最近話題の「グルテンフリー」のビールとは?

最近話題の「グルテンフリー」のビールとは?
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「グルテンフリー」のビールとは、小麦や大麦に含まれるタンパク質「グルテン」を含まないビールのこと。欧米を中心に、美容や健康への関心が高い人たちの間で注目を集めています。今回は、そんなグルテンフリーのビールについて紹介します。

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「グルテンフリー」のビールが注目される理由

「グルテンフリー」のビールが注目される理由

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そもそも「グルテン」とはどんなもの?

「グルテン」とは、小麦や大麦、ライ麦などの穀物に含まれるタンパク質の一種で、食材のモチモチした食感や弾力のもとになっているものです。おもに大麦を原材料とするビールには、このグルテンが当然のごとく含まれています。
しかし、食物アレルギーの一種として、グルテンに対するアレルギー症状があります。パン食が主体の欧米では、こうした人々のための「グルテンフリー」の食材が普及していて、本来はグルテンを多く含むビールでも、グルテンフリーをうたった商品が数多く出回っています。

美容や健康のためにグルテンフリーを実践する人も

グルテンを含まない食品を中心とするグルテンフリーの生活スタイルは、グルテンアレルギーの人だけでなく、美容や健康への意識が高い人々に広がりつつあります。
そのきっかけとなったのが、世界的テニスプレーヤーのノバク・ジョコビッチ選手。彼は、まさにグルテンアレルギーだったそうですが、グルテンフリーの食生活をすることで健康を維持し、成績も劇的に改善したのだとか。そして、この話を聞いた世界中のセレブたちを中心に、グルテンフリーへの注目が高まったのです。

「グルテンフリー」化が進む欧米のビール

「グルテンフリー」化が進む欧米のビール

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欧米では数多くのグルテンフリーのビールが登場

パンやパスタなど麦を主食とする食生活が中心の欧米では、古くから「グルテンフリー」への関心が高く、ビールについても大小さまざまなクラフトビールメーカーが、グルテンフリーのビールを製造・販売しています。

オレゴン州ポートランドの「オミッション」シリーズ

数あるグルテンフリービールのなかでも人気なのが、クラフトビールのメッカとされるオレゴン州ポートランド生まれのビール「オミッション」シリーズです。
グルテンを取り除くための独自製法を採用し、アメリカ食品医薬局(FDA)が定める基準値を大きく下回っています。日本にも輸入さされていて、通販サイトなどで購入できるので、興味のある人はチェックしてみてください。

輸入元:株式会社友和貿易
公式サイトはこちら

国内ビールメーカーによる「グルテンフリー」のビールを紹介

国内ビールメーカーによる「グルテンフリー」のビールを紹介

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日本でのグルテンフリービールの浸透はこれから

日本では、国内大手ビールメーカーが販売しているビールのなかで「グルテンフリー」を前面に打ち出したビールはほとんどなく、グルテンフリーのビールに対する関心は、まだそれほど高いとは言えないのが現状です。
今回は、そんななかから国内大手ビールメーカーによる3つのグルテンフリービールについて紹介します。
なお、これらはいずれもグルテンを含む麦芽の替わりに別の材料を使用した、いわゆる「第3のビール」と呼ばれるもので、酒税法上で「ビール」には含まれません。

【キリン のどごし生】

麦芽の替わりに大豆を原材料に使用したビール。飲みごたえがあり、飲んだあとの爽快な味わいが人気のビールです。
※「のどごしSTRONG」と「のどごしZERO」には麦芽が含まれていて、グルテンフリーではないので注意してください。

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【サッポロ ドラフトワン】

麦芽の替わりに「えんどうタンパク」を使用したビール。あざやかなキレ味で、すっきりとした飲みやすさが人気です。

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【サントリー ジョッキ生】

麦芽を使用していないグルテンフリーのビールで、プリン体も低く抑えた健康志向の人におすすめのビールです。さわやかな後味で飲みやすいビールとして人気です。

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※ここで紹介した3商品は、いずれも「ビール風味飲料」で、正確には「ビール」とは言えません。

日本ではまだあまりなじみのない「グルテンフリービール」ですが、海外から多くの環境客が来訪すると予想される2020年の東京オリンピック開催に向けて、今まで以上に関心が高まりそうです。この機会に試してみてはいかがでしょう?

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