焼酎のおすすめ銘柄! 初心者でも飲みやすいおすすめの麦焼酎4選

焼酎のおすすめ銘柄! 初心者でも飲みやすいおすすめの麦焼酎4選
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麦焼酎は、フルーティな香りや、スッキリとした軽やかな飲み口から、焼酎初心者や「焼酎は苦手」という人にも飲みやすい焼酎です。ここでは、麦焼酎の飲みやすさの秘密や、おすすめ銘柄を紹介します。

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焼酎を初心者におすすめするなら麦焼酎。飲みやすい理由とは?

焼酎を初心者におすすめするなら麦焼酎。飲みやすい理由とは?

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焼酎は、産地や原料によって味わいが大きく異なります。鹿児島の芋焼酎や、熊本の米焼酎、宮崎・高千穂の蕎麦焼酎や、鹿児島・奄美の黒糖焼酎など、さまざまな種類の焼酎が知られており、それぞれ独自の味わいで焼酎ファンをたのしませています。なかでも、焼酎初心者におすすめといわれるのが、長崎の壱岐地方や大分などが産地として知られる麦焼酎です。

焼酎が苦手という人に、その原因を聞いてみると、まず出てくる答えが「臭いが苦手」「クセが強い」といったものです。独特の香りやクセは、焼酎の魅力ではありますが、慣れない人にとっては、そう感じられないのもムリはありません。とくに芋焼酎、それも製造技術が洗練されていなかった昔の芋焼酎の臭いは、苦手とする人が多かったようです。

その点、麦焼酎は香ばしく、フルーティな香りで、口当たりもスッキリしていて、非常に飲みやすい焼酎といえます。その原因は、何といっても原料にあります。
麦焼酎の原料は、ビールと同じ大麦。大麦は「六条大麦」と「二条大麦」に大別されますが、ビールや焼酎の原料になるのは二条大麦です。二条大麦は、殻粒が二列に並んでいることからこう呼ばれますが、もともとは明治期にビールの原料用としてヨーロッパから持ち込まれた品種。麦の粒が大きく、デンプン含有量が多いのが特徴です。デンプンはアルコール発酵に欠かせない成分ですので、焼酎造りにはぴったりです。

麦焼酎は、この二条大麦を原料に、麹(壱岐では米麹、大分では麦麹が主流)で仕込んで発酵させ、蒸留したうえで貯蔵・熟成させて造られます。米麹を用いた麦焼酎は、米麹の甘味と麦の香ばしさを活かした味わいが魅力。一方、麦麹を用いた麦焼酎は、麦だけで造られた雑味のないスッキリした味わいが魅力です。

地域によって製法や味わいが異なるものの、いずれも口当たりのよさで焼酎初心者にもおすすめの麦焼酎。そのおすすめ銘柄を紹介していきましょう。

焼酎おすすめ1:不動の人気を誇る麦焼酎「いいちこ」

焼酎おすすめ1:不動の人気を誇る麦焼酎「いいちこ」

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焼酎はもちろん、お酒全般に興味がないという人でも、一度は耳にしたことはあるというほど、全国的な知名度をもつ麦焼酎が「いいちこ」。大分県宇佐市の三和酒類が、減圧蒸溜によって軽やかな味わいを実現した「いいちこ」は、昭和50年代の第一次焼酎ブームを牽引した存在です。

「いいちこ」とは、大分の方言で「いいですよ」という意味。その温かみのある表現や、「下町のナポレオン」というキャッチフレーズ、さらには名曲ぞろいのテレビCMの影響もあって、広く世間に浸透しており、気軽にたのしめる本格焼酎として人気を集めています。
地元・大分はもちろん、日本中の酒屋さんやスーパー、コンビ二などでも容易に入手でき、お値段も手頃ですが、本格焼酎というだけあって、その味は本物です。厳選された大麦と大麦麹、天然水を使用して造られた、まろやかで飲み飽きない味わいは、まさにベストセラーと評価されるだけのものがあります。

「いいちこ」は、アルコール度数や熟成期間などの違いによる味のバリエーションも豊富で、若年層や女性にもファンの多い焼酎です。料理の味を邪魔することなく、ロック、水割り、お湯割りなど、どんな飲み方でもおいしく飲めますので、ぜひ、一度試してみてください。

製造元:三和酒類株式会社
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焼酎おすすめ2:大分麦焼酎の草分け「二階堂」

焼酎おすすめ2:大分麦焼酎の草分け「二階堂」

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大分の麦焼酎のなかでも、草分け的な存在として知られるのが「二階堂」。「いいちこ」と並んで、こちらも誰もが一度は耳にしたことがあるほどの知名度があります。

