宮城に行って飲んでみたい!おすすめの日本酒(地酒)【東北編】

宮城に行って飲んでみたい!おすすめの日本酒(地酒)【東北編】
出典 : mTaira /Shutterstock.com

宮城県を代表する英雄といえば、戦国武将の伊達政宗ですが、彼は食通としても有名です。酒好きでもあり、名のある酒造り職人を仙台に呼び寄せ、召し抱えていたとか。そうした歴史が、現在における宮城の酒造りの基礎になり、質の高い酒が多く生まれているのです。

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1974年に宮城県内の4つの歴史ある蔵元がひとつになって誕生した銘柄が「一ノ蔵」です。以来、「よい米を使い、手間暇をかけ、よい酒を造る」という姿勢を貫き、日本酒造組合が定める「手づくりの条件」を満たす伝統の技を活かした酒造りを続けています。
「特別純米酒 辛口」は、宮城県産米をぜいたくにも55%まで磨いた、米の本来の旨味とキレのよさがあるスマートな酒。冷や、常温、ぬる燗とどの温度でもおいしく飲めるのも魅力です。

製造元:株式会社一ノ蔵
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伊達の美酒文化を継承【勝山(かつやま)】

醸造元は、仙台伊達家の御用蔵として300年以上の歴史をもつ酒蔵で、旨味と純度の高い酒造りが特徴です。関連企業に料理屋や調理の専門学校を有するなど「食」全体へのこだわりが強く、日本で初めて「食中酒」を公言したともいわれています。
麹造りにも情熱を傾けており、宮城吟醸酵母と好適米「山田錦」の味わいを最大限に引き出した麹が、キレのある日本酒を生み出しています。

製造元:仙台伊澤家 勝山酒造株式会社
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和食に合う辛口の酒【日高見(ひたかみ)】

日高見を醸造する平孝酒造は、新鮮で豊富な魚が日々水揚げされる石巻町にある老舗の酒蔵。地元の人も「魚なら日高見」というほど、和食に合う辛口の酒造りを得意としています。当主の平井孝浩氏は寿司好きが講じて、全国の有名店を行脚して研究したとか。今では「寿司には日高見」といわれるまでに。
そんな平井氏の想いが込められているのが「日高見 超辛口純米吟醸 弥助(やすけ)」です。寿司の味を引き立てるため、お酒が前に出すぎないよう香りは抑え目、味わいも淡い淡麗辛口。酒と料理の相性を突き詰めた末にできた逸品です。

製造元:株式会社平孝酒造
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料理が引き立つ酒【伯楽星(はくらくせい)】

「伯楽星」の名前は、造り手の新澤醸造店がある大崎市三本木に伝わる、「馬の目利き、伯楽が育てた名馬が天に昇った」という伝説に由来しているのだとか。
そんな「伯楽星」の特徴は、新澤醸造店のモットーである「究極の食中酒」をめざした、フルーティな香りと酸味。あえて糖度をおさえた控えめな味わいは、料理とともに飲み進めても飲み飽きしません。和洋問わず、どんな料理にも合わせやすい日本酒です。

製造元:株式会社新澤醸造店
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伝統の技が冴える【浦霞(うらかすみ)】

「浦霞」の蔵元、佐浦は享保9年(1724年)創業の老舗で、大正時代には当時の皇太子(昭和天皇)に「浦霞」を献上したそうです。吟醸向けの「浦霞酵母(12号酵母)」を発見されたことでも知られています。
宮城産のササニシキを使用した「特別純米酒 生一本(きいっぽん)」は、米の旨味をしっかりと感じられ、やわらかな飲み口とキレ味が軽快。バランスの取れた酒で、家庭料理にもよく合う味わいです。

製造元:株式会社佐浦
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