ウイスキーのことを学べる! おすすめの雑誌&書籍
ウイスキーについて知りたいときに、どこから情報を入手していますか? インターネットで調べればわかることもありますが、正しい情報を得るには、プロが編集・執筆した雑誌や書籍がおすすめです。今回はウイスキーの知識を深められる雑誌・書籍を紹介します。
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気軽にたのしめるワンテーマ雑誌のウイスキー特集
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ウイスキー初心者におすすめのワンテーマ雑誌とは
ワンテーマ雑誌(ワンテーママガジン)とは、毎号ひとつのテーマを取り上げて、深掘りする雑誌のことです。「Pen」(メディアハウス)や「ブルータス」(マガジンハウス)などがワンテーマ雑誌にあたり、時折ウイスキー特集を組むことがあります。
ワンテーマ雑誌の特集は、ビジュアルが充実していて初心者でも気軽にたのしめるのが魅力。パラパラとめくるだけで、銘柄や蒸溜所、バーなどが身近に感じられ、奥深いウイスキーの世界の導入部を覗くことができます。
ウイスキーをテーマとしたムック本もおすすめ
ぴあなどが発行するムック本でも、手軽にウイスキーの知識を得ることができます。
たとえば、「ウイスキーぴあ」(電子書籍版もあり)では、ジャパニーズ・ウイスキーの歴史や銘柄、注目の蒸溜所、世界のウイスキーなどについてまとめられているので、知っておきたいウイスキーの基本的な情報を学べます。
また、講談社ムックの「世界の銘酒事典 ウイスキー&ブランデー編2019年版」(電子書籍のみで展開)では、296本のウイスキーの銘柄について知ることができます。税込220円と低価格なのも魅力です。
なお、ムック本とは、雑誌と書籍の中間的な位置づけにある本のことですが、近年は紹介した2冊のように電子書籍で読めるものもあります。
ワンテーマ雑誌で興味を持った銘柄は実際に飲んでみよう
ワンテーマ雑誌のなかでも、とくに「Pen」では頻繁にウイスキー特集を組んでいます。「いま飲むべき1本」が紹介されていることも多いので、興味を持った銘柄は実際に購入して飲んでみることをおすすめします。
ボトルで購入するのがためらわれる場合は、バーなどで1杯ずつ試してみるとよいでしょう。ウイスキーは嗜好品なので、人によって好みの味わいや香りは異なります。雑誌の紹介内容と、自分で飲んだときの感想を比較してみるとおもしろいですよ。
より専門的な情報を得られる ウイスキー専門雑誌
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世界のウイスキー事情を幅広く知りたいなら専門雑誌がおすすめ
ウイスキーの最新情報に触れて、知識をブラッシュアップしていきたいなら、ウイスキーの専門雑誌を読むのがいちばんです。
現在、国内唯一の専門雑誌として定期発行されている「Whisky Galore(ウイスキーガロア)」では、国内外のウイスキー事情を詳しく知ることができます。
なお、過去には「The Whisky World(ザ・ウイスキー・ワールド)」という専門雑誌もありましたが、残念ながら廃刊しています。
ウイスキー専門雑誌「ウイスキーガロア」の詳細
2017年に創刊した「ウイスキーガロア」は、現地取材に基づく最新情報を、「どこよりも早く、正確に」伝えるメディアです。
立ち上げたのは、株式会社ウイスキー文化研究所代表の土屋守氏です。土屋氏は、日本の著名なウイスキー評論家・執筆家として知られています。
ウイスキーの第一人者である土屋氏が編集長を務める「ウイスキーガロア」には、骨太で読み応えのある記事が満載。スコッチやジャパニーズ・ウイスキーなどの蒸溜所の取材記事や、専門家によるテイスティング評価など、興味深いテーマの記事が豊富に収録されているため、ウイスキーのプロからも厚い信頼を寄せられています。
「ウイスキーガロア」の英語版記事が配信スタート
2020年10月1日からは、「ウイスキーガロア」の英訳記事が読める、海外向けの有料配信サービスもスタートしています。これは、日本の酒文化を海外に伝えるWebメディア「nomunication.jp」とのコラボレーションによるもの。
世界でも人気の高いジャパニーズ・ウイスキーやスピリッツなどの最新情報を月額1,000円で配信していて、海外ファンからも注目されています。
英語に詳しい人は、こちらの配信サービスを利用してもよいかもしれません。
ウイスキーの知識をしっかりと身につけたいなら書籍がおすすめ
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基本的なウイスキーの知識を包括的に学べる書籍
ウイスキーの基本を幅広く詳しく学びたいなら、書籍を読むとよいでしょう。
とくに、土屋守氏が執筆した『ウイスキー完全バイブル』(ナツメ社)は、ウイスキーの歴史、世界5大ウイスキーの特徴、蒸溜所や銘柄の特徴などが網羅されているので、ウイスキーの基本を学ぶのに適しています。
また、シングルモルトについて詳しく学びたいなら、ベンチャーウイスキーの肥土伊知郎(あくといちろう)氏が監修した、『シングルモルト&ウイスキー完全バイブル』(ナツメ社)もおすすめです。
いずれも写真などのビジュアルが充実しているので、入門書として人気があります。
もうひとつ紹介したいのが、ベルギー人ジャーナリストのステファン・ヴァン・エイケン氏が著した、『ウイスキー・ライジング』(小学館)です。ジャパニーズ・ウイスキーの歴史や、国内蒸溜所のデータ、日本を代表するウイスキーのシリーズや銘柄など、幅広い情報が網羅されていて、ジャパニーズ・ウイスキーの専門書として注目されています。
書籍『ウイスキー・ライジング』で、ジャパニーズ・ウイスキーに対する知見を深めよう
読み物としてたのしみながら深く学べる書籍
写真などのビジュアルは少ないですが、読み物としてたのしめる書籍もあります。
『いちばんよくわかるウイスキーの教室』(彩図社・山下大知著)は、世界5大ウイスキーの蒸溜所や銘柄の特徴について、順を追って読み進めながら知識を得ていくことができる本です。世界のウイスキーの味わい方についてもわかりやすく説明されているので、ウイスキーを実際に飲んで香りや味わいを確認するときの参考にもなります。
また、サントリーの名誉チーフブレンダー、輿水精一(こしみずせいいち)氏が著した『大人が愉しむウイスキー入門』(ちくま新書)は、ジャパニーズ・ウイスキーの歴史や飲み方を知るのにおすすめの1冊です。近年のウイスキー事情を、教養として得ることができます。
ウイスキーの銘柄の特徴を学べる書籍
ウイスキーの銘柄に特化した書籍もあります。
たとえば、『厳選ウイスキー&シングルモルト手帖 ウイスキーを識(し)る』(世界文化社)には、日本人の専門家が厳選した世界の230本のウイスキーのテイスティング評価などが掲載されています。日本人の味覚で評価されているので、より好みに近いボトルを見つけるのに役立つでしょう。
初心者は雑誌のウイスキー特集をチェックすることから始めて、興味に合わせて書籍やウイスキー専門雑誌などに手を広げていくとよいでしょう。ウイスキーに対する知識が深まれば、ウイスキーライフがより豊かで、たのしいものになりますよ。
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