【どなん】沖縄・与那国島を代表する伝統の泡盛を紹介!
「どなん」は与那国島にある日本最西端の酒造所・国泉泡盛が琉球王朝時代の伝統製法で造り続ける伝統の泡盛。なかでもこの地でしか造ることが許されていないアルコール度数60度の「花酒」は、泡盛通の心をつかんで離しません。そんな「どなん」の魅力を紹介しましょう。
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「どなん」は与那国の名産品
出典:国泉泡盛サイト
「どなん」は、日本最西端の酒造所・国泉(こくせん)泡盛が琉球王朝時代から伝わる伝統的な製法で醸す泡盛。タイ米と黒麹を用い、硬水で仕込むことで生まれる、強い香味と独特な味わいが特徴です。
「どなん」はラベルに「与那国名産」と明記されているように、黒潮源流塩やカジキなどと並ぶ、与那国島を代表する特産品のひとつで、ふるさと納税の返礼品としても人気を集めています。
与那国島は、沖縄本島の南西約500kmに位置する周囲約28km、人口は2,000人に満たない小さな島。断崖に囲まれたその地形と不安定な天候から、九州や沖縄本島から渡るのが難しいとされたことから「渡難(どなん)」と呼ばれたのだとか。
そんな与那国島の別名を冠した「どなん」は、まさに与那国島を代表するお酒といえるでしょう。
「どなん」で知られる「花酒」の定義
出典:国泉泡盛サイト
「どなん」のラインナップのなかでも、泡盛ならではのコクと強烈な辛さのダブルパンチで、ファンの熱い視線を浴びているのが、日本一純度が高いとされる、アルコール度数60度の「どなん花酒60度」です。
かつては琉球王朝に献上されたという由緒ある泡盛で、一般向けに発売されるようになったのは、沖縄が本土復帰を果たした1972年のことです。
「花酒」とは、泡盛を蒸溜する際、最初(はな)に出てくる度数の高い濃厚な雫を集めたもの。酒税法では、泡盛を含めた単式蒸溜焼酎(乙類焼酎)のアルコール度数は45度が上限とされているため、「泡盛」とは表示できず、ラベルには「原料用アルコール」と表示されます。
「どなん花酒」のガツンとくる辛さと芳醇な香り、そして濃厚な旨味は、ウォッカやジン、ラム、テキーラなど、アルコール度数の高いスピリッツ類が好きな人の味覚も満足させることでしょう。
なお、「花酒」の製造が許されているのは沖縄でも与那国島だけ。この地では江戸時代から泡盛が造られ親しまれてきましたが、その製造工程で最初にとれる「花酒」は、琉球王朝への献上品や神事に用いられてきた歴史があり、与那国島の人々の暮らしや文化と深いつながりがある酒だからこそ、特例として認められているのです。
「どなん」のラインナップ
出典:国泉泡盛サイト
「どなん」には、先に紹介したアルコール度数60度の「どなん花酒60度」以外にも、幅広いラインナップが用意されています。なかでも代表的なものを紹介しましょう。
【どなん 25度・30度・43度】
「どなん」の定番商品は、マイルドな25度、標準的な30度、ちょっと強めの43度と、3種類のアルコール度数で展開しています。伝統の直火式釜蒸溜で仕上げたその味わいは、甘くてまろやか。ストレートやロック、水割り、お湯割り、さらにはカクテルベースとしてもたのしめます。
【どなん 60度古酒】
60度というアルコール度数の高さで知られる「どなん花酒」を10年間も長期熟成させた至高の1本。まろやかですっきりとした味わいに仕上がっています。
【どなん59度】
近隣に高校がない与那国島の子どもたちは、15歳の春を迎えると島外へと巣立っていきます。子の成長を願う家族は、その際に「どなん」を2本購入し、5年後に迎える成人式の祝い酒にするため、自宅で大切に熟成させるのだとか。「どなん59度」は、そうした島の風土を反映した、祝い酒用の2本入セット。蔵出し限定シリアルナンバー入り17年熟成の花酒です。
【ふるさと納税返礼品 どなん飲み比べ3本セット】
ふるさと納税の返礼品として全国から注目を集めているのが、「どなん飲み比べ3本セット」。60度の花酒と定番の30度、そしてマイルドな25度の3本(各180ミリリットル)にフェイスタオルも付いています。
「どなん」のボトルは、通常は焼酎などに使われる遮光ボトルですが、お土産には与那国町の町木であるクバの葉で包まれた「クバの葉ボトル」がおすすめ。熟練のクバ巻き職人が1つひとつ手作業で作り上げるボトルは、もはや伝統工芸品。自宅で南国気分を満喫したい人にはもちろん、贈り物にも最適です。
製造元:国泉泡盛合名会社
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