芳醇な香りの日本酒の産地、広島の酒。個性豊かな人気の4銘柄

芳醇な香りの日本酒の産地、広島の酒。個性豊かな人気の4銘柄
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雄町好きの間でも傑作として語られる「竹鶴」

雄町好きの間でも傑作として語られる「竹鶴」

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広島県の日本酒は、軟水を生かした芳醇な香りと柔らかな口当たりで知られますが、それぞれの酒には個性があり、味わいも違います。そんな広島の酒を代表する銘柄をいくつか紹介しましょう。

ひとつめは、ニッカウヰスキーの創始者竹鶴政孝の生家として知られる竹鶴酒造の「竹鶴」です。封を開けた時は力強く、時間が経つとまろやかに変化していくのが特徴。米の旨味が濃く、燗映えする日本酒といわれます。中でも、「竹鶴 雄町純米」は、酒米の山田錦や五百万石のルーツといわれる「雄町」の旨味が凝縮した日本酒。竹鶴特有の酸が際立ちつつ、芳醇でまろやかな味わいがたのしめます。

辛口にこだわり続ける隠れた銘酒「亀齢」

辛口にこだわり続ける隠れた銘酒「亀齢」

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西条市にある江戸期創業の亀齢酒造は、甘口の日本酒が流行った時代も、ずっと変わらず辛口にこだわり続けてきた酒蔵です。伝統の技と吟味した素材を活かして、香りや後味のよい、濃醇で味わい深い酒を醸しています。「亀齢」は明治時代から造られており、大正6年の全国清酒品評会で、「月桂冠」や「賀茂鶴」とともに、日本初の名誉賞を受賞しました。
亀齢の詳細はこちら
https://kireikireikirei.jimdo.com

戦艦大和にも納品された「千福」

戦艦大和にも納品された「千福」

Nishihama/ Shutterstock.com

創業160年の三宅本店の「千福」。当時呉にあった海軍御用達のお酒として人気を集め、一時は日本一の生産量を誇るほどでした。毎日の晩酌にいただきたくなる飽きのこない味わいは、今も昔も多くの人に愛されています。手頃なパック酒から、2017年度「全国新酒鑑評会」で金賞受賞した「黒松 千福」まで、幅広いラインナップがたのしめます。
千福の詳細はこちら
http://www.sempuku.co.jp/

酒米の旨味を感じる淡い山吹色の「賀茂泉」

酒米の旨味を感じる淡い山吹色の「賀茂泉」

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最後に紹介するのは、大正元年創業の賀茂泉酒造の「賀茂泉」です。広島杜氏伝承の三段仕込を忠実に守って造られた酒は、芳醇で豊かな味わいと淡い山吹色をした酒として親しまれています。酒米の旨みがしっかりと感じられ、香りと味のバランスがよく、冷やでも燗でもたのしめます。柔らかな口当たりで飲みやすく、女性にも人気です。
賀茂泉の詳細はこちら
http://www.kamoizumi.co.jp/

辛口ながら軟水ならではのまろやかさが魅力の酒蔵も多い広島の酒を、ぜひ飲み比べてみてください。

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