テイスティンググラスでウイスキーを深く味わおう
テイスティンググラスとは、お酒の味や香りを確かめる「テイスティング」のためのグラスのこと。ワインなどでお馴染みですが、ウイスキーにもテイスティングがあります。ここでは、ウイスキーのテイスティングや、専用のグラスについて紹介します。
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テイスティンググラスを含めたウイスキーグラスの種類
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テイスティンググラスについて語る前に、まずはウイスキーグラスにはどんな種類があるのかをおさらいしておきましょう。
【ロックグラス】
ウイスキーグラスの定番ともいえるのが、ウイスキーをロックや水割りで飲む際に使われる「ロックグラス」。バーのカウンターで、渋いおじさんがウイスキーを味わっている際に手にしているグラスといえば、このイメージではないでしょうか?
グラスのなかで少しずつ氷が溶け、ウイスキーと混ざり合っていく様子を、色の変化も含めてたのしめるのが特徴。手に取ったときにほどよい重さを感じられるとともに、手の温度が伝わりにくいよう、やや厚みのある、どっしりしたものが人気のようです。
【ショットグラス】
氷や水は入れずに、ウイスキーだけを注ぐため、やや小ぶりなのが「ショットグラス」。ウイスキーをストレートでたのしみたいという人なら、ひとつはもっておきたいグラスです。
映画のワンシーンのように、ショットグラスを唇に当ててクイっと傾ければ、口のなかでウイスキーが一気に広がり、アルコールの刺激がたのしめます。小型のためアルコールも揮発しづらいので、ウイスキーそのものの味をしっかりと堪能できます。
【タンブラー】
ウイスキーに限らず、さまざまな飲み物をたのしめる万能なグラスが「タンブラー」です。氷をたくさん入れることができ、ひとくちで飲める量が多いので、ウイスキーグラスとして使用する際は水割りかハイボールがメイン。とくにハイボールは、細長い形状のため、炭酸が抜けにくいので適しています。
ウイスキーをストレートで味わった際のチェイサー用のグラスとしても活躍します。
これらにテイスティンググラスを加えた4種類が、ウイスキーグラスの定番といえますが、ほかにもバリエーションは多種多様。ウイスキーベースのカクテルをたのしむための「カクテルグラス」や「ゴブレット」、耐熱グラス製で持ち手のついた「ホットウイスキーグラス」など、さまざまな形状のグラスが用意されています。
自分の好きなウイスキーのテイストがはっきりしてきたら、そのテイストに合ったウイスキーグラスにこだわってみませんか?