【人気の国産ウイスキー】「サッポロウイスキー」は北海道生まれの知る人ぞ知る銘柄
「サッポロウイスキー」と聞くと、某大手メーカーが造ったウイスキーと誤解されがちですが、実際の製造元は、北海道で長い歴史を誇る酒造メーカー・札幌酒精工業です。知る人ぞ知るというサッポロウイスキーとその生みの親について、紹介しましょう。
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「サッポロウイスキー」は北海道の焼酎メーカーが生んだウイスキー
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「サッポロウイスキー」は、その名のとおり、札幌生まれの国産ウイスキーです。
サッポロウイスキーを製造するのは、札幌市に本社を構える札幌酒精工業。昭和8年(1933年)の創業以来、焼酎を中心に、清酒やワイン、みりんなどを幅広く手がけてきた総合酒類メーカーです。
サッポロウイスキーは、北海道内でも“知る人ぞ知る”存在ですが、主力製品である甲類焼酎「サッポロソフト」は、飲み飽きないクリアな口当たりで、道民に広く親しまれています。
約80年の歴史をもつ札幌酒精工業ですが、その歴史にあぐらをかくことなく、現在も旺盛なチャレンジ精神を発揮しています。2006年には、北海道南西部の厚沢部(あっさぶ)町に、焼酎用のサツマイモとして知られる「コガネセンガン」の栽培から焼酎製造までを一貫して行う新工場を建設。道産サツマイモを使った初の本格芋焼酎「喜多里(きたさと)」の生産を開始しています。
そんな意欲的な酒造りで知られる札幌酒精工業が、焼酎と同じ蒸溜酒であるウイスキー造りに取り組み、誕生したのがサッポロウイスキー。道内産、国産にこだわる酒造メーカーの熱い情熱がこめられたウイスキーなのです。
「サッポロウイスキー」の魅力は長期熟成による深い味わい
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「サッポロウイスキー」のラインナップのなかでも、おすすめは、最上ランクでアルコール度数43度の「サッポロウイスキーSS 43%」。
数種類の長期貯蔵モルト原酒をブレンドし、樽で再貯蔵することで熟成度を深めた商品です。
その特徴は、長期貯蔵ならではのまろやかさと、ナッツやハチミツのような甘味、そしてスッキリした口当たりです。
熟成期間中に樽から移る「木材香」がほんのりと漂い、じっくりと時間をかけて熟成させていることがうかがえます。
サッポロウイスキーの熟成された味わいをたのしむなら、ロックやストレートがおすすめ。水割りやハイボールでも、クリアな風味をたのしめそうです。ぜひ、好みの味わい方を見つけてください。
「サッポロウイスキー」のラインナップと入手方法
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サッポロウイスキーは、「サッポロウイスキーSS 43%」に加え、アルコール度数が40度のスタンダードタイプ「サッポロウイスキー40%」と、アルコール度数が37度の「サッポロウイスキー37%」の計3タイプがラインナップされています。
とくに「サッポロウイスキー37%」は、容量の多い1,500ミリリットル瓶も提供されており、とってもリーズナブル。毎晩軽くたのしみたい人におすすめです。
サッポロウイスキーの購入は、札幌酒精工業が運営する通販サイト「札幌酒精インターネットショップ(北海道外限定オンラインショップ)」から申し込めます。
ショップ名からもわかるとおり、この通販サイトを利用できるのは、北海道以外に住む人だけ。道内在住の場合は「道内にある最寄りの酒販店で購入を」とのこと。北海道に根づいたメーカーだけに、地元の酒販店との長年にわたる交流を大切にしていることがうかがえます。
北海道へ出かける機会があれば、地元の酒販店をのぞいて、サッポロウイスキーを探してみてはいかがでしょう。ウイスキー好きの人への北海道土産にもピッタリ。日本のウイスキー文化について、話が弾むことウケアイです。
北海道生まれの「サッポロウイスキー」。どさんこには定番中の定番という焼酎「サッポロソフト」と、同じメーカーの蒸溜酒の飲みくらべをたのしんでみてはいかがでしょう。きっと北海道が身近に感じられるはずです。
製造元:札幌酒精工業株式会社
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