地元産大麦や天然水で造るビールも!富士山のお膝元静岡のクラフトビール

地元産大麦や天然水で造るビールも!富士山のお膝元静岡のクラフトビール

富士山のお膝元である静岡では、名水が湧き出るエリアとして日本酒の蔵元やワイナリー、ウイスキー蒸留所に加え、ビールの醸造所も多く存在します。数ある人気ブルワリーの中から3軒を紹介します。

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奥深いエールが人気の「反射炉ビヤ」

奥深いエールが人気の「反射炉ビヤ」

MaxyM/ Shutterstock.com

幕末に築造された溶鉱炉、反射炉すぐ横のマイクロブルワリーが「反射炉ビヤ」です。幕末の頃、伊豆の名代官であった江川太郎左衛門英龍は韮山に国防のための反射炉を築造、また日本で最初のパンを焼くなど西洋の新しい技術を積極的に取り入れる偉人でした。「反射炉ビヤ」は、この偉大な先人の功績にあやかり、名づけられたそうです。

定番は江川太郎左衛門英龍の名前のついた太郎左衛門ビール。正統派のイングリッシュペールエールは、スムースな苦味と香りの余韻をたのしめるビールです。ほかに、源頼朝、北条政子、北条早雲など伊豆ゆかりの偉人を紐づけ、味やラベルに活かしたオリジナルビールは、ラベルもたのしくおみやげにも喜ばれそうです。
反射炉ビヤの詳細はこちら

地元産大麦や天然水で造る「風の谷のビール」

地元産大麦や天然水で造る「風の谷のビール」

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

大深度300メートルの深井戸から汲み上げた富士箱根山系の天然水と地元で栽培された大麦、有機麦芽を使ったビールを醸造しています。地元産の大麦のほか、ブルワリーマイスターのこだわりで、モルト、ホップ、酵母はチェコ・ドイツ産をはじめとしたオーガニック原料を厳選しています。

また、2000年12月には「風の谷のビール」が、改正JAS法で創設された有機食品検査制度の検査機関である「アファス認証センター」より、「有機農畜産物加工酒類」としての認証を受けています。「おいしさ」と「安全」にも情熱を注ぐブルワリーの信念が見てとれます。

有機農畜産物加工酒類として認定を受けているピルスナーは、スッキリした喉ごしと爽快感のあるビール。オーガニックモルトを使用し、麦芽の風味と心地よいホップの苦味が広がる味わいです。
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静岡市初のブルワリー「AOI BREWING(アオイ ブリューイング)」

静岡市内唯一のブルワリー「AOI BREWING(アオイ ブリューイング)」

Brent Hofacker/ Shutterstock.com

「AOI BREWING(アオイ ブリューイング)」は、静岡市内に初めてできたブルワリーです。ブルワリーのアオイは、徳川家の「葵」の家紋からきています。徳川家ゆかりの場所の多いこの地域ならではの名前ですが、併設しているビアレストランでは、「葵」の家紋の入ったビアグラスでクラフトビールを飲めるこだわりようです。

定番のビールは4種類。中でも人気なのが、zen-infused OCHA ALE(お茶エール)です。お茶どころでもある静岡の掛川産の深蒸し茶を使用し、爽やかな飲み口が特徴です。お茶の甘味やほのかな香りが感じられると評判です。

醸造所に併設したビアレストランでは、ビールにぴったりのつまみや食事のメニューが豊富。静岡に行ったらぜひ、訪れたいですね。

AOI BREWINGの詳細はこちら

ビアパレット

ブルワリーのはしごをしたくなる静岡。ぜひ、訪れて各ブルワリーのビールを飲み比べたいですね。

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