「五百万石」など酒造好適米も使って造られるクラフトビールを三重で味わう

「五百万石」など酒造好適米も使って造られるクラフトビールを三重で味わう

酒造好適米の栽培は広く行われ、日本酒の酒蔵の多い三重。伊勢の海の幸とともにいただくお酒は至福の味わいです。ビール醸造も盛んで、醸造家が丹念に造ったビールが話題です。

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三重のクラフトビール

三重のクラフトビール

Thanya Jone/ Shutterstock.com

酒造好適米のなかでもっとも有名な「山田錦」は諸説ありますが、三重が始まりといわれています。三重の気候が稲作に適しているため、山田錦のほか「五百万石」などの酒造好適米も作られています。また、三重は日本でも雨の多いエリアとして知られ、山々から流れる豊かな伏流水は醸造にはかかせません。水のおいしいところには酒蔵が栄え、日本酒の酒蔵だけでなく焼酎の酒蔵やビールのブルワリーも多くみられます。

三重のビールを世界へ!「伊勢角屋麦酒」

三重のビールを世界へ!「伊勢角屋麦酒」

Joshua Resnick/ Shutterstock.com

1997年にビール醸造を始めた伊勢角屋麦酒。クラフトビール醸造当初から、「伊勢から世界へ」「世界のビールファンをうならせたい」を合言葉に試行錯誤を繰り返してきました。この挑戦は数々の受賞歴を生みます。最近では、定番のペールエールが、インターナショナル・ブリューイング・アワードの金賞を受賞しています。

人気のペールエールは、代表銘柄のひとつ。産地や品質を指定して契約したホップを使い、後に残らないクリアな苦味を実現。香りの印象を引き立て、ほのかな甘味の余韻を残すクセのない味は、ビール初心者でもおいしい!と素直に思える味わいです。ほかに、春限定のさくらペールエールや冬限定のカルダモンポーターなど独自の味わいを追求する限定クラフトビールがファンを増やしています。
伊勢角屋麦酒の詳細はこちら

ドイツの伝統を受け継ぐ「上馬ビール」

ドイツの伝統を受け継ぐ「上馬ビール」

Alexlukin/ Shutterstock.com

創業1850年、日本酒の代表銘柄「上げ馬」を中心に、ビール醸造も行う歴史ある蔵元です。

上馬では、ドイツ直輸入の有機無農薬麦芽と有機ホップのみを使用したオーガニック原料のビールを醸造しています。また、仕込み水は、蔵に昔からある井戸のミネラル分豊富な天然水を使用しています。伝統あるドイツの本格ラガービールの製法を守り、1キロリットルの小さな仕込み釜で少量ずつ仕込み、0度の低温冷蔵庫で60日以上熟成されます。人気のへレスは、淡い色のビールです。有機ホップの広がりある香りとオーガニック麦芽ならではの麦の旨味が口に広がります。スッキリした味わいです。
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新しいクラフトビールを造る「火の谷高原ビール」

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