「酒ディプロマ(J.S.A. SAKE DIPLOMA)」は日本酒のプロをめざす資格
「酒ディプロマ(J.S.A. SAKE DIPLOMA)」は、日本酒の知識を学びたい、日本酒のスペシャリストをめざしたいという人のために創設された、日本酒に関する認定制度です。2017年に誕生したばかりですが、早くも各方面から注目される「酒ディプロマ」を紹介します。
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「酒ディプロマ(J.S.A. SAKE DIPLOMA)」認定制度の創出によって、「日本酒のプロになりたい」「日本酒について資格を取りたい」という声が高まりを見せています。
じつは、酒ディプロマ以外にも、日本酒の資格はさまざまなものがありますので、いくつか紹介しましょう。
【唎酒師(ききさけし)】
「唎酒師」とは、飲む人それぞれの好みに合わせた日本酒や、そのたのしみ方を提供する、まさに「日本酒のソムリエ」。日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催する資格です。
この資格を得るためには、日本酒の原料から製造方法、歴史、テイスティング、さらにはセールスプロモーションまで、多岐にわたる知識や技能が求められます。
【酒匠(さかしょう)】
「酒匠」は「唎酒師」の上位資格に位置づけられる、テイスティングの専門家としての資格です。2日間かけて、200を超えるサンプルを用いて、原料別や製法別、タイプ別のテイスティングを学んだうえで、四次にわたる試験を経て認定されます。
【日本酒学講師】
「日本酒学講師」は、日本酒に関するセミナー講師をめざす人や、消費者に日本酒の魅力を伝えたい人におすすめの資格です。この資格を取得すれば、SSI公認の「日本酒ナビゲーター」認定セミナーを主催し、認定証を発行する権利が得られます。
「酒ディプロマ(J.S.A. SAKE DIPLOMA)」は、今後、国際的な認定制度として、世界各国での導入をめざしています。世界中どこでも、「酒ディプロマ」が選んでくれる日本酒をたのしめる日が、遠からず訪れるかもしれませんね。
日本ソムリエ協会サイト
公式サイトはこちら
認定制度「J.S.A.SAKE DIPLOMA」についてはこちら
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