岐阜の老舗蔵元が造る「ピークウイスキー」の魅力とは?

岐阜の老舗蔵元が造る「ピークウイスキー」の魅力とは?
出典 : Lerner Vadim/ Shutterstock.com

岐阜県養老町の老舗が手掛ける「ピークウイスキー」。養老山系の伏流水を使用し、長期熟成で生まれるまろやかさが特徴です。レトロなラベルとともに愛され続ける理由を詳しく解説します。

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「ピークウイスキー」は養老山系の伏流水を活かしたウイスキー

「ピークウイスキー」は養老山系の伏流水を活かしたウイスキー

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「ピークウイスキー」は、岐阜県養老町の老舗酒造メーカー、玉泉堂酒造が製造する国産ウイスキーです。

玉泉堂酒造は、江戸時代後期の文化3年(1806年)に創業し、以来200年以上にわたって日本酒を中心に、焼酎、みりん、リキュールなどを幅広く手がけてきた総合酒類メーカーです。
酒造りの姿勢が大きく転換したのは、昭和50年代後半のことでした。一時は量産主義に傾いていましたが、品質にこだわった少量生産へとシフト。昭和62年(1987年)には製造を休止していた高級酒の銘柄「醴泉(れいせん)」を復活させると、翌年には主力銘柄となる「美濃菊(みのぎく)」を発表するなど、高品質な地酒造りで高い評価を獲得しました。

同社が酒造りの仕込み水に使っているのは、名所「養老の滝」でも知られる養老山系を源にした、豊かな伏流水。ミネラル分の少ない軟水なので、お酒の味もやわらかく上品に仕上がるのだとか。
この仕込み水はピークウイスキーの製造にも使われており、ピークウイスキーの品格ある風味を支えています。

「ピークウイスキー」のまろやかさを生み出す長期熟成

「ピークウイスキー」のまろやかさを生み出す長期熟成

S-F / Shutterstock.com

「ピークウイスキー」は、1980年代の第一次地ウイスキーブームの際、多くのファンを獲得した銘柄です。
その後、ウイスキー市場が“冬の時代”を迎えるなかでも、根強い人気を保ち続け、近年のウイスキー人気の高まりにともない、再び脚光を浴びています。

ピークウイスキーはまろやかな味わいに定評がありますが、その風味の決め手になっているのが長い熟成期間。
8年間熟成させたスコットランド産モルト原酒を使い、樫樽で10年間熟成させた後、グレーンウイスキーをブレンド。さらに6年間再貯蔵することで、熟成度を深めています。

長期熟成と養老山系の伏流水によって生み出される、ピークウイスキーの奥ゆきのあるやわらかな味わい。これが、四半世紀以上にわたって愛され続けている、大きな理由ではないでしょうか。

「ピークウイスキー」はコスパがよく飲み方もさまざま

「ピークウイスキー」はコスパがよく飲み方もさまざま

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

「ピークウイスキー」のもうひとつの特徴は、提供されているボトルが1,800ミリリットル瓶、つまり一升瓶のみであること。
さらに、地色の黄色に赤いロゴを配したラベルのデザインは華やかな印象で、一升瓶という見た目も相まって、昭和の薫りがただよう昔懐かしい雰囲気です。

価格もリーズナブルなので、日常的にたのしみたい人にはピッタリです。おすすめの飲み方は、ピークウイスキーのまろやかさと炭酸のさわやかさがマッチするハイボール。アルコール度数も37度と低めなので、飲みやすく、ウイスキーに慣れていない人にもおすすめです。そのほか、ロックやストレート、水割りなどいろいろ試してみてはいかがでしょう。

「蔵元直詰」と記された、ボトルのキャップにも注目を。いかにも老舗の酒造メーカーらしい印象で、お酒好きのココロをくすぐりそうです。

ピークウイスキーは、200年以上の歴史をもつ老舗、玉泉堂酒造が造るウイスキー。なぜか公式サイトには掲載されていませんが、ピークイスキーを味わいながら、その背景にある酒蔵の歴史に想いを巡らせるのも、またたのしいものです。

製造元:玉泉堂酒造株式会社
公式サイトはこちら

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