米どころ新潟県の日本酒をおさえておく

米どころ新潟県の日本酒をおさえておく
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「淡麗辛口」で一世を風靡し、今もなお人気を誇る新潟淡麗酒

米どころであり、雪国ならではのきれいな雪解け水が豊富で、三大杜氏の一つ越後杜氏の郷でもある新潟。

労働環境や食生活の変化など、時代の流れを敏感に察知し、早くから吟醸タイプの酒造りの研究を重ね、淡麗辛口に一本化。新潟淡麗は大ブームとなり、「新潟の酒はうまい」のイメージ作りに成功しました。また、新潟を代表する酒米「五百万石」は、麹が造りやすく、それでいて溶けにくい米質で、あまり米を磨かなくてもすっきりとした軽い酒質となるため、「淡麗辛口」の酒を造るのに最適だったのです。

酒蔵数全国一、特定名称酒比率約68%の高品質を誇る

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新潟の酒造場数は91社と全国1位(平成28年)。日本酒生産量は2014年の国税庁調査によると、兵庫県、京都府に次ぐ全国第3位。国内生産量の約8%強を醸造しています。またそのうち、特定名称酒は半分以上の約68%で、全国平均を大きく上回っています。

これも早いうちから、付加価値の高い吟醸酒を手掛けてきた結果と言えるでしょう。また、最近は飲み応えのある純米酒や、インパクトのある無濾過生原酒なども増えてきているので、今度の進化にますます目が離せませんね。

新潟を代表する日本酒

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おいしい日本酒がたくさんある新潟県ですが、ここでは代表的な銘柄をいくつか紹介します。

◆八海山/純米吟醸 
飲み飽きない、まろやかな酒質の中に、ほどよい味のふくらみと幅があり、酸と旨みのバランスも絶妙でキレの良い辛口純米吟醸。香りはひかえめで、個性を主張しすぎることなく、料理を引き立てる上品で洗練された味わいです。

◆越乃寒梅/大吟醸
吟味を重ねた酒米を30パーセントまで丁寧に磨き、醸した酒。品格のある吟醸香と余韻が素晴らしく、一時は「幻の酒」として値段が高騰したことも。昭和10年代から一貫して端麗辛口の酒を造り続ける石本酒造の逸品。

◆鶴齢/純米吟醸
「米、水、つくり手のすべてが新潟産」という青木酒造こだわりの酒。米本来の味を重視しながらも、軽くソフトに仕上げ飲み飽きしない味わいです。ほのかな香りと優しいふくらみが調和する鶴齢定番の日本酒。

◆麒麟山/伝辛
「伝辛」という酒名が示す通り、麒麟山酒造の伝統である辛口をつらぬく酒。辛口ながら、爽やかさを与える適度な酸があり、軽快でスッキリした味わい、キレの良い後味が和食はもちろん繊細な料理とも好相性です。常温、冷、燗と幅広く楽しめるのも魅力。

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