自分に合った受験スタイルで、日本酒のソムリエ「唎酒師(ききさけし)」を目指そう
「唎酒師(ききさけし)」とは、まさに日本酒のプロフェッショナル。好みに合わせた日本酒をセレクトしたり、おいしい飲み方をアドバイスしたりできる資格です。難易度は高いですが目指してみたいという人のために、取得までのステップを紹介しましょう。
- 更新日:
「唎酒師」って、どんな資格でどんな人が取得するものなの?
buritora/ Shutterstock.com
「唎酒師」は、日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)が主催する、日本酒のプロフェッショナルに与えられる資格です。取得するためには、日本酒の原料から製造方法、歴史、セールスプロモーションまで多岐にわたる知識が必要とされるほか、味や香りを把握するテイスティング力も必要となります。
このため、飲食業や飲料小売店などに従事する人が多く受験し、販売やサービス、商品開発などで生かされています。また、種類によって飲む温度や酒器を変えたり、お酒に合う料理を組み合わせたりするなど、プライベートでも日本酒のたのしみ方が広がります。
では、どうしたら資格を取得できるのでしょうか? まずは、「通信プログラム」「2日間集中プログラム」「受験プログラム」の中から自分に合ったスタイルを選びます。
「通信プログラム」は3ヵ月かけて課題を3回提出し、基準に達すれば試験なしで合格となります。「受験プログラム」は、在宅コース、1日通学コース、夜間(4日)通学コースから選ぶことができるので、無理なく試験にのぞめます。
さっそく試験の内容や日程を確認しましょう!
Slawomir Fajer/ Shutterstock.com
「受験プログラム」を受講した場合の試験は、1日で第4次試験まで行います。
◆第1次試験(筆記50分、選択式・一部記述式)
もてなしの心、接客のあり方などに関する設問及び食品・飲料全般の基礎知識。
◆第2次試験(筆記50分、選択式・一部記述式)
日本酒の基礎知識(商品特性、原料、製法、表示、歴史、香味特性別分類)。
◆第3次試験(テイスティングを伴う筆記50分、記述式・一部選択式)
日本酒の品質の評価、個性の抽出(香味特性別分類を含む)及び正常な状態と劣化した状態の日本酒の品質判定。
◆第4次試験(筆記50分、記述式)
日本酒のサービス、セールスプロモーションとなります。
<試験日程・開催地>
10月21日(日):石川県金沢市尾山町
11月11日(日):東京都文京区小石川
11月14日(水):東京都文京区小石川
12月2日(日):東京都文京区小石川
12月5日(水):東京都文京区小石川
1月27日(日):東京都文京区小石川
1月29日(火):東京都文京区小石川
2月6日(水):東京都文京区小石川
2月10日(日):東京都文京区小石川
3月2日(土):大阪府大阪市北区中之島
※受験コースは、教材到着後1年以内の受験が必要となります。
合格すると「唎酒師」の認定証書・バッジに加え、食品や飲料の総合的な知識を持った「F&Bナビゲーター」と「日本酒品質鑑定士」の認定証書も授与されます。
20歳以上であれば誰でも受験することができるので、「日本酒をもっと学びたい!」という人はぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
「唎酒師」の詳細記事はこちら
https://tanoshiiosake.jp/3245
日本酒サービス研究会・酒匠研究会連合会(SSI)
https://www.ssi-w.com/