王者の風格漂う「シーバスリーガル」の代表的な銘柄と飲み方を知ろう!
「シーバスリーガル」のおいしい飲み方をご存知ですか?シーバスリーガルは、スコットランド生まれのブレンデッドウイスキーで、世界100カ国以上で愛されています。今回はシーバスリーガルの歴史や製法、代表銘柄、おすすめの飲み方を紹介します。
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目次
「シーバスリーガル」はスコットランドの代表的なブレンデッドウイスキーのブランド
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社提供
まずは、スコッチウイスキー「シーバスリーガル」の歴史と、「シーバスリーガル」の故郷スペイサイドについて紹介していきます。
「シーバスリーガル」とは?
「シーバスリーガル」は、スコットランドで生産されているウイスキーブランドのひとつ。ラインナップのメインは、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。
ブレンデッドウイスキーは、一般的にバランスがよく飲みやすいと評されます。「シーバスリーガル」もブレンダーの卓越した技術とセンスにより、誰もが親しみやすい、まろやかな風味に仕上げられているので、初心者でも飲みやすいと感じられるはず。
世界100カ国以上で愛されている「シーバスリーガル」。日本では、世界的な酒類メーカーであるペルノ・リカール社の日本法人、ペルノ・リカール・ジャパン株式会社が販売しています。
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社提供
200年を超える「シーバスリーガル」の歴史
「シーバスリーガル」は、シーバス兄弟が立ち上げたシーバス・ブラザーズ社が生み出したブランドです。その歴史は、1801年に遡ります。
スコットランドの農家に生まれたシーバス兄弟は、「世界を変えたい」という強い想いから村を出て、スコットランド北東部の都市・アバディーンにたどり着きました。
兄のジェームスがこの街の高級食料品店で働き始めると、瞬く間に評判の商人に。まもなく弟のジョンを招き入れて、シーバス・ブラザーズ社を創設しました。
ブレンデッドウイスキーの製造を開始したのは、1840年代に入ってからのことです。当時主流のシングルモルトウイスキーは、荒っぽい味で、あまり飲みやすいものではなかったそう。
シーバス兄弟は、「よりなめらかで豊かな味わいのウイスキーを」という顧客の声に応えるため、熟成したウイスキーのブレンディングに挑みました。そうして生み出されたのが、「シーバスリーガル」の原型にあたるブレンデッドウイスキーだったのです。
ウイスキー造りの功績が認められ、1843年にジェームス氏は英国王室御用達の栄誉に輝いています。
現在の「シーバスリーガル」ブランドは、1909年に初代マスターブレンダーのチャールズ・ハワード氏と、シーバス・ブラザーズ社の従業員であったアレクサンダー・スミス氏によって、贅沢な25年熟成のブレンデッドを世に送り出したのが始まりです。
世界進出した「シーバスリーガル25年」は、20世紀初頭のアメリカの富裕層に、大いに受け入れられました。
「世界初のラグジュアリーウイスキー」として誕生した「シーバスリーガル」は、世界中の人から愛されるウイスキーブランドとして、今も変わることのない敬意と称賛を得ています。
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社提供
「シーバスリーガル」を産んだスペイサイドとは?
「シーバスリーガル」の故郷は、ハイランド地方の中心部に位置する「スペイサイド」という地域。全長約160キロメートルのスペイ川流域に広がるスペイサイドには、スコットランドで稼働中のモルトウイスキー蒸溜所の約半数が集中していて、スコッチウイスキー最大の産地として知られています。
スペイサイドは、ハイランドやローランド、キャンベルタウン、アイラ、アイランズと並ぶ「スコッチウイスキーの6大生産地」のひとつで、もともとは広大なハイランドの一部に含まれていました。
しかし、「シーバスリーガル」をはじめ、「マッカラン」や「クラガンモア」など世界的にも有名な銘柄を多く産出していることから、スペイサイドとして独立して語られるようになりました。
ちなみに、スコットランドで生産されているモルトウイスキーは、産地の名前を頭につけて、「ハイランドモルト」や「アイラモルト」などと呼ばれます。
スペイサイドモルトには繊細で華やかな香りとバランスのよい味わいを持つものが多く、ブレンデッドウイスキーの軸となるキーモルトにもよく使用されています。
「シーバスリーガル」を特徴づける2つの要素
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社提供
