芋焼酎を試すなら、まずはこれ!
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芋焼酎をおいしく飲むには
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いろんな飲み方でたのしめる芋焼酎。サツマイモ特有の甘い香りと味わいを楽しむならお湯割り、食事と合せるなら水割り、さらにトロリとした舌触りときりりとした後味を堪能するならロック。さらに最近は爽快感あふれる炭酸割りも人気のようです。
このようにいろんな温度と飲み方でたのしむことの多い芋焼酎ですが、どうせ割るなら芋焼酎王国・鹿児島流に「前割り」してみてはいかが?
「前割り」とはその名の通り、あらかじめ焼酎に水を加え、しばし寝かせて(できれば最低ひと晩)から飲む方法。こうすることで水と焼酎がしっかりなじみ、より口当たりの良いまろやかな味わいがたのしめます。そのまま味わってもいいですが、燗につけて。とくにぬる燗がおすすめです。
以下で紹介する3本も前割りにすると、それぞれが持つ特徴や個性を、より実感できるでしょう。
宮崎、人気の1本「黒霧島」
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本格焼酎の出荷量が全国1位の宮崎県。しかも3年連続!この状況を牽引しているのが、鹿児島との県境にある都城市の霧島酒造。その看板銘柄が“クロキリ”の愛称でお馴染みの芋焼酎「黒霧島」。
良質なさつまいも、深い味わいとコクを生み出す黒麹、さらに自社工場の敷地内に湧く適度なミネラルと炭酸ガスを含む「霧島裂罅水」から生まれる“クロキリ”。その特徴はキャッチコピー「トロッとキリッと黒霧島」が表す通り、トロリとした甘味とキリッとした後味。
軽やかな味わいは、今まで焼酎が苦手だったという女性層からの支持も受け、今や全国のコンビニに置かれるメジャー芋焼酎となり、“クロキリ”で芋デビューという方も少なくないようです。
食事と一緒に楽しむなら、お湯割りや水割りがおすすめですが、「トロッとキリッと」感をより満喫するなら、ぜひロックで。
黒霧島の詳細はこちら
http://www.kirishima.co.jp/
まろやかな味わい「尾鈴山 山ねこ」
写真/PhotoAC-4
こちらも宮崎県が誇る本格焼酎。宮崎県児湯郡の山深い森の中にある「尾鈴山蒸留所」で造られています。
多くの芋焼酎は1966年(昭和41年)に鹿児島県で作られた焼酎用のサツマイモ、黄金千貫を主原料としていますが、「山ねこ」は「より軽やかですっきりとした味わいの芋焼酎を」との狙いから、1994年(平成6年)に宮崎県で開発された品種、ジョイホワイトを使用。まろやかでやわらかな焼酎にまとめる白麹と共に仕込み、常圧蒸留で抽出。淡麗かつフル―ティな香り、爽快な味わいは多くの女性ファンも魅了しています。
また、軽やかで飲みやすく、飽きのこない味ゆえ、ロック、水割り、お湯割りのどの飲み方でもたのしめるオールマイティさも人気の要因のようです。
芋焼酎の王道「くじら」
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