北海道の焼酎【喜多里(きたさと)】道産素材にこだわる個性派焼酎ブランド
「喜多里」は、「サッポロソフト」で知られる北海道の焼酎メーカー、札幌酒精工業が北海道内で栽培される原産素材で造るこだわりの焼酎シリーズ。ほかの地方で造られる焼酎とは一味違った味わいに、ハマる人が続出しています。
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「喜多里」の原点は原料へのこだわり
出典:札幌酒精工業サイト
「喜多里」の造り手・札幌酒精工業は、甲類焼酎「サッポロソフト」で知られる焼酎メーカー。札幌手稲(ていね)山山系の伏流水が醸す飲み飽きしないピュアな酒質は、道内の宅飲み派から高い支持を集めています。
「喜多里」は、昭和8年(1933年)創業の同社が、北海道産の原料にとことんこだわり造り上げた本格焼酎シリーズです。
「喜多里」という銘柄名には、「北の大地の恵みが大きな喜びをもたらし、農山漁村が豊かになる北海道であってほしい」という願いが込められているのだとか。
“北海道産”というブランドは、その味、信頼性ともに全国的な評価を得ていますが、「喜多里」は生産者の顔が見える安全・安心な原料を用いた焼酎造りにこだわることで、さらなる差別化を図っているのです。
「喜多里」に込められた北海道産食材への誇り
出典:札幌酒精工業
「喜多里」は現在、芋焼酎、じゃがいも焼酎、昆布焼酎、麦焼酎の4本柱で展開していますが、どれも厳選の“どさんこ素材”を使用しています。なかでも、その出発点となったさつまいもには、並々ならぬ思い入れがあるといいます。
「芋焼酎 喜多里」の原料芋には、北海道厚沢部町産の「コガネセンガン(黄金千貫)」を用いています。「さつまいも=鹿児島」というイメージがあるように、その収穫量の大半は関東以南。長年、北海道での栽培は不可能だと考えられてきました。
札幌酒精工業では、北海道におけるさつまいも栽培を実現すべく、試験栽培から育種・育苗、収穫までのすべての工程に関わり、試行錯誤の末に安定栽培を成功させました。2006年には北海道南西部の厚沢部(あっさぶ)町に新工場を設置し、本格的な芋焼酎生産をスタート。これが「喜多里」の始まりです。
現在では、厚沢部町産メークインを用いた「じゃがいも焼酎 喜多里」、北海道産昆布を使った「昆布焼酎 喜多里」、そして北海道産二条大麦100%の「麦焼酎 喜多里」をラインナップしていて、いずれも北海道を代表する焼酎メーカーが、道産食材に対する誇りを込めて造り上げたこだわりの本格焼酎。どれをチョイスしても、北の大地が育んだ素材の魅力を堪能できます。
「喜多里」シリーズの素材別ラインナップ
出典:札幌酒精工業サイト
「喜多里」シリーズは、北海道民に愛され続けた焼酎蔵の自信作。そのラインナップを紹介しましょう。
【芋焼酎 喜多里】
北海道での栽培は不可能だと思われてきたコガネセンガンの試験栽培から取り組み、地元農家と二人三脚で造り上げた意欲作。まろやかで風味豊かな1本です。
【じゃがいも焼酎 喜多里】
北海道厚沢部町は、英国生まれのじゃがいも「メークイン」の試作が日本で初めて行われた土地。「メークイン発祥の地」としても知られています。「じゃがいも焼酎 喜多里」では、厚沢部メークインならではの甘味と旨味が存分にたのしめます。
【昆布焼酎 喜多里】
「最高級昆布の里」と呼び声の高い函館市南茅部産の上質で肉厚な昆布の香味を活かした、すっきりとした飲み口の昆布焼酎。ほのかな磯の香りをたのしむなら、お湯割りがおすすめです。
【麦焼酎 喜多里】
北海道厚沢部町・今金町で栽培された二条大麦を100%使用。精麦も社内で行っていて、やわらかく軽い飲み口が特徴の香味豊かな1本です。
「喜多里」は、北の大地がもたらす恵みを存分に味わえる焼酎シリーズ。素材別に飲みくらべをするもよし、本場九州の芋焼酎と「芋焼酎 喜多里」を飲みくらべてみるもよし。機会があれば全種類飲んでみて、北海道ならではの素材の味わいを堪能してください。
製造元:札幌酒精工業株式会社
公式サイトはこちら
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