「吉四六(きっちょむ)」はどんな麦焼酎?一度飲んだら忘れられない味の魅力に迫る!

「吉四六(きっちょむ)」はどんな麦焼酎?一度飲んだら忘れられない味の魅力に迫る!
出典 : ToTo Label/ Shutterstock.com

「吉四六」という、日本の民話でおなじみの名をもつ焼酎を知っていますか? 「吉四六」は焼酎ブームの火つけ役として知られる「二階堂」をベースに、丹精を込めて造られた、見た目も味もスペシャルな麦焼酎です。

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「吉四六」は一度飲んだら忘れられない麦焼酎

「吉四六」は一度飲んだら忘れられない麦焼酎

出典:二階堂酒造サイト

「吉四六」は、慶応2年(1866年)創業の老舗蔵、二階堂酒造の主力銘柄「大分むぎ焼酎 二階堂」をベースに、じっくりと熟成させた麦焼酎。後味のよさと飲みやすさを追求し、代々蔵元に伝わる秘伝の製法で醸し出されるその風味は、至高の逸品といっても過言ではありません。

あまりの飲みやすさにハマる人が続出し、焼酎ブームの全盛期には、入手困難な状況に陥ったほど。都会のバーやクラブに「二階堂」のボトルが林立したバブル期などは、上位銘柄の「吉四六」をボトルキープするのがステイタスとされ、高級クラブのカウンターに、世界を代表するラグジュアリーブランドの洋酒と「吉四六」が同列に並べられていたこともありました。

「吉四六」のルーツと名前の由来

「吉四六」のルーツと名前の由来

出典:二階堂酒造サイト

「吉四六」のルーツを語るには、そのベースとなる「二階堂」の歴史をひもとく必要があります。

二階堂は、江戸時代初期の寛文年間(1670年ごろ)に、二階堂酒造のある大分県日出町に現存する寺、松屋寺で生まれた清酒「麻地酒(あさじざけ)」の製法を受け継いだ、歴史ある麦焼酎です。
「麻地酒」は、藩主や将軍家にも献上され、酒好き垂涎の逸品として多数の詩歌に残されています。その伝統を受け継いだ麦100%の焼酎「二階堂」は世に送り出されたのは、昭和40年代のこと。麦焼酎ブームの火つけ役として、全国的な知名度をもつ銘柄となった二階堂をベースに、じっくりと熟成した最高級品として生まれたのが吉四六です。

「吉四六」というと、とんち名人「きっちょむさん」を思い浮かべる人も多いはず。「きっちょむさん」は大分の民話として語り継がれ、TVアニメ『まんが日本昔ばなし』などにも登場したキャラクター。江戸時代の庄屋、広田吉右衛門という人物がモデルとされています。大分県野津町に生まれ、88歳で天寿をまっとうするまでの間に数々の奇言・奇行を残した「きっちょむさん」は、今も大分県の人々に郷愁を与えていることから、「二階堂」の最高級酒にその名を冠したのだとか。

「吉四六」の魅力は、長期熟成酒ならではのまろやかな味わい

「吉四六」の魅力は、長期熟成酒ならではのまろやかな味わい

出典:二階堂酒造サイト

「吉四六」は「二階堂」をベースに、長期にわたって貯蔵することで熟成香を引き出した最高級の一品です。

その舌ざわりは、とろけるようにソフトで、味わいはすっきりまろやか。麦焼酎好きはもちろんですが、焼酎を飲み慣れていない人でも、するすると飲めてしまうほど飲みやすい1本です。

二階堂のすっきりとした口当たりのよさに、長期熟成によるまろやかさとコクが加わった吉四六の味わいは、一度飲めば、やみつきになること間違いなし! ぜひ、一度、味わってみてください。

「吉四六」には「吉四六つぼ」と「吉四六瓶」の2タイプがありますが、初めて購入するときは、岐阜県多治見市の窯元の職人が手書きで文字入れ後、ていねいに焼き上げた壺に、1本1本手詰めされた「吉四六つぼ」がおすすめです。

製造元:二階堂酒造有限会社
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