「残波(ざんぱ):比嘉酒造」は世界で評価される、飲みやすい琉球泡盛

「残波(ざんぱ):比嘉酒造」は世界で評価される、飲みやすい琉球泡盛
出典 : Tomsickova Tatyana/ Shutterstock.com

「残波(ざんぱ)」は読谷村の焼酎蔵、比嘉酒造が造る琉球泡盛の人気銘柄。飲み飽きのしない泡盛として、沖縄県内はもちろん全国、さらには海外でも高く評価される「残波」の歴史や魅力、そして造り手の想いを紹介します。

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「残波」にこめられた造り手の想い

「残波」にこめられた造り手の想い

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「残波」は戦後間もない物資不足のさなかに誕生

「残波」は、沖縄本島で「夕日が最後に沈む場所」と言われる絶景スポット、残波岬にほど近い読谷村で生まれた琉球泡盛です。
造り手の比嘉酒蔵がこの地で創業したのは、昭和23年(1948年)のこと。太平洋戦争終結後の物資不足のさなかに泡盛造りを始めた理由はただひとつ。「安全でおいしい泡盛を届けたい」という想いでした。
当時は、まともなお酒が容易に入手できず、代替品として、飲めば失明の恐れもあるメチルアルコールが流通していました。良質な泡盛を広く提供したいという蔵の理念は、その後も受け継がれ、昭和55年に代表銘柄となる「残波」が誕生したのです。

「残波」は、歴史と革新が融合した新時代の泡盛

「残波」が誕生した昭和50年代と言えば、日本全国に居酒屋ブームが到来した時期です。熟年、壮年の男性だけでなく、女性も含めた若者たちで賑わう居酒屋で求められたのは、お酒に不慣れな人でもたのしめる、口当たりのよい飲みやすいお酒でした。
600年におよぶ琉球泡盛の歴史と伝統を受け継ぎながら、新たな技法を取り入れた「残波」は、スッキリしたのどごしの飲み飽きない泡盛として人気を集め、沖縄県はもちろん、全国の居酒屋に浸透。いまや琉球泡盛を代表する銘柄となり、読谷村ふるさと納税の御礼品にもなっています。

「残波」の定番は「ザンシロ」と「ザンクロ」

「残波」の定番は「ザンシロ」と「ザンクロ」

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「残波ホワイト25度」、通称「ザンシロ」の魅力

「残波」シリーズのなかでも、女性や泡盛ビギナーも含めた幅広い層に親しまれているのが、「ザンシロ」の愛称で知られる「残波ホワイト25度」。昭和63年(1988年)に発売されて以来、国際的な酒類コンテストで数々の賞を獲得。「モンドセレクション」ではなんと13年連続で金賞に輝いています(2019年度時点)。
「ザンシロ」の魅力は、フルーティーな香りと軽快な飲み口、そして25度という、泡盛にしては控えめなアルコール度数にあります。通常の「残波」は30度ですが、「ザンシロ」は、ろ過から加水までを別工程で製造することで、まろやかな味わいに仕上げています。
おすすめの飲み方はロックや水割りですが、ソーダやジュースで割ってもおいしくいただけます。

「残波ブラック30度」、通称「ザンクロ」の魅力

「残波」のもうひとつの定番が、昭和61年(1986年)に発売された「残波ブラック30度」で、こちらは「ザンクロ」の愛称で親しまれています。
「ザンクロ」の魅力は、黒麹ならではのキリッとした厚みのある味わいと、コクと芳醇な香りのバランスのよさ。水割りやお湯割りはもちろん、カクテルベースとしてもたのしめる、飽きのこない1本です。

「残波」の逸品を飲み比べ

「残波」の逸品を飲み比べ

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「残波」のおすすめラインナップ

「残波」シリーズには、「ザンシロ」「ザンクロ」以外にも逸品がズラリ。ここでは、おすすめの3本を紹介します。

【残波プレミアム30度】

蔵で5年以上熟成させた古酒のなかから、厳選した古酒をブレンドし、アルコール度数30度に仕上げたプレミアムな泡盛。古酒ならではの香りとコク、かめ貯蔵が醸し出す独特な風味がたのしめます。

【残波43度】

長い熟成期間中に育まれた芳醇な香りと、ほのかな甘味がたのしめる、アルコール度数43度の重厚な泡盛。まずはロックで、深い味わいを堪能してみてください。

【残波青切りシークヮーサー】

「残波」をベースに、沖縄の名産品、青切り(未熟果)シークヮーサーの風味を活かした泡盛リキュール。さわやかな酸味とスッキリしたのどごしがたのしめます。

「残波」は、泡盛のおいしさを知るにはうってつけの人気銘柄。女性や泡盛ビギナーは「ザンシロ」から、お酒を飲み慣れている人は「ザンクロ」を試してみてください。

製造元:有限会社比嘉酒造
公式サイトはこちら

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