「ティーチャーズ」とは？ 世界で愛されるスコッチウイスキーの特長や味わい、おいしい飲み方を紹介

スモーキーさが魅力のブレンデッドスコッチウイスキー「ティーチャーズ」の魅力に迫ります。

「ティーチャーズ」はスコットランド産ブレンデッドウイスキー

出典：サントリー「ティーチャーズ」ブランドサイト

スコットランドのハイランド地方で生産されている「ティーチャーズ」の概要や名前の由来についてみていきます。

「ティーチャーズ」は歴史あるスコッチウイスキー

「ティーチャーズ」は、160年以上の歴史を誇るブレンデッドスコッチウイスキーの人気ブランド。創業者の、高品質な味わいを多くの人に届けたいという想いから生み出された「ティーチャーズ」は、上質な味わいで世界中の人に愛飲されています。

スコッチウイスキーらしいスモーキーさを、比較的リーズナブルな価格で味わえるのも、「ティーチャーズ」の魅力のひとつ。「スコッチウイスキーは初めて」という人でも気軽にチャレンジしやすく、デイリーでたのしみたい人にもぴったりのウイスキーです。

「ティーチャーズ」は誕生以来、少しも妥協を許さず、真剣にウイスキー造りに向き合ってきたブランドです。今もビームサントリー傘下で、磨き抜かれた技術を駆使し、すべての工程を丹念に仕上げるこだわりのウイスキー造りが続けられています。

出典：サントリー「ティーチャーズ」ブランドサイト

「ティーチャーズ」の名は創業者の名前に由来

「ティーチャーズ（TEACHER’S）」のブランド名は、創業者のウィリアム・ティーチャー氏に由来します。先見の明があったウィリアム氏は、早いうちからブレンデッドウイスキー造りを志しました。

グラスゴー郊外で生まれたウィリアム氏は、母との生活のために幼いころから商いに触れて育ち、事業には品位と信頼が不可欠だと学びます。1823年に酒税法が改正され、税率が下げられたことをチャンスと捉えた彼は、弱冠12歳にして高品質なウイスキー造りに乗り出すことを決意。それから7年後、独自にウイスキーのブレンドを開始します。

1834年、ウィリアム氏は自らの名を冠したドラムショップ、「ウィリアム・ティーチャー」をグラスゴーにオープン。ドラムショップとは、今でいうワンショットバーのようなもので、看板には名前の頭文字を取った「WT」のマークを掲げていました。

格式高い空間で上質なウイスキーをたしなむスタイルが当時の人たちの心をつかみ、ドラムショップは瞬く間に評判に。2号店のオープン後には酒類販売免許を取得して、ウイスキーボトルの販売を開始します。この持ち帰り用ボトルこそ、「ティーチャーズ」の起源です。ここからブランドは大きく羽ばたいていくことになります。

「ティーチャーズ」はスモーキーな味わいが魅力

出典：サントリー「ティーチャーズ」ブランドサイト

「ティーチャーズ」は、創業者のウィリアム氏がハイランドモルトのスモーキーさにほれ込み、試行錯誤を重ねて生まれたブレンデッドウイスキーです。キーモルトは、「ティーチャーズ」のために設立された、アードモア蒸溜所のシングルモルトウイスキー。それに加えて、複数のモルトウイスキーとグレーンウイスキーを絶妙にブレンドすることで互いの長所を引き出し、香味豊かな至高の味わいに仕上げています。

「ティーチャーズ」といえばスモーキーな風味に特長があり、なかには正露丸のような香りを感じる人もいます。この独特のスモーキーフレーバーを演出するのは、アードモア蒸溜所の原酒によるもの。ピートをしっかり燻した原酒が高い割合でブレンドされているため、スコッチウイスキーらしい贅沢な味わいをたのしめるのです。

