ブルーカクテルでリゾート気分を! ブルーキュラソーで作る色鮮やかなカクテルの魅力

ブルーカクテルでリゾート気分を! ブルーキュラソーで作る色鮮やかなカクテルの魅力
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「ブルーカクテル」と一口にいっても、多様なカクテルがありますが、その多くに共通している材料が「ブルーキュラソー」。今回は、ブルーカクテルの特徴に触れながら、ブルーキュラソーを使った色鮮やかなブルーカクテルを紹介していきます。

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ブルーカクテルに使われるブルーキュラソーって、どんなお酒?

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ブルーキュラソーは果実系リキュール、キュラソーの一種

キュラソーとは、スピリッツ(蒸溜酒)にオレンジの果皮を漬け、ハーブや糖分を加えた果実系のリキュール。カリブ海南部に位置するキュラソー島(クラサオ島)で造られたことから、この名で呼ばれるようになりました。

キュラソーは食前酒や食後酒として飲まれるほか、カクテルの着色やお菓子などの風味づけに使われることもあります。

キュラソーには多くのバリエーションがあります。よく知られているのは、「グラン・マルニエ」に代表される褐色のオレンジキュラソーと、「コアントロー」で知られる無色透明のホワイトキュラソーですが、カクテルの彩りとして色鮮やかなカラーキュラソーも用いられます。

ブルーカクテルに欠かせないブルーキュラソーもそのひとつ。ほかにも、赤色のレッドキュラソーや、緑色のグリーンキュラソーなどが、色鮮やかなカクテルの材料として重宝されています。

ブルーキュラソーの特徴と味わい

ブルーキュラソーの魅力といえば、やはりその鮮やかな青色でしょうが、クールな見た目からは想像しにくい味わいや香りも印象に残ります。

やや苦味のある甘さは、カクテルにほどよい風味を添えます。また、オレンジの果皮から生まれた香りは、フレッシュでさわやか。ソーダやフレッシュジュースとの相性もよく、初心者向きの飲みやすいカクテルから、アルコール度数の高い本格的なカクテルまで、幅広く用いられています。

一度は飲みたいブルーカクテル10選

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初心者におすすめのブルーカクテル

ブルーキュラソーを使ったカクテルのなかから、初心者にも飲みやすいブルーカクテルを紹介します。

【チャイナブルー】
ブルーキュラソーとライチリキュールを、およそ2:1の比率で注ぎ、グレープフルーツジュースを加えて作るさっぱりと飲みやすい定番カクテル。アルコール度数も8%程度と低めなので、お酒を飲み慣れていない人でも安心してたのしめます。

【マリブサーフ】
ココナッツリキュール「マリブ」をベースに用いたブルーカクテル。夏のサーフィンカクテルとして知られています。マリブとブルーキュラソー、トニックウォーターを、およそ3:1:8の比率で混ぜるだけと、作り方もいたってシンプル。

【ブルー・コラーダ】
ラムベースのミルク系カクテル「ピニャ・コラーダ」から派生したブルーカクテル。ブルーキュラソー1に対し、ココナッツリキュールとパイナップルジュース、牛乳をそれぞれ4.5加えてシェイクし、クラッシュアイスを詰めたグラスに注いで完成。パイナップルやチェリーで演出すると、南国気分がアップします。

【ブルーラグーン】
「ラグーン」とは、サンゴ礁に囲まれた浅い海のこと。色鮮やかな青い海を思わせるこのカクテルは、パリで生まれたウォッカベースのロングカクテルです。
ウォッカとブルーキュラソー、レモンジュースを、およそ3:1:2の比率でシェイクし、グラスに注いで完成。さっぱりとした味わいですが、アルコール度数はやや高めなので飲みすぎには注意しましょう。

【ターコイズブルー】
映画『カクテル』に登場し、注目を集めたトロピカルカクテル。緑がかった青色、ターコイズブルーの印象的なカラーは、ブルーキュラソーとフルーツジュースの絶妙なバランスから生まれます。ベースにラム酒を使用したものや、ジンを使用したもの、ホワイト&ブルーキュラソーを使用したものなど、多くのバリエーションがあり、使用するグラスもさまざまです。

アルコール度数25度前後のブルーカクテル

ブルーキュラソーを使ったカクテルのなかでも、アルコール度数が25度前後と強めのおすすめカクテルを紹介します。

【スカイダイビング】
上空でしか見られない抜けるような青空をイメージして作られた、日本生まれのブルーカクテル。ホワイトラムとブルーキュラソー、ライムジュースを、およそ3:1:1の比率でシェイクしてカクテルグラスに注ぎ、フルーツや花などを飾らず青一色でたのしみます。