二階堂を世に送り出したのは、大分県速見郡日出(ひじ)町で、幕末以来の歴史をもつ二階堂酒造。この地に江戸中期から伝わる銘酒「麻地酒(あさじざけ)」の伝統を受け継ぎ、天然醸造のため腐敗しやすいという欠点を改良するため、蒸溜酒である焼酎へと切り替えました。
それまでの麦焼酎は、大麦と米麹で造るのが主体でしたが、その常識を打破し、麦麹での製造に取り組んだ結果、1972年に麦100%の本格焼酎第一号が誕生したのです。

こうして誕生した「二階堂」は、麦の香ばしさと旨味を存分に活かした飲み口が評判となり、焼酎ブームの先駆けとなりました。
「主原料も、麹も、すべて麦」という大分麦焼酎の特徴は、この二階堂から始まったもので、「焼酎はクセが強い酒」という固定観念をくつがえした記念碑的な麦焼酎として、これからも語り継がれるはずです。

二階堂の魅力は、減圧蒸溜によって麦の香りを最大限に活かした芳醇な香りと、さっぱりとした飲み口です。地元・大分では、お湯割りで飲むのが主流だそうですが、ソーダやジュースなどで割ってもおいしく飲めますので、お好みの飲み方を探してみてください。

製造元:二階堂酒造有限会社
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焼酎おすすめ3:樽熟成された味わい「神の河(かんのこ)」

焼酎おすすめ3:樽熟成された味わい「神の河(かんのこ)」

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同じ麦焼酎でも、「いいちこ」や「二階堂」とは、見た目も味わいも大きく異なるのが「神の河(かんのこ)」です。最大の違いは、その鮮やかな琥珀色。焼酎といえば、日本酒と同様に透明なものと思いがちなため、はじめて見た人が「これが焼酎なの? 」と驚くのもムリはありません。

ほんのりとした琥珀色の秘密は、ウイスキーなどと同様に、ホワイトオーク樽で3年以上熟成していること。長期熟成という他の麦焼酎にはない特徴こそ「神の河」の魅力であり、樽から移ったふくよかな香りと、熟成されたまろやかな味わいは、焼酎を苦手としがちな若い人たちにも好評です。

この「神の河」を造っているのは、鹿児島県枕崎市の薩摩酒造。鹿児島といえば芋焼酎が有名ですが、薩摩酒造では、芋焼酎はもちろん、麦焼酎、米焼酎、蕎麦焼酎、さらには発泡酒と、幅広いお酒造りを行っています。

最近では、よりライトなテイストとフレーバーを追求した「神の河Light」を発売し、若年層や女性から人気を集めています。こちらも原酒を樽で貯蔵したもので、バニラを思わせる香りや、華やかで軽い口当たりが魅力です。

「神の河」も「神の河Light」も、初心者でもロックやストレートで試しやすい銘柄ですが、香りをたのしみたい人はお湯割り、さっぱりと飲みたい人は水割りやソーダ割りがおすすめです。

製造元:薩摩酒造株式会社
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焼酎おすすめ4:プレミアム焼酎として知られる「百年の孤独」の原酒「中々(なかなか)」

焼酎おすすめ4:プレミアム焼酎として知られる「百年の孤独」の原酒「中々(なかなか)」

jazz3311 / Shutterstock.com

あまりの人気の高さゆえに、正規ルートでの入手が困難となり、一部では高値で取引されている「プレミアム焼酎」の代表格といえるのが「百年の孤独」。宮崎県児湯郡において、明治18年(1885年)以来の歴史を積み重ねてきた黒木本店が生んだ逸品です。
焼酎の初心者向けとしておすすめするのは、入手困難といわれる「百年の孤独」ではなく、その原酒となる麦焼酎「中々」です。

「百年の孤独」の高級感ある味わいは、麦焼酎ならではの香ばしさと、オーク樽で長期間貯蔵することで生まれたウイスキーやブランデーを思わせる芳香が溶け合ったもの。これに対し、樽貯蔵せずに原酒そのままの味わいを活かした「中々」は、穀物由来のほんのりしたキャラメルのような甘味がたのしめ、焼酎初心者には、むしろこちらの方が飲みやすいといわれています。

黒木本店では、よい焼酎を造るには、よい原料から育てるべきという理念のもと、40ヘクタールに及ぶ自社畑で、種蒔きから収穫まで、すべて自らの手で行っています。手塩にかけて育てられた大麦と、尾鈴山水脈から流れ出る良質な湧き水を用いて、太陽と水の恵みを活かした焼酎造りを行っており、どの銘柄も高い人気を誇っています。そのなかでも飲みやすさに定評があるのが「中々」で、とくにお湯割りにすると、甘味に深いコクが生まれて、香ばしさがさらに際立つのだとか。

製造元:株式会社黒木本店
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麦焼酎が初心者にもおすすめとされるのは、お手頃な値段も理由のひとつ。どの銘柄も入手しやすいものなので、麦焼酎を飲んでみようかなと思ったら、ぜひ、試してみてください。

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