石川の日本酒【手取川(てどりがわ)】感動を呼んだ酒造りへのこだわり

石川の日本酒【手取川(てどりがわ)】感動を呼んだ酒造りへのこだわり
出典 : mTaira/ Shutterstock.com

「手取川」は、「顔の見える酒造り」を掲げ、ていねいな仕事を続ける吉田酒造店が産んだ日本酒。日系アメリカ人監督が描くドキュメンタリー映画の舞台にもなったことで知られる酒蔵と、その代表銘柄「手取川」の魅力を紹介します。

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「手取川」は海外映画の舞台になった酒蔵が造る酒

「手取川」は海外映画の舞台になった酒蔵が造る酒

Fer Gregory/ Shutterstock.com

「手取川」は、明治3年(1870年)の創業以来の伝統を守り抜く酒蔵、吉田酒造店の代表銘柄です。「喜んでもらえる酒を産み出すことに徹し、利益はあとからついてくる」という蔵元の想いが、飲む人の心を打ち、今日まで広く愛されてきました。

おいしい日本酒ができるまでには、約半年間にわたり、昼夜を問わない厳しい作業が必要で、蔵人の真摯な想いがないことには成しえません。吉田酒造店の日々の営みを追い続けた日系アメリカ人監督によるドキュメンタリー映画『The Birth of Saké』は、伝統の酒造り文化を海外に伝え、日本酒の普及に貢献しました。

この映画に描かれたように、厳しい寒さのなかでも妥協することなく日本酒を造り続ける蔵人たちの胆力があるからこそ、味わい深く、上品でさわやかに香り立つ「手取川」が生まれるのです。

「手取川」を生んだ石川の豊かな自然

「手取川」を生んだ石川の豊かな自然

Siegi/shutterstock.com

「手取川」の銘柄の由来となったのは、吉田酒造店が蔵を構える石川県白山市を流れる一級河川、手取川です。「あばれ川」の別称で知られるように、かつては氾濫を繰り返してきましたが、一方で、金沢平野の水源として、この地の米作りを支えてきました。

吉田酒造店では、良質な米や伏流水など、手取川から得られる原料があるからこそおいしい日本酒ができると信じ、地域に根付いた酒造りを続けてきました。

白米の表面に付着する糖分をていねいに洗い流し、吸水率を徹底管理するための「回転式自動洗米浸漬装置」をはじめ、伝統を貫くだけでなく最新設備も積極的に導入するのは、原料米の魅力を最大限に発揮したいとも想いがあればこそ。
手取川の豊かな恵みと、吉田酒造の真摯な酒造りの姿勢が融合して、「手取川」の鮮烈なおいしさが生まれているのです。

「手取川」と「吉田蔵」、兄弟銘柄を飲みくらべ

「手取川」と「吉田蔵」、兄弟銘柄を飲みくらべ

Nishihama/shutterstock.com

「手取川」の酒蔵、吉田酒造店は、山本輝幸杜氏と吉田行成杜氏という二人の杜氏がいることでも知られています。
両者がそれぞれ率いる「山本蔵」「吉田蔵」の二蔵制度を開始したのは1997年のこと。以来両蔵が互いに競い合うことで、日本酒造りのさらなる高みをめざしてきました。
山本蔵が造る「手取川」と、吉田蔵が造る「吉田蔵」、兄弟銘柄の純米大吟醸を飲みくらべることで、それぞれの個性が際立ちます。

手取川 純米大吟醸 本流

酒造好適米「山田錦」を45%まで磨き上げ、金沢産酵母を自社培養して仕込んだ逸品。ハチミツのような甘い香りが魅力的で、落ち着いた味わいは、いっしょにたのしむ料理の味を引き立てます。

吉田蔵 純米大吟醸

青リンゴや洋梨のようなフルーティな香りが特徴で、米の味わいをしっかりと感じられます。味わいの余韻が長く、口のなかに残った香りまでたのしめる銘酒です。

「手取川」を題材にしたドキュメンタリー映画を見て、造り手の苦労を実感することで、その味わいをさらに深くたのしめます。並々ならぬ努力に想いを馳せながら、とびきりの晩酌をどうぞ。

製造元:株式会社吉田酒造店
公式サイトはこちら

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