「スモーキーフレーバーはあまり得意じゃない」という人もいますが、「ティーチャーズ」のスモーキーさは心地よくさわやかなので、初心者でも飲みやすいと感じるはずです。

ブランドの代名詞「ティーチャーズ ハイランドクリーム」の特長

出典：サントリー「ティーチャーズ」ブランドサイト

「ティーチャーズ ハイランドクリーム」は、創業者で名ブレンダーでもあったウィリアム・ティーチャー氏が、「これぞ完璧」と納得するまで試行錯誤を繰り返し、吟味して生まれた最高傑作。スコットランドで商標登録されたのは1884年のことで、その後、息子たちの手によって世界に広められていきました。

アードモアモルトをキーに、多数のモルトウイスキーと3種類のグレーンウイスキーをブレンドした「ティーチャーズ ハイランドクリーム」の注目すべき特長は、こだわり抜いたモルトウイスキーのブレンド比率を高めることで生まれるさわやかなスモーキーフレーバー。さらに、熟したリンゴや洋梨を想わせる香りや、穀物由来の甘いコク、シルクのようなやさしい風味が魅力を添えています。

多様なウイスキーの無限の組み合わせから、世界が認めるブレンデッドウイスキーを生み出せるのは、長年培った経験や知識、卓越したブレンド技術があればこそ。160年以上脈々と継承されてきた高品質な味わいを、ぜひ堪能してみてください。

「ティーチャーズ」のおいしい飲み方

出典：サントリー「ティーチャーズ」ブランドサイト

複数の原酒をブレンドした「ティーチャーズ」は飲み方を選ばず、リッチな味わいをたのしめるのが魅力です。ここでは、ぜひ一度は味わってほしい、おいしい飲み方を紹介します。

ハイボールやストレート、ロックでリッチな味わいを満喫

「ティーチャーズ」は、多彩な飲み方でたのしめるブレンデッドウイスキー。心地よいスモーキーさと香味豊かな味わいが飲み手を魅了します。

ハイボールは、「ティーチャーズ」最大の特長であるスモーキーさが、よりさわやかに感じられる飲み方。氷をたっぷり入れたグラスに、「ティーチャーズ ハイランドクリーム」、冷えたソーダの順で注ぎ、マドラーで軽く縦に1回かき混ぜればおいしい一杯の完成です。ウイスキーとソーダの割合は1：3を目安にお好みで調整してください。爽快な味わいの「ティーチャーズ」のハイボールは、食事にもぴったりです。

「ティーチャーズ」の心地よいスモーキーさをダイレクトに味わうなら、ストレートが最適。モルトの複雑さや、グレーンウイスキーのやわらかな味わいも堪能できます。

ロックは、氷が溶けるにつれ味わいの変化をたのしめるのが魅力。溶けた氷が「ティーチャーズ」のスモーキーさをやわらげ、まろやかな味を引き出します。立ち上る香りと、芳醇な香味、心地よい余韻を存分に満喫してください。

smspsy / Shutterstock.com

「ゴッドファーザー」などウイスキーベースのカクテルもおいしい

ウイスキーベースのカクテルに使用しても「ティーチャーズ」の存在感は失われません。

映画『ゴッドファーザー』に由来するカクテル「ゴッドファーザー」は、スコッチウイスキーベースのカクテルでおなじみです。スコッチウイスキー×アマレットで作るシンプルなレシピながら、奥深い味わいが魅力で、幅広く親しまれています。

作り方は、氷を入れたロックグラスに、「ティーチャーズ」とアマレットを3：1～4：1の割合で注ぐだけ。スモーキーな風味をたたえた「ゴッドファーザー」は格別の味わいです。アルコール度数が高めなので、ミネラルウォーターなどのチェイサーを用意して、ゆっくりと味わってくださいね。

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160年以上の歴史を持つ「ティーチャーズ」は、創業者のウィリアム氏が、試行錯誤を重ねて生み出したブレンデッドスコッチウイスキーです。歴史に想いを馳せながら、さわやかなスモーキーフレーバーをぜひ堪能してみてくださいね。

販売元：サントリー株式会社
「ティーチャーズ（TEACHER’S）」ブランドサイトはこちら

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