世界で愛される「シーバスリーガル」はどのように造られているのでしょう。「シーバスリーガル」を形作る2つのエッセンスと、「シーバスリーガル」に欠かせないマスターブレンダーの役割について見ていきます。
「シーバスリーガル」に欠かせない「ストラスアイラ」の存在
ブレンデッドウイスキー「シーバスリーガル」は、何十種類もの原酒をブレンドして造られています。なかでも重要なのが「キーモルト」。キーモルトとは、ブレンデッドウイスキーの味わいの核となるモルトウイスキーのことを指します。
「シーバスリーガル」のキーモルトには、スペイサイドを代表するモルトウイスキーが使用されています。このうち、もっとも重視されているのが、ストラスアイラ蒸溜所が造る豊かでまろやかなシングルモルトウイスキー「ストラスアイラ」です。
1789年、スペイサイドのキース地区に創業したストラスアイラ蒸溜所は、スコットランドでも最古級の蒸溜所。「シーバスリーガル」に欠かせないモルトウイスキーを生産していることから、「Home of Chivas(シーバスの故郷)」と呼ばれています。
ストラスアイラ蒸溜所はかつて「ミルタウン蒸溜所」と名乗っていましたが、1950年にシーバス・ブラザーズ社が買収したのを機に、ストラスアイラに変更されました。
キーモルトの「ストラスアイラ」は、リンゴを想わせる芳醇でフルーティーな香りや、ナッツのような濃厚なコクと甘味、リッチでまろやかな味わいが特徴。「シーバスリーガル」の飲みやすさを支えています。
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「シーバスリーガル」のマスターブレンダーの役割
「シーバスリーガル」は、最高級の原酒を選りすぐり、完璧にブレンドすることで生み出されていますが、その作業は、マスターブレンダーの指揮のもとで進められます。
マスターブレンダーとは、一般的にはブレンダーの最高責任者のこと。ブレンダーの仕事は、原酒をブレンドして新たな商品を生み出す仕事のほかに、ブランドの品質維持や原酒の在庫管理など多岐にわたります。
魅惑のシンフォニーを奏でる「シーバスリーガル」の味わいは、歴代のブレンダーたちに継承されてきた技術と伝統から生み出されています。
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「シーバスリーガル」を心ゆくまで味わおう! おすすめのラインナップを紹介
ここでは、「シーバスリーガル」のラインナップから、代表的な商品について紹介します。
シーバスリーガル 12年
出典:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 「シーバスリーガル」ブランドサイト
「シーバスリーガル12年」は、リッチでスムースなボトル。ハーブやハチミツ、果物のような芳醇な香りが特徴で、バニラとヘーゼルナッツの風味とともに、熟したリンゴとハチミツの味わいが広がります。クリーミーでまろやかな舌触りと、長く続くやわらかな余韻をたのしめます。
シーバスリーガル ミズナラ 12年
出典:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 「シーバスリーガル」ブランドサイト
日本原産の希少なミズナラ樽で一部を後熟させた選りすぐりの原酒をブレンドした日本向けの商品。なめらかで芳醇な味わいの「シーバスリーガル」に、ミズナラ由来の繊細でほのかな、スパイシーな風味が加わった見事なバランスが魅力です。
シーバスリーガル 18年
出典:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 「シーバスリーガル」ブランドサイト
「シーバスリーガル18年」は、複雑で芳醇な味わいのスーパープレミアムブレンデッドスコッチウイスキー。85種類のアロマが奏でるハーモニーと、完璧なバランス、ベルベットのようななめらかさが魅力です。「シーバスリーガル」が誇るマスターブレンダーの技術とセンスを集結させた、究極の1本です。
シーバスリーガル 18年 ミズナラ カスク フィニッシュ
出典:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 「シーバスリーガル」ブランドサイト
18年以上熟成されたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドし、日本原産のミズナラ樽でフィニッシュ。スコットランドと日本のクラフトマンシップが融合した特別な1本です。シーバスリーガルならではのフルーティーでエレガントな味わいと、ほのかなスパイス香をたのしんで。
※日本市場限定商品
「シーバスリーガル」の12年・18年などをたのしむなら、どんな飲み方がおすすめ?
