴。軽い酸味があり、苦味は弱めのビアスタイルです。
【ベルジャンホワイト】
小麦を使ったビール。白濁した色合いと純白の泡が魅力です。
ビールは、タンブラーで飲むと、よりおいしくなります。今夜はぜひ、タンブラーが引き出すビールのおいしさを、じっくり堪能してみてください。