【ブルーマルガリータ】
定番ショートカクテル「マルガリータ」のバリエーションで、ホワイトキュラソーをブルーキュラソーに代えた大人のブルーカクテル。テキーラとブルーキュラソー、ライムジュースをおよそ2:1:1の割合でシェイクし、カクテルグラスの縁に塩をまぶしたスノースタイルでたのしみます。

【フローズンブルーマルガリータ】
「フローズンマルガリータ」のホワイトキュラソーをブルーキュラソーに代えた、シャリシャリ感が心地よいブルーカクテル。テキーラとブルーキュラソー、ライムジュースを、およそ2:1:1の比率で氷と一緒にミキサーにかけ、シャンパングラスでいただきます。

【エメラルドミスト】
数十種類のスコッチウイスキーをブレンドし、ハーブやスパイス、糖分を加えた香草・薬草系リキュール「ドランブイ」にブルーキュラソーを加え、ロックでたのしむ甘口のブルーカクテル。エメラルドグリーンの美しい色味と、冷えたグラスの表面を覆うミストのコントラストを堪能できます。

【コルコバード】
ブラジルの世界遺産「リオデジャネイロ:山と海との間のカリオカの景観群」に含まれる絶景ポイント「コルコバードの丘」から名づけられた、透きとおるようなブルーのカクテル。ドランブイとテキーラ、ブルーキュラソーを、およそ1:1:1の割合でシェイクし、氷を入れたタンブラーに注ぎ、ソーダを適量加えて完成です。

ブルーカクテルを自宅でもたのしもう!

ブルーカクテルを自宅でもたのしもう!

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ブルーカクテルをたのしむための、ブルーキュラソーのおすすめ

ブルーキュラソーが1本あれば、自宅でも手軽にブルーカクテルがたのしめます。おすすめの3銘柄を紹介します。

【ボルス ブルー】
1575年にオランダのアムステルダムで誕生したルーカス・ボルス社が、独自の伝統レシピで造り上げたユニークな後味のブルーキュラソー。数種類のハーブとオレンジの果皮が織りなすフルーティーな香味が特徴です。
アルコール度数:21度

国内販売元:アサヒビール
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【デカイパー ブルーキュラソー】
オランダ女王から「Royal Distillers(Distiller=酒造家)」の認定を受けたアムステルダムのリキュールメーカー、デカイパー社のブルーキュラソー。青色の伸びやかさに定評があります。
アルコール度数:24度

国内販売元:キリン
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【ヘルメス ブルーキュラソー】
日本の洋酒文化を築いてきたサントリーが生んだ、本格的な国産リキュール「ヘルメス」シリーズのラインナップのひとつ。1950年代の発売以来、伝統的な製法で造り続けてきた、コストパフォーマンスの高い1本です。
アルコール度数:40度

国内販売元:サントリー
公式サイトはこちら

ブルーカクテルを自宅でもたのしみたい

ブルーカクテルには、ブルーキュラソーがあれば、自宅でもかんたんに作れるものもあります。いくつか紹介しましょう。

【ブルーハワイ】

ブルーハワイは、南国気分を満喫できるトロピカルカクテルの代表格。ホワイトラムとブルーキュラソー、パイナップルジュース、レモンジュースを、およそ2:1:2:1の割合でシェイクし、クラッシュアイスで満たしたトロピカルグラスに注ぐだけ。ストローを挿したり、パイナップルやチェリー、蘭の花などでグラスを飾ったりすれば、ブルーの美しさが際立ちます。

材料のレモンジュースをココナッツミルクに代えれば、「ブルーハワイアン」というカクテルに。

【ブルーキュラソー&サイダー】

「ボルス ブルー」のアサヒビールがおすすめする、ブルーキュラソーベースのお手軽カクテルです。

氷の入ったグラスに「ボルス ブルー」を注ぎ、サイダーを加えるだけと作り方もかんたんです。お好みでライムを添えて。


「ブルーカクテルでリゾート気分を満喫したいけれど、あまりアルコール度数の高いカクテルはちょっと…」という人には、フランスのブランドが手がけるノンアルコールシロップ「モナン ブルーキュラソウ・シロップ」もおすすめです。いろいろ飲み比べて、お気に入りのレシピを見つけてください。

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