青森のおすすめの日本酒(青森の地酒)【東北地方】

青森のおすすめの日本酒(青森の地酒)【東北地方】
出典 : Prokhorova Tatiana /Shutterstock.com

青森県では、高品質な酒造りをめざして、吟醸向けの「華想い」など、青森県独自の酒造好適米の開発に取り組んでいます。そんな米作りの情熱から生まれた、青森の日本酒の魅力を紹介します。

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「菊駒」を醸造する菊駒酒造がある五戸町は、冬にはマイナス10度を下回るという厳寒の地域。現在も江戸時代から続く、冬の寒さを利用して造る「寒造り」を大切にしています。寒造りは低温でじっくり醸造するため、豊かな旨味と引き締まった味わいの酒ができるといわれています。
青森産の酒造好適米、華吹雪で仕込んだ純米酒は、まろやかなコクと旨味、やさしい吟醸香によって、飲み飽きることのない味わいです。常温からお燗まで、幅広い温度帯で楽しむことができます。

製造元:菊駒酒造
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老舗が生んだ新しい魅力【陸奥八仙(むつはっせん)】

安永4年(1775年)創業の八戸酒造は、地元で愛され続けている辛口酒「陸奥男山」で知られる老舗の蔵元。その9代目にあたる長男の駒井秀介氏と、弟の伸介氏が中心となって生み出した銘柄が「陸奥八仙」です。
「特別純米 赤ラベル」は、陸奥八仙シリーズのなかでも人気の一本。甘い香りと旨味が広がり、ほどよく酸味があるフレッシュな味わいは、米、水、酵母、造り手すべてが青森産。高品質ながら日本酒ファンの目線に立ったリーズナブルな価格設定で、日本酒初心者にもおすすめです。

製造元:八戸酒造株式会社
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日本酒界のホープ【豊盃(ほうはい)】

若き5代目三浦剛史氏と弟の文仁氏の活躍により、注目されている銘柄が「豊盃」です。造り手の三浦酒造は、小規模ながら、契約栽培による良質な酒造好適米を、すべて自家精米するという、ていねいな酒造りに定評があります。
「純米吟醸 豊盃米55」は、人気の「豊盃」シリーズのなかでも屈指の人気を誇る、55%精米の純米吟醸酒。青森産の酒造好適米「豊盃米」の特徴が存分に引き出されており、穏やかな香りが食事との相性も抜群。少量生産のため、見かけたらぜひ手に入れたい逸品です。

製造元:三浦酒造株式会社
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米の旨味を感じる風格ある酒【田酒(でんしゅ)】

「田酒」は「酒は田んぼからなる」という原点に立ち返り、醸造アルコールなどの添加物を使用せず、田で育つ米だけで造りあげた日本酒。米の旨味を最大限に引き出したしっかりした味わいで、多く人に愛されています。
「田酒」の蔵元、西田酒造店の米に対するこだわりは並々ならぬものがあり、近年では幻の米といわれた青森県の初代酒造好適米「古城錦」を復活させ、これを原料とした「田酒 古城乃錦」を発売しています。

製造元:株式会社西田酒造店
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手仕事で守る伝統の味【桃川(ももかわ)】

奥入瀬川の名水で醸す「桃川」は、その通称である「百石川」に由来していますが、「百(もも)」を果物の「桃」に置き換えたというのが一ひねりしています。「桃川」の特徴は、繊細でやわらかな口当たり。南部杜氏の技を受け継ぐ蔵人の技術によるものです。
銘柄と同じ名をもつ蔵元は、江戸末期からの歴史をもち、「品質第一」を掲げ、「桃川」以外にも「ねぶた」や「杉玉」など個性あふれる日本酒を生み出しています。

製造元:桃川株式会社
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