アペリティフ(食前酒)で仲間や家族とたのしいひとときを!

アペリティフ(食前酒)で仲間や家族とたのしいひとときを!
出典 : Elena.Katkova / Shutterstock.com

アペリティフ(食前酒)とは、夕食前に飲む軽めのお酒のことですが、夕食前にお酒やおつまみをたのしむ習慣のことも意味します。フランスでは欠かせない習慣、アペリティフのたのしみ方や、アペリティフに適したお酒、おすすめのおつまみなどを紹介します。

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アペリティフにおすすめのワイン

フランスはワイン大国だけに、アペリティフとしてよく選ばれるのも、やはりワイン。なかでも次のようなワインがアペリティフにおすすめです。

【スパークリングワイン】
さわやかな炭酸が食欲を増進させてくれるスパークリングワインは、アペリティフにぴったり。アペリティフの場合、複雑な味わいのものよりも、カジュアルで飲みやすいタイプのものを選ぶとよいでしょう。

【ロゼワイン】
重すぎず、軽すぎないロゼワインは、どんなシーンにも合わせやすく、アペリティフにもよく用いられます。ロゼのスパークリングワインは見た目も美しく、テーブルが華やぐでしょう。

【辛口の白ワイン】
スティルワインの場合は、辛口の白ワインもおすすめ。すっきりと軽い飲み口で、果実感のあるものが人気です。

【ワインベースのカクテル】
アペリティフにはワインをベースにしたカクテルも人気です。アペリティフ向きの代表的なカクテルを紹介しましょう。

◇スプリッツァー
氷を入れたグラスに白ワインを注ぎ、同量の炭酸水を加えたカクテル。レモンやライムを加えてもよいでしょう。

◇ミモザ
冷やしたスパークリングワインとオレンジジュースを同量注いだカクテル。「この世でいちばん贅沢でおいしいオレンジジュース」と呼ばれています。

◇キール
冷やした辛口の白ワインとクレーム・ド・カシスを4対1の割合で注いだカクテル。白ワインの代わりにシャンパーニュを用いると「キール・ロワイヤル」になります。

アペリティフにおすすめのおつまみ

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アペリティフのお供は手軽につまめる軽食が基本

アペリティフのおつまみは、簡単に用意でき、手でつまんで食べられるフィンガーフードが基本です。チーズやナッツ、ドライフルーツのほか、缶詰やスナック菓子など、調理のいらないおつまみも多く用いられます。

調理する場合も、クラッカーやタルト生地に食材をのせるだけのものなど、手軽に作れるメニューが人気です。

アペリティフでは、お酒とおつまみのペアリングは、あまり気にする必要がありません。夕食に影響が出ない程度の軽食を、適度な分量で用意しましょう。

アペリティフのお供におすすめの簡単アレンジメニュー

手軽に用意できる定番のおつまみも、工夫次第でさまざまなアレンジがたのしめます。アレンジの一例を紹介しましょう。

【カナッペ】

クラッカーやバケットなどに生ハムや野菜、チーズなどをのせたカナッペは、アペリティフの定番のひとつ。のせる食材によって幅広いバリエーションがたのしめるほか、土台部分にズッキーニや大根などの野菜を使えば、サラダのようなさっぱりとしたカナッペが作れます。

【スティックサラダ】

ニンジンやキュウリなどのスティックサラダは、ディップソースを工夫することでたのしみが広がります。味噌マヨネーズやツナマヨネーズ、クリームチーズとコンビーフを混ぜたソースなど、複数のディップソースを用意するのもおすすめです。


夕食前に軽いお酒やおつまみとともに会話をたのしむアペリティフは、心豊かなくつろぎの時間を与えてくれるでしょう。アペリティフのお酒やおつまみは、特別なものを用意する必要はありません。家族や気の合う仲間たちとともに、たのしんでみてはいかがでしょうか。

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