焼酎を冷凍?!キンキンに凍らせて飲む焼酎
焼酎を冷凍させ飲む方法にパーシャルショットがあります。凍らせたことで、すっきりと飲むことができ、アルコール度数が高い焼酎でもアルコールをあまり感じずに楽しむことができます。夏の暑い夜のお供におすすめの飲み方です。
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パーシャルショットという飲み方
シャリシャリになったお酒を飲んだことはありませんか? 「パーシャルショット」は、アルコール度数の高いお酒を凍らせて飲む方法です。水は0度で凍ってしまいますが、アルコール度数の高いお酒はその強さによって凍る温度が違います。アルコール度数15度の凍結温度は約マイナス7度、20度で約マイナス11度、40度で約マイナス31℃、60度で約マイナス44.5℃。家庭用冷凍庫の温度は一般的にマイナス18度ですから、20度以上のアルコールを凍らせてもシャリシャリ&またはトロトロの状態になります。
焼酎以外では、日本酒の「みぞれ酒」も同じ種類です。
パーシャルショットの作り方は簡単。アルコール度数の高い焼酎を瓶ごと冷凍庫で冷やすだけ。そのまま飲んでもおいしいですが、ソーダやジュース、お茶などで割れば、水っぽくならず最後までおいしく飲むことができます。
アルコール度数が高いのですが、凍らせたことでひんやりスッキリしていてアルコールをあまり感じないため、ついつい飲み過ぎてしまいそうです。
凍らせて飲むのが前提「シャリキン」
宮崎本店 キンミヤ焼酎 シャリキンパウチ
パーシャルショットに特化した焼酎が「シャリキン」です。
三重県の酒蔵、宮崎本店で造られている「キンミヤ」は、サトウキビで造られた甲類焼酎として広く親しまれている銘柄。このキンミヤを瓶ではなく、90ミリリットルのパウチに入れたものが「シャリキン」です。これをそのままの状態で冷凍庫に24時間以上入れ、軽くもんでからグラスに開けるだけで、おいしいパーシャルショットが完成します。
ソーダやホッピーで割ってもおいしいですが、最近流行っているのがシソ風味の炭酸飲料「コダマバイスサワー」で割る方法。シソ風味の爽やかな酸味がシャリキンとぴったり! シソのピンク色もきれいで杯が進んでしまいます。
凍らせてもおいしい焼酎2銘柄
Kaede Kome/ Shutterstock.com
パーシャルショットで飲む焼酎は、アルコール度数が高ければ基本的にどんなものでもおいしく飲めます。でも、焼酎らしい味わいを残すならば、凍らせても味わいがしっかりしているものを選ぶとよいでしょう。ここでは香りと味わいがはっきりしている泡盛の2銘柄を紹介します。
南国氷酎(新里酒造)
パーシャルショット専用の泡盛で、ボトルごと冷凍庫に入れます。常温に戻るにつれ、フルーティーで華やかな香りが戻り、飲み進めるのがたのしいはずです。とろりとした濃厚な味わいもくせになるおいしさ。アルコール度数は44度です。
どなん60(国泉泡盛)
与那国島で造られた「どなん60」は、1972年沖縄の本土復帰を記念して造られた泡盛です。芳醇な香りとまるみのある濃厚な旨味は、凍らせても損なわれません。アルコール度数を感じさせない甘味についつい飲み過ぎてしまいそうです。でも、アルコール度数は60度、飲み過ぎにはご注意を!
パーシャルショットで飲めば、少し癖があるかな?と思っていた焼酎もおいしく飲めるので、一度試されてみては。