ウイスキー原料は多種多彩! 原料ごとに異なる個性をたのしもう

ウイスキー原料は多種多彩! 原料ごとに異なる個性をたのしもう
出典 : Kirill Z/ Shutterstock.com

ウイスキーの原料は穀物ですが、一口に穀物といっても多種多様。どんな穀物を原料とするかによって、ウイスキーの味わいが大きく異なるもの。奥が深いお酒がウイスキー、ここではその原料による分類についてお話します。

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ウイスキー原料に、健康食品として知られる「キヌア」を使った変わり種ウイスキー

ウイスキー原料に、健康食品として知られる「キヌア」を使った変わり種ウイスキー

Elena Schweitzer/Shutterstock.com

ウイスキー原料として、あまり一般的には知られてない穀物を用いているケースもあります。
たとえば、アメリカのクラフトディスティラリー(手作業でウイスキーを製造する小規模な蒸留所)として知られるコルセア蒸留所では、キヌアを原料にウイスキーを製造しています。
キヌアとは南米を原産地とする穀物で、近年、健康食品として注目を集めています。

とくに原産地である南米では、同じく健康食品として知られるチアシードよりも知名度が高いとされています。その栄養価はとても高く、食物繊維やビタミン、ミネラルに加え、タンパク質も豊富であることから、NASAが機能性の高い宇宙食として認定している食品でもあるのです。

このキヌアを原料としたウイスキーは単式蒸留器(ポットスチル)で蒸留されています。キヌアには糖度が少ないため、キヌア2割程度に対して、モルト8割程度を混ぜることで、造られているそうです。

キヌアのような珍しいウイスキー原料は、手作業でのウイスキー造りを行うクラフトディスティラリーだからこそ使用できるもの。
コルセア蒸留所の創始者であるダレク・ベル氏は、新しく自由なアイデアのもとでのウイスキー作りに取り組む第一人者として知られます。ほかにもオートミールやジュズダマなど、これまでウイスキー原料には用いられなかった穀物も、積極的にウイスキー原料に取り入れているそうです。

気になるキヌアウイスキーの味は、角がなくて軽い風味。さらに、フルーティな甘さや、ナッツのような風味も感じられ、水割りにするとすんなりと口から喉に通り抜ける感覚なのだとか。個性的ながら飲みやすい味わいは、ウイスキー好きはもちろんのこと、普段、あまりウイスキーを飲まない人にもやさしいでしょう。

ウイスキーは、製造方法はもちろんのこと、原料によってもかなり違った香りや味わいを醸し出してくれます。そのなかで、人それぞれに自分が好きな味わいのウイスキーを探し出すのもたのしみのひとつでしょう。

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