青森のおすすめの日本酒(青森の地酒)【東北地方】
青森県では、高品質な酒造りをめざして、吟醸向けの「華想い」など、青森県独自の酒造好適米の開発に取り組んでいます。そんな米作りの情熱から生まれた、青森の日本酒の魅力を紹介します。
- 更新日:
kitsune05/ Shutterstock.com
青森県には、ほかにも特徴ある日本酒が盛りだくさん。なかでも注目の銘柄を紹介します。
津軽杜氏が醸す地酒【亀吉(かめきち)】
創業者、中村亀吉の名前を冠した「亀吉」は、品評会でも高い評価を得て、数々の賞を獲得している日本酒です。手がけるのは、現在ではわずか数人しかしないという津軽杜氏の対馬氏。伝統の技を受け継ぎ、青森の風土を活かした酒造りを続けています。
その味わいは、やわらかな口当たりながら、しっかりとした主張を感じさせます。米の旨味が存分に引き出されているため、和食との相性がよく、食中酒にも最適です。
製造元:中村亀吉酒造店
公式サイトがありません
頑固な想いが生み出した酒【じょっぱり】
東北の地酒は濃厚で甘口な味わいの酒が主流でしたが、ほかとは違う独自の酒造りをしたいという想いから生まれたのが、辛口の酒「じょっぱり」です。津軽弁で「頑固」「意地っ張り」を意味する言葉のとおり、米や水、麹も地元産にこだわり、理想とする酒造りを実践しています。淡麗でありながら、飲んだ後の旨味もしっかり感じられ、飲み飽きることのない味わい。津軽の人々が慣れ親しんできた、「津軽の味」を堪能できます。
製造元: 六花酒造株式会社
公式サイトはこちら
ほっとする酒【六根(ろっこん)】
「六根」は桜と城で名高い青森県弘前市にある酒蔵、斎藤酒造の人気銘柄。斎藤酒造は、江戸時代に酵母菌である「酒母」造りからスタートして、明治時代に酒造業に転換。「喜ばれる酒、安心して飲める酒、地域に愛される飲み飽きない酒」をモットーにしています。
「六根」シリーズの最高峰「六根ダイヤモンド 純米大吟醸酒」は、圧搾機を使用せず、布濾過による雫酒だけを瓶詰めした贅沢な逸品。上品な吟醸香と繊細な味わいが印象的な美酒です。
製造元:株式会社斎藤酒造
公式サイトはこちら
歴史を刻む銘酒【松緑(まつみどり)】
「六根」と同じく斎藤酒造で醸造される人気銘柄が「松緑」です。その名前は、蔵の敷地内にある樹齢300年以上の老松にちなんでつけられたものだとか。ぬる燗でもおいしい「松緑 純米酒」や、選び抜かれた好適米「山田錦」をていねいに磨き、時間をかけて搾った「松緑 別格」など、酒種によって違う味わいが楽しめるのも魅力です。
製造元:斎藤酒造
公式サイトはこちら