出典:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社 「シーバスリーガル」ブランドサイト
「シーバスリーガル」は、さまざまな飲み方でたのしめるブレンデッドウイスキーです。ぜひ味わってほしい、おすすめの飲み方をいくつか紹介します。
まずは定番の飲み方ロックやストレートで
ストレートは、「シーバスリーガル」本来の風味を味わうのにぴったりの飲み方ですが、ウイスキー初心者にとってストレートは「少しハードルが高い」と思われるかもしれません。
でも、まずはストレートで香りや味わいを確かめてからロックなどほかの飲み方に移れば、飲み方によって異なる表情を見せる「シーバスリーガル」の多彩な魅力に気がつくはずです。
ロックにすると、まろやかさが増していっそう飲みやすくなり、氷が溶けるにつれて広がる、華やかな香りも堪能できます。
トワイスアップで香りを堪能
「シーバスリーガル」の香りを存分にたのしみたいときは、トワイスアップが一押しです。
トワイスアップは、ウイスキーと常温の天然水またはミネラルウォーターを1:1の割合にする飲み方。加水することで「シーバスリーガル」の香りが開いて、フルーティーな香りやオークの香りなど、複雑に重なり合うアロマを満喫できます。
melnyk mariya/ Shutterstock.com
水割りやハイボールにも合う
食事に合わせたいときにおすすめの飲み方は、水割りやハイボール。天然水やソーダ(炭酸水)で好みの濃度に調整できるので、ウイスキー初心者にもおすすめできます。
水割りは、氷をグラスいっぱいに入れて、ウイスキーと冷やした天然水またはミネラルウォーターを好きな割合で注いで作ります。
ハイボールは水割りの作り方に似ていて、基本的には天然水をソーダに変えるだけで作れますが、「シーバスリーガル」がおすすめするハイボールの作り方は、少し手順が異なります。「シーバスリーガル12年」を使ったレシピは次のとおりです。
まず、グラスに「シーバスリーガル12年」50ミリリットルとソーダ100ミリリットルを注ぎます。氷をグラスいっぱいに入れ、さらにソーダ50ミリリットルを加えて軽く1回混ぜます。オレンジの皮をグラスのふちに飾れば完成。
「シーバスリーガル」の味わいは水などで割っても崩れにくいので、クリーミーな風味を心ゆくまでたのしめます。
「シーバスリーガル」はカクテルで飲むのもおすすめ
「シーバスリーガル」はカクテルにも最適なウイスキーです。ここでは「シーバスリーガル 12年」、「シーバスリーガル ミズナラ 12年」、「シーバスリーガル 18年」にぴったりのおすすめカクテルを紹介します。
ペニシリン
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シェイカーに「シーバスリーガル 12年」40ミリリットル、ピーテッド・シングルモルト・スコッチウイスキー10ミリリットル、レモン果汁20ミリリットル、ハニーシロップ15ミリリットル、ショウガ果汁15ミリリットル、氷を入れてシェイクします。
氷の入ったグラスに濾しながら注ぎ入れ、スライスしたレモンを飾ります。
セカンドセンチュリー
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クーペグラスに氷を入れ、しばらく置いてグラス自体を冷やします。ミキシンググラスに、「シーバスリーガル ミズナラ 12年」50ミリリットル、ソーテルヌ・デザートワイン10ミリリットル、醤油3ダッシュを入れて混ぜます。
グラスの氷を取り出し、オレンジの皮をグラスのふち全体にこすりつけます。グラスに先ほど混ぜたカクテルを注ぎ、オレンジの皮を飾ります。
エイティーンス・カップ
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トールグラスに氷を入れ、リボン状のキュウリをグラスの内側に添わせて巻きながら入れ、スライスしたイチゴも入れます。
「シーバスリーガル 18年」 40ミリリットル、オレンジリキュール20ミリリットル、スイートベルモット20ミリリットル、アップルエイド 60ミリリットル、ジンジャーエール40ミリリットルを入れ、軽くステアしたら完成です。
「シーバスリーガル」の公式サイトでは、「シーバスリーガル」をベースにしたおすすめのカクテルレシピがたくさん紹介されています。いろいろ試して、お気に入りを見つけてみてください。
「シーバスリーガル」ブランドサイト|シーバスリーガルのカクテルレシピ
超長期熟成の「シーバスリーガル25年」や「シーバスリーガル アルティス」はぜひともストレートで!
ペルノ・リカール・ジャパン株式会社提供
「シーバスリーガル25年」は、ブランド誕生当時の「シーバスリーガル25年」へのオマージュとして造られたブレンデッドウイスキー。25年以上熟成させた最上級原酒だけがブレンドされた贅沢な味わいが魅力です。
もうひとつは、「シーバスリーガル アルティス」。5人の歴代マスターブレンダーに敬意を表して造られた、至高のブレンデッドモルトウイスキーで、名高い5つの蒸溜所のモルトウイスキーがブレンドされています。
これらは、水や氷を使わず、ぜひともストレートで味わいたいもの。「25年」をストレートで飲めば、エレガントでラグジュアリーな芳香をダイレクトに感じることができ、上品な甘味も堪能できます。一方の「アルティス」では、芳醇なアロマやバニラのような口当たり、複雑に重なり合うフレーバーをたのしめます。
チェイサーとして天然水やミネラルウォーターを用意して、究極のブレンディング技術で生まれた2つのボトルを、じっくり時間をかけて味わってみてください。
世界100カ国以上で愛されるブレンデッドスコッチウイスキー「シーバスリーガル」は、まろやかで親しみやすい味わいが魅力。定番の飲み方からカクテルまで、多彩な飲み方でたのしめる懐の深さが、多くの人を惹きつけるのかもしれませんね。
販売元:ペルノ・リカール・ジャパン株式会社
「シーバスリーガル」ブランドサイトはこちら