日本酒も焼酎もおいしい! 新潟の米焼酎&粕取り焼酎を飲む

日本酒も焼酎もおいしい! 新潟の米焼酎&粕取り焼酎を飲む

新潟県は日本屈指の米どころ。コシヒカリやこしいぶきといったブランド米はもちろん、上質な酒米も栽培されており、数々の有名な日本酒のふるさとでもあります。そんな新潟県には、米の栽培に適している場所だからこそ造れるとっておきの焼酎があるのです。

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米焼酎、粕取り焼酎について学んでみよう

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肥沃な粘土質の土壌、栽培に適した気候、豊富な雪解け水に恵まれ、日本随一の米どころである新潟県。米が原料である日本酒はもちろん、その土地の特産物と密接な関係を持つ焼酎造りが行われているのも不思議ではありません。

日本酒は米を発酵させて造った醸造酒、焼酎はその発酵したものをさらに蒸留させた蒸留酒です。従って醸造酒である日本酒はおよそ15度前後、蒸留酒である米焼酎はおよそ25度前後とアルコール度数も異なります。日本酒は日本酒用に栽培される酒造好適米(酒米)が使われるのに対し、米焼酎には一般的に食用米を用いることが多いようです。

また、日本酒造りの際にできる酒粕を使って造る粕取り焼酎も見逃せません。おいしい部分だけを使うために贅沢に削られた米は、日本酒を絞った後にもまだ約8%のアルコール分が残されていて、この酒粕を原料にした焼酎は、日本酒の醸造香がほのかに感じられます。これは粕取り焼酎、また酒粕焼酎とも呼ばれています。

佐渡の酒蔵、北雪の造る人気米焼酎

佐渡の酒蔵、北雪の造る人気米焼酎

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新潟県佐渡に、明治5年の創業以来、伝統と革新を上手に組み合わせた酒造りを行っている酒蔵があります。音楽演奏や超音波振動、遠心分離機など、今までされることのなかった日本酒製造の技術を取り入れ、世界的にも知られている「北雪酒造」です。農薬や化学肥料を使わず、 天然水を利用して酒米造りを行い、その上質な酒米は「朱鷺と暮らす郷づくり認証米」(朱鷺認証米)に認定されています。

こちらでは日本酒同様、こだわった米焼酎が造られていることでも有名です。「樽貯蔵37°」はほのかな米の甘い香りがたのしめる本格焼酎です。

また、高いレベルの日本酒造りで知られるからこそ、粕取り焼酎も要チェックです。「黄金波 超音波熟成」は、自家製の大吟醸粕と高精白粕で造られた後、超音波をあてて熟成された1本。「山のいただき」という意味の方言の名前を持つ「つんぶり」は、ロックで酒粕の旨味を堪能するのがおすすめです。
北雪酒造の詳細はこちら

クリアでフルーティーな味わい、酒粕焼酎「節五郎」

クリアでフルーティーな味わい、酒粕焼酎「節五郎」

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城下町として栄えた新潟県新発田市で、酒蔵としての歴史を刻み始めた「菊水酒造」。不老長寿の菊の水を謳った能楽から付けられた日本酒「菊水」シリーズは、全国で広くたのしまれています。創始者の名前を冠した銘柄「節五郎」は、酒蔵としての様々なチャレンジを表現する酒が揃います。日本酒の醸造工程でできた新鮮な酒粕を、減圧蒸留でスッキリした味わいに仕上げています。
菊水酒造の詳細はこちら

酒米のサラブレッドから生まれた吟醸粕取り焼酎「雪男」

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